青春18きっぷ 小浜線一人旅
今回のコース(平日)
大阪→長浜→休憩→長浜11:11→近江塩津→敦賀12:20(10:46)→小浜→若狭本郷→東舞鶴17:46→西舞鶴→園部→綾部→20:59京都
※今回は観光をボチボチとゆっくり旅ですので時間は部分的にのみ記載しました。
小浜線 青春18きっぷ日帰り旅
前回の小浜線の乗りつぶしがかなりハードな工程になりましたので、再掲分となります。
※参考記事
大阪発 北近畿遠征 日帰り青春18きっぷの旅③小浜線から関西本線 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
北陸新幹線が京都まで延伸し小浜ルートが採用されれば、小浜線は第三セクターとなって18きっぷが使えなくなると思われるので、早めの乗車をオススメします。
大阪〜長浜 長浜観光
長浜で餃子を食べる予定を組んだので、開店時間に合わせて本日は朝はゆっくりと大阪から出発。
いつもの新快速で米原を超えて長浜駅まで。
長浜といえば、ラーメンが思い浮かびますが、長浜ラーメンは九州のラーメンになります。誤解しがちですが、町並みを見るとラーメン屋さんが増えたこと。
滋賀県の長浜もラーメンの街として有名になる日がいつかこれば良いなと思う次第です。滋賀県の長浜では、ラーメンではなく、のっぺいうどんと呼ばれるあんかけうどんが有名で、大きめの椎茸とあんかけが体を温めてくれます。
うどんも良いのですが、長浜駅前の商業施設の餃子が美味しい。茹でてから焼きあげた餃子は皮がもちもちと表面がパリパリとした焼き餃子に加えて、水餃子もオススメ。
(筆者の好みですが、きっと誰が食べても美味しいと思います。)
ですが………本日は休みなのか、まだ店は開いていませんでした。
この手の餃子は、ホワイト餃子と呼ばれているそうで、別の店がテレビで紹介されたそうな。
餃子が食べれず小浜線に接続する列車まで少し時間ができましたので、黒壁の町並みを覗いてみます。
黒壁スクエアには、ガラス工房やオルゴール館がありまして、観光地として有名にもなっているので、昔に比べてテイクアウトの店もたくさんできています。開いている店は限られてきますが、街歩きもなかなか楽しめそうです。
長浜までは片道2000円ぐらいかかるので、長浜観光だけでも、18きっぷで元が取れます。駅メモではなく、観光に重きを置くならば長浜や彦根エリアを一日かけて、ゆっくり回るプランがちょうど良いと思います。
今回は、小浜線の乗りつぶしが目的になりますので、観光はほどほどに敦賀駅まで山越えです。小浜線は本数がすくないので、時間を合わせて出発しましょう。
長浜駅を出発して、湖西線の線路が見えてきます。長浜から敦賀に向かうにあたり、近江塩津駅で大抵の便で待ち時間が発生します。同じ18キッパーと思われる人達が待合室で時間つぶししています。恐らく、北陸方面に向かうのでしょう。
北陸から近畿へ入る場合は、大きくループして山越えをしますので、車窓に敦賀市内の町並みが見えるのですが、近畿から北陸に抜ける場合はトンネルをまっすぐ抜けて敦賀に到着。敦賀もまた福井駅と同様に北陸新幹線延伸の工事が始まっています。
小浜線 敦賀〜小浜
福井県を走る小浜線は2両編成。18きっぷの時期ともなれば、車両はかなり混み合います。平日ではありますが、ホームを乗り換えて急いで乗り場に向かいます。
乗り換え時の階段に小浜線のゆるキャラの看板が飾っていました。敦賀駅のベンチにすわた恐竜は有名ですが、若狭地区はゆるキャラにも力を入れています。高浜町の赤いふんどしのキャラクターが可愛らしい。
ここからはクロスシートでのんびりとローカル列車旅です。しばらくの間はあまり海は見えず、田園風景が続きます。
この小浜線では、前回は降車せずに乗り通しましたが、沿線には観光地が点在しています。それらの駅は有人駅になっていますので、目印にして小浜線観光も良いのではないでしょうか。
