青春18切符 甲州遠征①
今回は甲信越地方を一泊二日で遠征します。大阪東京間の東海道線と中央線を縦につなぐ身延線と飯田線をコンプリートします。
★1日目
大阪6:35→8:22米原8:33→9:05大垣9:11→10:39豊橋10:42→11:17浜松→休憩→浜松12:10→13:39興津13:54→14:13富士14:17→17:14甲府→休憩→甲府20:40→22:26松本
☆2日目
松本11:34→12:10辰野12:29→15:09天竜峡15:11→18:24豊橋→休憩→豊橋20:23→22:10米原22:14→23:37大阪
前回の鉄道旅はこちら
駅メモ 関西大回り電車旅③ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
関西発 駅メモ山梨県遠征
大阪〜東京を結ぶ中央線と東海道線は今後の遠征で何度か乗車することになるので、中央線から北側の大糸線や小海線は切り分けて考えます。
まずは、この2つの路線を結ぶ身延線と飯田線の乗車計画を立てましょう。身延線を乗り通すのに3時間、飯田線に至っては6時間かかる難関路線で、どちらも一日がかり。
身延線と飯田線をコンプリートした後は、中央線を使いながら、松本を経由して飯山線と大糸線に乗る計画を立てるだけなので今後の遠征計画の糸口も見えてくると思います。
信州エリアは所々で私鉄がメイン路線になっているため青春18きっぷが使えません。さらに一つの路線を乗り通すのにも時間がかかるので何気に難所のエリアになります。
攻略のコツは私鉄にも乗ることができる休日パスや地域のお得きっぷを使った遠征で私鉄を潰しておくと、費用を抑えれるはずです。
駅メモ 大阪〜浜松
いつものように早朝の大阪駅からスタート。早朝の新快速で米原まで。遠征や大回りで何度も通る京都線や琵琶湖線は割愛します。
米原で乗り換える大垣行きの列車は車両数が多いので、急がなくても座れると思います。どうしても窓側を〜というのであれば、急いで乗り換えましょう。
窓際に座った所で、米原〜大垣区間は駅数も少なく景色も単調です。毎度お馴染みのグッスリお休みの時間。
起きた頃には既に終点の大垣駅。何度も乗る路線なので、取りこぼしたとしても気にする必要はありません。
豊橋行きの新快速に乗り換えて、ひたすら並行する名鉄名古屋本線をポチポチ。
名鉄名古屋本線はレーダーとチェックインで全て取得することができます。名古屋鉄道の乗り通しは丸一日かかるので上手くレーダーを使って下さい。
筆者としては、岐阜〜名古屋区間、岡崎〜豊橋区間でチェックインできなかった駅をレーダーで取得するぐらいでよいかと思います。
大垣〜豊橋区間もまた何度も乗ることになる路線です。何回か乗車した後に、未取得の駅を確認してからレーダーを使用するのがオススメです。
※参考記事
東海道線 青春18きっぷ 駅メモ
豊橋駅で各駅停車に乗り換え。豊橋〜掛川にかけて遠州鉄道と天竜浜名湖線のローカル私鉄が浜名湖を囲うように迂回しています。
これらは東名高速や新東名高速(緑線と紫線)に乗った時にレーダーを使用することでほぼ全ての駅を取得できます。
駅メモをしていれば大阪〜東京区間を安く移動できる高速バスにも何度か乗るはずです。その時に最低でも天竜浜名湖鉄道の左半分(赤点線部分)をコンプリートしておきましょう。
(尾奈駅から北側の赤点線部分は最低でも抑えておきたい部分です。)
たとえ、高速道路から大量のレーダーを使用することになったとしても高速バスからコンプリートする方が楽です。
筆者も大井川鐵道のバスツアーで周辺の高速道路を通った時にレーダーで取得しておけば良かったと後悔したぐらい。
※参考記事
駅メモ高速道路 大阪発①大井川鐵道ツアー(新名神、伊勢自動車道、東名高速) - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
大阪から青春18切符で東海道線を抜ける場合、浜松から先の列車はすでに混み合っていて席の確保に苦労します。差詰、浜松駅は、近畿と中国地方を分ける姫路駅のよう。
甲府行の身延線列車まで時間に余裕がかるので浜松駅で寄り道してランチタイムにしてはいかがでしょう。浜松から先の列車本数が多いので時間をズラすならば浜松駅で。
浜松名物といえばB級グルメの浜松餃子。
むつぎく というお店が有名なのだとか。
開店前にも関わらず行列ができていて、開店前に並んでも11番目。
店に入るのが第二陣になるようなら列車に間に合わなくなるので、他の店に行く方が無難です。注文してから食べ終わるまでを最低限30分は見込んだうえで行ける店を選びましょう。事前の下調べが1番大事です。
ムツギクの餃子は野菜が多く、あっさりしていて20個でも余裕で食べれます。
いつもながら、一時間の接続待ちの間にとる食事はどうしても忙しなくなりますが駅メモの昼食はそんなもの。
