近畿エリア 駅メモ関西私鉄⑦
今回は、近鉄のフリー切符を使って駅メモ三重県遠征をします。
今回のコース
大阪6:15→6:35天王寺→大阪阿部野橋6:50→8:22吉野8:37→9:30橿原神宮前9:50→9:56大和八木10:10→11:36松阪11:38→13:08賢島13:15→14:40松阪15:11→15:48家城15:55→16:34松阪→大和八木→鶴橋→大阪
近鉄電車奈良県攻略はこちら。
関西私鉄 駅メモ攻略④-①近鉄沿線大回り - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
近鉄乗り放題きっぷ 伊勢志摩遠征
近鉄週末フリーパスは、乗車前日までに購入する必要がありますが、4200円で近鉄電車全線が三日間乗り放題になるという優れたお得きっぷです。
この切符は三重県や奈良県のJRがないエリアに一番便利な切符かと思います。
近鉄電車 奈良県周遊
天王寺駅近くの近鉄あべの橋駅からのスタートです。
近鉄吉野までの直通急行に乗って南大阪を奈良県南部に向けて進みます。途中の古市駅では、近鉄長野線を富田林に向けてレーダーを飛ばして、南海高野線からのレーダーと合わせてコンプリートできます。
※参考記事
南海電車-関西私鉄の駅メモ旅③-①高野線 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
橿原神宮駅を越えると近鉄吉野線に入ります。吉野線の終点の近鉄吉野駅は、JRが通る吉野口駅からレーダーブースターを使っても、射程範囲外になりますので終点まで乗車しなければなりません。
奈良県の吉野桜はとても有名で、日本三大桜と呼ばれているほど。春先にもなればかなり混雑しますが、基本的に乗客はおらず吉野口駅を越えると乗客がさらに減ってほぼ貸し切り状態。
吉野駅に到着。乗ってきた列車の折り返しまで少し時間がありますので駅の外へ。駅前には売店が三軒ほど連なっていてお菓子やアイスクリームが売られています。
吉野駅では数名の折り返す乗客がいました。恐らく筆者と同じ駅メモerと思われます。いつものことながら話かけるかどうかが悩みつつ、お互いを横目に見ながらチェックインのタイミングを感じます。
結局、どれだけ悩んでもよほどでなければ駅メモer同士がコミュニケーションを取ることはないんですけどね。
橿原神宮前駅に戻りドラッグストアやコンビニを横目に通り抜けて、近鉄橿原線のホームまで。通り道にあるたこ焼きは、上に乗っている端切れのカリカリがなかなか美味しい。いつもながら思いますが、近鉄電車は駅中ショップが充実しているように思います。
大回りの時に通った大和八木駅に到着。ここが三重県に向かうスタート地点。大和八木から先の県境越えは地図を見る限り山の中。
※参考記事
関西私鉄 駅メモ攻略④-①近鉄沿線大回り - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
この先の駅にコンビニ等はありません。大和八木駅構内のファミリーマートで軽食とドリンクぐらいは用意しておきたいものです。
名張駅を越えたあたりで車内改札がありましたので、切符を見せてただただポチポチ。少ない乗客とはいえ、全員の切符を見て回る駅員さんも大変です。
(名張から伊勢奥津へのコミュニティバスが出ているようですが、名張→伊勢奥津は夕方発、伊勢奥津→名張は早朝発になっていて、旅のルートに組み入れるのは難しいと思われます。)
名張から伊勢中川までのほとんどが無人駅になります。景色が変わらず退屈になったときには音楽でも聞きながら気分をあげて
途中の伊賀神戸駅では、関西本線からのレーダーと併せて伊賀鉄道をコンプリート。レーダーで伊賀鉄道を取得した後は、青山町の先のトンネルを抜けると東海地方に入ります。
※参考記事
大阪大回り、ではなく小回り② - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
東青山駅の眼の前には広大な公園が広がりますが降りる人はおらず、ましてや人の気配はほとんどありません。この付近は下車するような駅はなく、関西と東海を結ぶ連絡路線のオマケに駅があるような感じ。
駅メモ好きであれば東青山駅で普通列車に乗り換えて川合高岡駅から名松線の一志駅まで徒歩によるワープを考えると思います。
ただ近鉄大阪線の多くの時間帯で川合高岡駅に停まる列車が少ないことから、賢島方面を先に取得して、松阪から名松線に乗車する方が賢明かと考えます。
(もし、川合高岡駅から一志駅へ徒歩で行く場合は、大和八木で何かしら買っておくことをお勧めします。川合高岡駅前に喫茶店が一軒あるぐらいです。)
榊原温泉駅で特急列車のすれ違いの待ち。巨大な金の仏像の存在感が半端ない。清少納言がよく来ていた温泉なのだそうな。
急行列車は五十鈴川駅か伊勢中川駅行きのどちらかです。鶴橋までを結ぶ普通列車は私鉄の最長距離の列車なのだそうな。ここで賢島行きに乗り換えます。
名張駅から既に三重県に入っていますが、駅の赤福の看板を見ると三重県に来たと実感できるはずです。
近鉄賢島線 駅メモ