まずは三方五湖のある三方駅。
曇っているのが残念ですが、気山駅〜三方までの間の山と山の隙間に湖が僅かに見えます。
三方五湖に訪れるモデルプランとして、三方駅でレンタサイクルをかりて三方五湖道の駅あたりを目指すと良いです。帰り道には温泉施設のきららの湯で汗を流して、旅を再開といったところでしょうか。
3時間程度は見ていたいところです。
今回は小浜駅で少し寄り道します。おおよそ2時間の休憩時間を見込み、駅から歩いて20分ほどにあるフィッシャーマンズワーフへ若狭の海産物を食べに行きます。
小浜駅に到着。駅には積雪地帯らしく、ラッセル車が停車中。
歩いて行けなくもないけれど、フィッシャーマンズワーフまでは、駅から少し距離がありますので徒歩では少ししんどいかというところ。バスがあるのであれば迷わず乗車した方が良いです。
あまりよく調べていなかったので、商店街を歩いて行きました。シャッターが閉まっている商店街には、カレー焼きという看板がありました。
カレー焼きとは、小浜地方のローカルグルメで、細長い回転焼きです。クリームやあずきは回転焼きにもありますが、カレー味は珍しい。なかなか珍しい一品なので実食の価値ありです。
地図を頼りに町の駅、鯖街道、若狭湾を見て歩いて、フィッシャーマンズワーフに到着です。
フィッシャーマンズワーフの一階には若狭の名産品が販売されています。また、奥には、魚屋さんが運営するフードコートで、購入した海鮮をその場で食べれるようになっています。
お寿司やお刺身が並んでいて、茹でた紅ズワイガニも1800円ほどで販売されていました。白ご飯も300円ほどで買えますので、自分の好みの海鮮定食をセレクトして味わえます。
二階は大きな食堂になっていて、若狭湾を見ながら食事です。途中のぼりで見かけた酔っ払い鯖をいただきました。
酔っ払い鯖とは、酒粕を餌に養殖された国産の鯖になります。
酔っ払い鯖は青魚ではありますが、白身の刺身のような味で、鯖の持ち味である油分もしっかり。まだまだ量産されていないようで、小浜ならではの一品となります。季節もあるとは思いますが、地方遠征らしい食事になりました。
少し行ったところには、生活博物館と銭湯がありまして、その近くにバス停があります。バスで帰る予定でしたが、博物館が休みで時間が余ったので歩いて帰ることにします。
小浜駅に戻ってきました。小浜での観光は食事時間を含めて2時間〜2時間半程度を見込んでいれば、なかなか楽しめるのではないでしょうか。
小浜線 小浜〜若狭本郷
小浜から先の若狭本郷駅まで。
若狭本郷から歩いてウミンピアへ向かいます。列車から見た時には、遠く見えますが歩いてみたら案外近いです。
ウミンピアにとは、道の駅の近くの子供博物館や関西電力が営業している科学館のエルガイアやシーサイドスパがある一帯の複合リゾートエリアを指します。基本的にはどれも体験型の施設になっていますので、家族連れならば、みんなで楽しめそう。
道の駅には海産物の他に椎茸の原木が販売されていました。車での移動が必須になりますが、山側にはきのこの里と呼ばれる施設があります。
若狭本郷は日帰りで訪れるのではなく、どちらかといえばプールや温泉のあるウミンピアに一泊してゆっくりするのがオススメです。どちらかといえば、個人よりファミリー向けのエリアです。
日帰りで一人旅の途中に立ち寄るならば、一時間半程度もあれば、それなりに満足して帰ってこれると思います。
小浜線から山陰本線
若狭本郷に戻って駅メモ再開です。若狭本郷から舞鶴へ向かいます。到着した列車は敦賀のエスカレーターで見たゆるキャラのラッピング車両です。
舞鶴方面へゆらゆら揺られること20分ほどで、東舞鶴到着して小浜線を完乗しました。
大阪から西舞鶴を経由して敦賀へ向かう場合は、舞鶴に到着するのがお昼時になります。昼時は小浜線のダイヤの空白時間になるため接続が悪く、この東舞鶴駅で相当な足止めをくらうことになります。