浜松からさらに東へ。東海道線の浜松〜熱海は18キッパーの間でも難所として有名。
その理由が、
・乗車時間が長くロングシート車両ばかり
・列車がかなり混む。
・編成によってはトイレもありません。
今回は富士駅で脱出したものの、かなり疲れました。
混んでいる車内で身動きできずにポチポチと。忘れずに静岡〜清水区間で並行する静岡鉄道をレーダーで取得。
青春18きっぷの難所区間では、ある程度進んでから休憩する方が良いです。次に乗る時は静岡駅近辺でランチでもしようかと考えながら興津駅に到着。
興津駅の周辺はロータリーになっていて飲食店やコンビニはありません。ここまでに疲れた身体を延ばしてから富士駅へ。
最低でも東海道線には2回は乗ることになると思います。東海道線の青春18きっぷ旅は休憩地点をどこにするかがポイントです。
駅メモ 身延線
今回の旅の目的の身延線に乗り換え。身延線はレーダーでのコンプリートはできず乗車するしかありません。甲府駅まで三時間近くかかったとしても、途中で折返しするぐらいならば乗り通す方が早いと思います。
クロスシート車両で甲府駅まで約3時間。そのため浜松で何か食べ物を買っておくことをお勧めします。富士駅では売店に寄る時間はありません。
富士駅を発車した後は大きなカーブを描きながら高度を上げていきます。
身延線は急なカーブを描くことから、左右のどちら側に座っても富士山が見えるそうな。
左側に座り富士山を探してみましたがよくわかりませんでした。
ある程度登ると進行方向の左側に市街を見下ろす景色が見えてきます。座るならば進行方向左側がオススメ。
きれいな景色と共に、冬の音楽を聞きながらのんびり鉄道旅。
山を登りきると暫く平坦な線路を走ります。身延線の山越えは中国地方とは違って険しさは感じません。
ようやく中間地点の身延駅。身延駅は観光バスが止まるぐらいの有名な寺があるようで、それなりに栄えています。鉄道旅で初めて寺内町の成立ちの集落を見ました。
身延駅を越えて山を下る頃には、辺りも薄暗くなりはじめます。高速道路が走っていますが、関西からでは、この道路を走るバスに乗る機会はないかと思います。
長い時間をかけて身延線の終着駅の甲府駅に到着。甲府駅前は山梨県の中心都市だけあって大きな駅です。
甲府駅についた頃には明るかった空も真っ暗になっています。長い時間をかけて移動してきたことを実感した瞬間でした。
甲府の町は非常に寒い。雪が積もっていれば回りの寒さを雪が吸収して暖かく感じるとかいいますが、冬場の遠征では寒冷対策をしっかりして下さい。同じような気温でも体感気温が全然違います。
本日の目的地は少し先の松本駅。その前に甲府で晩御飯休憩。
山梨県には煮貝という郷土料理を食べに、あかざわ というお店にちょっと寄り道。
こちらは日本料理のお店でコース料理のみ。アカザワの料理は値段以上の満足感。同じ料理を都心で食べれば3倍はしそう。
コースのどの料理も、
「ほっぺたが落ちる」
という表現がピッタリ。料理についている添え物もイチイチ美味しい。必ずもう一度来たくなると自信を持って言える位にオススメ。
予約が必須なので甲府駅を通るならば是非とも あかざわ へ。移動手段を節約する分、食事にお金をかけてもバチはあたりません。
二時間ほどの幸せな食事の時間を終えて、本日の目的地の松本駅に進みます。
駅メモ 中央線 青春18きっぷ
甲府駅に止まっいる格好いい特急。昭和の頃に聞いた、あずさ2号という歌は、今はもうすでに、あずさ13号。
青春18きっぷでは特急には乗れず鈍行列車で松本へ。以前の特急が使えた四国のバースデーきっぷのお得感に思いを馳せます。
※参考記事
小渕沢駅から車両はガラガラに。中央線は駅に着くたびに扉が開きます。冬の冷たい風が入り込んでこれがまた寒い。
景色は真っ暗で何も見えず。特に楽しみもないままポチポチするだけ。
関東の路線と言ってもほとんどが無人駅で、途中で駅員さんが回って来ても切符検査すらありません。切符をどうやってチェックしているか非常に不思議です。
結局、人のいない列車のまま松本駅に到着しました。
甲府駅と同じく松本市内も寒い。雪が振らないので寒さも余計です。街を散策するのも辛く足早に駅近くのホテルにで休みます。
本日はこれにて終了。次回に続きます。
#15.16
中部地方のターミナル駅になる松本駅は関西からの遠征の中継ぎ地点になるので、何度か宿泊することになると思います。
信州地方は松本を中心に、
名古屋〜松本を結ぶ中央線(西側)
松本〜東京を結ぶ中央線(東側)
松本〜糸魚川を結ぶ大糸線(北側)
松本〜新潟を結ぶ飯坂線(北東側)
をどのように通り過ぎればいいかを考えるようにします。必然といくつかの路線は重複することになりますが、極力重複しないように計画を立てていきたい所です。
東海地方まとめ