鳥羽駅までに少し離れた参宮線をアイテムで取得しながら賢島方面へ。
鳥羽からレーダー射程+18でも賢島まで届きません。最低でも五智駅まで行く必要がありますので乗車してしまう方が楽なはずです。
※大雨の場合は鳥羽〜賢島間が運転見合わせになることが多いので注意してください。
鳥羽から先は賢島に向かって左側の席がオススメです。伊勢湾の風景を見ながら、
遠くには志摩スペイン村のジェットコースターも。
賢島で折り返して鳥羽駅に戻ってきました。名松線の発車まで時間がありますのでここで一旦少休憩。お昼ご飯を食べるならば折り返してからの鳥羽駅がオススメ。改札を出た所に食堂があります。名松線の時間に合わせて時間を調整しましょう。
伊勢半島にはスペイン村や伊勢神宮、鳥羽水族館や真珠島などの観光地がたくさんあります。伊勢志摩観光はこちら。
※参考記事
伊勢志摩 まわりゃんせ 鳥羽観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
伊勢志摩を観光するならば、近鉄一日切符よりも各種観光スポットの入場券がセットになった近鉄まわりゃんせ切符がオススメです。
名松線 駅メモ乗り鉄旅
名松線は秘境路線としても有名で廃線の噂話をチラホラ聞こえます。家城駅ではスタフ交換という儀式が関西周辺で唯一見れる路線なので早めに行く方が良いかもしれません。
スタフ交換とは線路が一本しかなく列車がすれ違うことができないため、スタフというアイテムを持つ列車だけが、その線路を通行することができるというもの。イメージとしては下図のとおり。
家城駅でスタフ交換を行うため10分ほどの待ち時間があります。伊勢奥津まで往復するだけでかなり時間がかかるので、レーダーを射程+18で伊勢奥津を取得して折り返し。
レーダーブースターの実装によって名松線攻略も楽になったものです。
以前に伊勢奥津に行った時は記念品として駅員さんにクリアファイルをもらいました。伊勢奥津駅横の売店では、カップラーメンやお菓子が販売されていて、イートインできるようになっているので時間は潰せます。
前回の紀伊半島旅でレーダーを使っていなかったので、松阪から家城までゆらゆら列車に揺られます。
(名松線は紀勢本線の三瀬谷駅からのレーダーと、近鉄の東青山駅からレーダーでコンプリートできます。)
名松線の列車は振り子式というのか、左右にゆらゆら。激しくゆらゆら揺られます。
名松線は、ただただ乗り物酔いとの戦い。
家城駅でスタフ交換が行われますが、交換の儀式が行われるよりも先に松阪行きの列車の方が早く出発するとのこと。
スタフ交換を見た場合の次の列車は2時間後になるので、ホームを出て切符を買ってすぐに帰りの列車に戻ります。
交換を見るならば、工程の計画に待ち時間を取ることを忘れないように。
松阪駅についた頃にはすでに夕方になっています。名松線への乗車を考えれば伊勢志摩遠征は一日がかり。
紀伊半島の乗車の際には忘れずに名松線へレーダーを使用しておきましょう。名松線さえ取得しておけば伊勢志摩攻略の後、そのまま名古屋方面に進めるはずです。
松阪駅の乗り換えは改札口を出ずにホームを移動するだけでできるようになっています。乗り放題きっぷになりますので問題はないと思いますが、乗り換え時の精算の仕組みがよくわかりません。
松阪駅前
松阪といえば松阪牛。物珍しい回転焼き肉店に向かいます。この回転焼き肉は一皿の量が小分けになっていて、一人でも色々な部位が食べれますので、一人旅にオススメです。
いつもながら一人旅で思うことは、グルメを楽しもうにも一つ食べるとお腹いっぱいになってしまい、種類が食べれないのが一人旅の難点です。
松阪牛は生鮮食品になりますので、さすがに買って帰ることができませんが、今はインターネットで注文できる便利な世の中になりました。
ネットで注文する場合は食べ比べの商品がオススメです。お肉自体は正直なところ一定のランクを越えたものであれば〜牛を食べても美味しい。味の違いがわかるようになりたいものです。
ここまでで、近鉄周遊の旅は近鉄名古屋線と三岐鉄道だけになりました。この2つは半日もあればコンプリートできるはずです。
朝一で鶴橋から急行に乗ると10時前には伊勢中川駅に到着することができるので、宿泊代を節約するため一度関西へ戻ります。本日はこれにて終了。
次回へ続きます。
近畿日本鉄道攻略④-③名古屋線 駅メモ三重県攻略 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
近畿地方私鉄まとめ
駅メモ 近畿地方攻略まとめ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
予算が許すのであれば四日市、桑名、松阪あたりで一泊して残りの近鉄電車乗り鉄旅を楽しむと良いと思います。というより、それが本来の切符の使い方なのでしょう。
三日間の有効な切符を使って、日帰り鉄道旅×3日で使用するのは駅メモerぐらいではないでしょうか。
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