舞鶴観光するならばそれで良いですが、小浜線を完乗する場合は、敦賀方面から福知山へ向かう方が幾分か楽になると思われます。
北丹後鉄道が未取得であれば、西舞鶴駅で福知山までレーダーを飛ばした後、京丹後鉄道に乗り換えて、宮津を経由して福知山駅まで行くことになります。レーダーブースターが実装されたことで、折り返し接続のない網野駅まで行かなくとも、京丹後大宮駅周辺からと豊岡駅からでレーダーをMAXで飛ばすとつながるようになっていそうです。
(実際には確認していません。)
西舞鶴駅には、観光列車ベルモンタが停まっていましたが、京丹後鉄道は以前に取得していますので、今回はスルーして、そのまま綾部まで向かいます。
山陰線 綾部〜京都
綾部から嵯峨野線に入ると、景色は変わり山と山の間を川沿いに京都へ向かいますが、冬場ということもありまして、18時頃になるとあたりは真っ暗で何も見えなくなってしまいます。
景色はただただ真っ暗。唯一、見えるとしたら停車する駅ぐらいなものです。
園部駅で乗り換えて、亀岡駅を越えたあたりからは、保津川沿いに京都に向かいますが、こちらも真っ暗です。
保津峡駅です。保津峡駅は橋梁が駅になっている珍しい駅ですが、ここも真っ暗。
嵐山を越えたあたりからは、市街地の明かりが見えるようになってきます。
未取得であれば、嵐山電鉄をレーダーでコンプリートして京都駅に到着。
京都駅
京都嵐山線は京都駅のかなり端に止まります。京都駅の33番線の表示を見ると広さが伺えます。19番線とか27番線もどこかにあるのでしょうね。
京都についたのは20時前ですので、流石にお腹も空いてきました。ちょうどラーメンが食べたい気分。
京都駅伊勢丹のラーメン小路へ。こちらは色々な地方の有名なラーメン屋が入ったフードパークになっています。
一昔前までは、餃子パークやら、饂飩広場やらあちらこちらに見かけましたが、最近の関西で残っているのは京都ぐらいではないかと思います。各地の名店が揃っているので、現地の味が楽しめます。
京都伊勢丹の10階には、このようなプロムナードにありまして、ライトが幻想的に光ります。あまり人もいないのでカップル達の穴場スポットです。
といっても筆者一人なんですけどね……。
伊勢丹を出て、帰ろうとしたところ大階段が賑わっています。
丁度季節はクリスマス。京都の大階段のクリスマスツリーは関西でも有名なデートスポットで、階段のイルミネーションが時間によって切り替わり、多数のカップルが写真をとっています。
一人旅ながらもクリスマス気分を味わった後は、いつもの電車で大阪へ帰ります。
本日はこれにて終了。
駅メモ大阪発山口県遠征⑥-① 青春18切符2泊3日の旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
※青春18きっぷ日帰り旅まとめ
大阪発 駅メモ日帰り青春18きっぷ旅まとめ。 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
※トップ画面
今回はゆっくり小浜線を回りました。
小浜線乗車のポイントは便数が少ないので、観光時間を列車のダイヤに上手く合わせる必要があります。おおよそ一つの駅の観光に2時間程度を見込んだ場合は、下のリストの中から2つから3つを選ぶことになると思います。
①三方五湖
②小浜観光
③舞鶴観光
④京丹後鉄道乗車
※小浜線以外。
⑤長浜観光
⑥敦賀観光
景色を見るなら、舞鶴と三方五湖へ。食べるならば、小浜と長浜か敦賀あたりがオススメです。小浜線の観光といえば、観光船によるクルージングが小浜、若狭本郷、敦賀から出ています。夏場であれば、珍しい海岸地形を見て楽しむのも良さそうです。
なかなか近くて遠い若狭地方ですが、行ってみると色々な楽しみがありました。関西から日帰りでブラブラ回ると楽しい発見があります。
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