駅メモ 関西発広島県遠征②
昨日は宮島の厳島神社を観光して、広島市内で一泊しました。
今回のコース
☆1日目
大阪6:00→7:30姫路7:31→9:08岡山9:11→10:45糸崎10:53→12:43宮島口→広島市内→宿泊
★2日目
八丁堀→縮景園前→徒歩→広島城→徒歩→県庁前9:36→9:39新白島9:54→9:57広島10:03→10:52呉→休憩観光→呉14:04→14:14広14:15→15:42三原16:04→16:34福山→休憩→福山17:30→18:19岡山19:17→20:40姫路20:54→21:58大阪
前回の続きです。
広島電車旅 大阪発駅メモ 宮島観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
本日は広島の呉を中心に観光して大阪に帰ります。
駅メモ 広島県攻略
広島県は中核都市とあって、メイン路線の山陽本線、山側の芸備線、福塩線、海側の呉線、の長い路線が伸びていて取っ掛かりの糸口が見えにくい県になります。
山口県や九州への通過する工程で取得できれば良いのですが、九州への夜行バスで通過することが多く、山口県の路線が単純なので、何度も遠征することはありません。
広島県のコンプリートを目指すのであれば、一日じっくり腰を据えて回るぐらいで工程を組めば、広島県のコンプリートの糸口が見えてきます。
広島散策広島城
本日は昨晩宿泊した八丁堀からのスタートです。呉に向かう前に広島市内の残している駅を取得しておきます。広島市電とアストラムラインの新白島南側の部分はレーダーで取得できるので、
今は朝の8時過ぎ。昨晩は賑わっていた繁華街もこの通り静かなものでした。
大阪方面に戻る前に残った広島市電を取得しに八丁堀駅から白島行きの広電9系統で縮景園前駅に向かいます。
縮景園前駅から市役所方面に歩いて広島城方面へ。広島城までの通りは、ランニングしている人もチラホラ。道も広くて気持ちいい散歩道です。縮景園駅から歩くこと10分で広島城へ到着しました。
第9系統終点の白島駅とアストラムライン南側は、JR 山陽本線と他の広島市電からレーダーで取得できるはずです。
お堀から公園を抜けて天守閣に到着。最近よく聞くチームラボのイベントが開催されているらしく、夜の光の祭典のイベントの風船が大量に残っています。
下から見上げる広島城は、板張りの木目の趣あるお城でした。広島城の中は建て替えられて大阪城のように近代化されているようです。大阪城は中に入ると、近代的になりすぎてガッカリされるそうです。広島城はどうかは知りませんが、大阪城にはエレベーターがあります。
あまり気にしていませんでしたが、現存天守閣というのはなかなか珍しいと思いました。修復されながらも500年近く前の建物が残っていると考えればすごいことです。
そのまま、アストラムラインの駅がある二の丸の方面へ。二の丸には多門櫓と言って外壁の通路が資料室になっていて無料で入ることができます。
板張りの部屋がひんやりしていて日本家屋の粋さを感じました。広島城から紙屋町の地下街を抜けて県庁前駅に向かいます。
アストラムラインは新白島駅まで地下を走ります。今回の工程ではアストラムラインの車窓が見れず残念です。
現在の芸備線は大雨で橋桁が流されたことで広島〜三次区間が不通になっています。芸備線が復旧したときにアストラムラインの北側と福塩線と合わせて、広島県の山間部の乗り潰しをします。
※参考記事
広島県山間部の鉄道旅⑥-④青春18きっぷ2泊3日の旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
芸備線が早く復旧することを願うばかりです。筆者が次の遠征計画を妄想しているうちに新白島駅でJR に乗り換え。
新白島駅は近代的な美しいホームです。これでアムストラムラインの新白島から南側は抑えることができました。
昔は行き先によって改札が違う分離型の駅が多くありました。最近は改装されてホームで行き先を選べるようになっているので便利になったものです。新白島駅はまだ便利になっておらず反対側のホームまで。
広島ラッピングのレッドウィングと書いた車両に乗って広島駅へ。今日もマツダスタジアム広島カープ戦があるようで、広島駅にはカープユニフォームを着た人がたくさん。
ここまでで広島市内の駅を全て取得することができました。前日に他の路線からレーダーで取得しておけば、そのまま広島駅から呉方面に進めるはずです。
駅メモ 呉線
呉線の駅数は21駅以上なので、アイテムの取得はできず乗車しなければなりません。
広島駅でホームを変えて呉線に乗り換え。呉線は見渡す限り18きっぱーはおらず、地元の遊びに行く人で混んでいます。広島から進行方向の右側の席を確保すれば、瀬戸内海の海岸線の車窓が拝めるはずです。
山陽本線とお別れして、大きくカーブすると、瀬戸内海が広がります。どこにでもある普通の海ではありますが、列車の車窓から見る海景色は何故かテンションがあがります。
遠くに見える瀬戸内海の島々を見ながら、呉駅まで約一時間。列車に乗っていた乗客の七割ぐらいがここで下車します。他の乗客と同じく筆者も観光の時間。
昼食には早い時間ですのでブラブラと改札口にあるお土産屋さんでご当地サイダーを購入。特にサイダーに違いがあるわけではないのですが、見つけると何故か飲みたくなるご当地サイダー。
購入するのであれば、その地域の農産物の味がついたサイダーがオススメです。瀬戸内海は八朔風味。甘い炭酸に柑橘系の風味が口の中に広がります。
呉周辺の名物といえば舞鶴や横須賀と並ぶ海軍カレー。お店によって護衛艦のレシピが違うので一日での食べ比べは難しいと思います。そんな時はレトルトカレーをまとめ買い。同じ地域の護衛艦でも、カレーの味が全然違います。
やっぱり買っておけば良かったと後悔したときにはネットショッピング。Amazonが取り扱う海軍カレーセットは呉駅の土産物屋さんで見たカレーの種類は全て揃っています。Amazonの品揃えもたいしたものです。
こうしたご当地土産は基本的に外出先ではせいぜい一種類か二種類しか買って帰らないのですが、ネットでは食べ比べのセットがあるのが非常に便利です。
筆者が購入した肉じゃがカレーは、蒟蒻やらじゃがいも等の肉じゃがの具材が入っている家庭的なカレーでした。肉じゃがもカレーも途中まで作り方が同じなので、余った肉じゃがをカレーにしてみるか。という味です。
肉じゃがといえば、広島の呉 と 京都の舞鶴 でどちらが肉じゃが発祥の地かどうかという肉じゃが論争があるそうな。
ただ、呉も舞鶴もどちらも論争するほど肉じゃがを押している雰囲気はありません。
いったい、なんのための論争なのやら……
広島鉄道旅 呉 大和ミュージアム
呉駅から大和ミュージアムへ行くには、改札口から出ているプロムナードを通り、商業施設を抜けた目と鼻の先。その隣には自衛隊博物館があります。大和ミュージアムよりも、むしろ潜水艦に目を引かれます。ここもドラクエウォークのお土産スポットです。
まずは大和ミュージアムから。一階には軍艦ヤマトや零戦のレプリカが置かれていて、解説の音声が流れています。二階の資料館は、当時の写真や手紙などの生々しさの残る貴重な資料が展示されていました。三階は科学館になっていて、てこの原理や浮力の仕組みを体感できる遊具があり、子供達が楽しそうに遊んでいます。中でも船の体験シミュレーターが楽しそうです。
大和ミュージアムの所要時間は人によって大きく異なるようです。筆者は一時間半ぐらいで一通り回れやしたが、展示資料をよく見て回るのであれば2時間半は欲しいところです。
まだ時間があるので潜水艦の形をした自衛隊博物館へ。ありがたいことに入場無料。
博物館の中には機雷や潜水艦についての解説やレプリカが飾ってあります。
進路を進むと、外から見える巨大な潜水艦の中に入れるようになっています。係員さんの話では写真をとっても良いとのことです。
旅行の最中に浮上している潜水艦を見かけたことがありますが、通路や部屋の狭さ等、潜水艦の中身が見れて貴重な体験になりました。外側から見る潜水艦の中に入っているという気分も手伝って、まるで潜水艦の中に入ったような気分になります。
呉の観光地といえばヤマトミュージアムが思い浮かびますが、自衛隊博物館が一番オススメスポットです。
博物館を一通り見終えて、お昼ご飯の時間。海軍カレーの店を探します。呉でのオススメランチは二通り。
・瀬戸内海を見ながら優雅にランチ
・呉名物の海軍カレー
舞鶴同様に海軍カレーを扱う店は数多くあります。駅にパンフレットがありますので写真を見て自分の好みのカレーの店や艦隊のカレーの店に行くとよいです。
※パンフレットの一部抜粋です
筆者はパンフレットの中から、呉駅の駅ビルにある 駅膳くれ という店に行きました。
鉄道旅では、駅から近いのが一番の決め手になります。
ここのカレーはサラッとしたまろやかなカレーです。同行者はとても美味しいとあっという間に完食していました。
海軍カレーは家庭で作るカレーにちょっと一手間加えたぐらいの家庭的な味になっています。特別に美味しいカレーてはなくとも、それぞれの艦隊で何年も続いている味を食べることに価値があります。
その辺りを考えると、カレーの見た目や好みよりも、聞いたことある艦隊のレシピを扱う店を選ぶと良いかもしれません。
呉観光に3時間。再度、大阪へ向かけて出発します。後一時間あればゆっくり見て回れたように思います。もう一本早い列車で呉に来ていればゆっくり観光できました。
呉線 駅メモ 呉〜福山
昼の時間帯は呉〜三原への直通列車はなく、呉駅の少し先の広駅が接続駅になっています。呉〜広まで10分程度なので早く行って並ぶ必要はありません。
広駅でホームの向かいに停まっている糸崎行きの列車に乗り換え。
広駅から先も瀬戸内海が車窓に広がり、沿岸には牡蠣の養殖場がチラホラ見え始め、遠くにはしまなみ街道が見えます。カメラ越しではわからなくても肉眼では綺麗に見えます。
電化されて列車のスピードがあがり所要時間は短くなりましたが、電車の場合はこのように電線が車窓を遮ります。気動車であればこの電線がありません。旧型の気動車には旧型の良さがあります。
しまなみ海道が見えれば分岐路線の呉線もあとわずか。
山陽本線と呉線が分岐する三原駅に到着。ここでは、行き道の逆で終点の糸崎まで行かずに三原発の岡山行き列車に乗ります。
※参考記事
広島電車旅 大阪発駅メモ 宮島観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
三原からは岡山県特有の黄色の車両。糸崎、尾道から多くの乗客が乗ってきます。車内はとても混みあい、姫路〜岡山区間の下り線のようです。18きっぱーにとって、よく静岡県が難所と呼ばれますが、西日本では岡山の黄色い電車が一番難所となります。
新幹線が止まる駅の福山市駅で多少は人が降りたとしても、それ以上に人が乗ってきます。三原発の列車は、基本的に倉敷辺りまでずっと混んだまま車内密度に変わることはありません。
ここで青春18切符旅のポイント。福山駅では時間帯によって、福山駅発の快速サンライナー岡山行きの便があります。座れていないのであれば、福山発の時刻表を見て一旦途中下車してみましょう。
快速サン時間サンライナーは各駅停車と比べて福山〜岡山区間の乗車時間が30分程短縮されます。そのため福山で途中下車しても、岡山駅の到着時刻の遅れはわずかなります。
※追記分
ダイヤ改正によって快速列車がなくなり福山発の普通列車がになっています。
福山駅前には福山城や商業施設もあるので、途中下車しても退屈しないはずです。さほど到着時間を変えずに快適なクロスシート列車が使えるのでオススメです。
青春18きっぷ 途中下車 福山駅前散策
夕方前の福山駅を散策して、最後の広島グルメに尾道ラーメンを食べに駅前で早めの晩ごはん。
たくさんの背油が乗っている尾道ラーメンは、あっさりとした薄味のラーメンでした。広島エリアのラーメンは基本的にどれも薄味な気がします。
旅行で辛いのが、せっかく現地に来ているのにお腹いっぱいで食べれないことです。そんな時には、お土産屋さんにおいている生麺タイプのラーメンがオススメです。
アイランド食品のような食品会社の出す商品は、それぞれ店の味を忠実に再現してくれています。
自宅で、ゆで卵や焼いた豚バラ肉を乗せる一手間を加えれば、店で食べるのと遜色ないラーメンになると思います。
どの地域でも麺類と丼系は必ずと言ってもいい程、ローカルグルメになっています。安く食べることができる麺類や丼ものを晩ごはんに選び、比較的安いランチタイムにその地域の食材を使ったものを食べることで、安上がりに地方のグルメを楽しめるはずです。
駅前にある福山城は撮り鉄の人々のスポットにもなっています。駅のすぐ隣にある城もなかなか珍しいもので、列車の写真を取るためにスタンバイしている写真家の方々がスタンバイしています。
奥へと進むと、広場にはサクラが咲いていて、後ろの福山城が際立ちます。桜とお城とはとても綺麗です。次の列車の時間があるため駅に戻ります。
(ラーメン屋さんに寄っていなければ、城内に入る時間も確保できたと思います。)
岡山行き快速のサンライナーはガンダムに出てくるズゴッグなような車両です。福山駅発の列車が空いているので、行き道や帰りの普通列車とは違って、景色を楽しむ余裕もでてきます。
福山城に釣られて左側に座ってしまうと、その先の車窓は新幹線の梁しか見えません。しばらく新幹線の下を走る間は梁の景色が続きますが、これはこれで特徴ある風景です。
福山〜岡山間では平行する井原鉄道がレーダーで全駅を取得できます。
列車は岡山駅までガラガラな状態のまま岡山駅に到着しました。
山陽本線 岡山〜大阪
岡山〜姫路区間の難所に備えて、外に出て一服休憩。岡山駅で改札を出てからトイレを探すとかなり遠いので、改札の中で済ましておきましょう。
ホームに戻ると姫路行きの列車にのる人が列をなしています。上郡、播州赤穂経由のどちらでもすし詰め状態。
岡山〜姫路区間は上り線でも人が多く、座っていてもかなり疲れます。やっぱり黄色い列車は18切符の難所です。
姫路駅につく頃には、さすがに長い列車旅でもうヘトヘト。いつもの新快速に乗って大阪まで帰ります。
青春18きっぷの遠征で各駅停車の列車ばかりに乗っていると、姫路から米原までの長距離を走る新快速の無料である有り難さを改めて感じます。本来であれば特急になっていてもおかしくない列車です。
広島発の駅メモを考えるとするならば、広島から東京を遠征先に考えて、大阪名古屋が中継ぎ地点になります。
広島〜大阪、大阪〜名古屋、名古屋〜東京でそれぞれの中継地点まで違う路線を使って往復した後に、新幹線で中継ぎ地点までワープして残った部分を取得していくことになると思います。
広島の駅メモerの方々にも、それぞれの区間の名所や名物を途中下車して楽しめる鉄道旅の工程を組んでもらえればと思います。
青春18きっぷは、関西だけでなく他の都市の方にも使える切符です。
ようやく大阪駅につきました。本日はこれにて終了。
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#34.35
広島〜大阪の間にある呉、福山、尾道は広島県の観光エリアになっています。広島鉄道旅では、呉に朝9時前に着くように工程を立てれば、尾道や福山にも立ち寄る時間を作ることができます。
鉄道旅で立ち寄る観光スポットといえば、寺社仏閣、博物館やその地域の郷土館がオススメ。観光スポットには地域グルメやテイクアウトフードがあるはずなので、新幹線にはない途中下車できる青春18きっぷならではのメリットです。
広島県の各観光都市を巡るのであれば、一泊での青春18切符旅がオススメです。新幹線で広島と大阪を往復して、広島市内と宮島だけを観光するのはもったいない気がします。
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