駅メモ 山口県鉄道一人旅②-①
出雲から下関を経由して大阪まで。今回は中国地方をぐるりと回る青春18切符鉄道旅。
今回のコース
【1日目】(平日)
大阪→夜行バス→出雲→休憩→出雲6:49→8:10温泉津→休憩→温泉津10:42→12:13益田→休憩→益田13:28→15:17長門市15:20→16:35小串16:40→17:25下関
【2日目】(平日)
下関13:12→13:54宇部14:17→15:20新山口15:24→15:43湯田温泉→休憩→湯田温泉18:00→18:14新山口→休憩→新山口19:05→20:58岩国
前回の続きです。
駅メモ大阪発山口県遠征⑥-① 青春18切符2泊3日の旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
山陰本線を使って下関に到着しました。
青春18きっぷ 下関観光
青春18切符を使って、山陰本線で下関に到着しました。下関駅前は、本州最西端の都市とあって商業施設が集まっています。
駅の南側にはリトル釜山と呼ばれるグリーンモール商店街、西口にはピンクの歓楽街。
東口付近の一角で飲み屋街散策も楽しそう。下関の夜にしたい事を考えてホテルを選びましょう。筆者の下関の夜の予定は唐戸周辺の夜のベイエリア散策。
夜遅くまで路線バスが走っているので、多少ホテルが遠くても大丈夫です。
下関散策 唐戸エリア
唐戸エリアのホテルからカモンワーフまで歩いて10分〜15分程度。関門海峡を見ながら夜の散歩です。
カモンワーフ、はいからっと横丁というファミリー向けの遊園地の観覧車から九州がよく見えそう。観覧車から見るライトアップされた下関の夜景はムーディーな気分になりそうな。
波止場の向こう側の九州は肉眼では綺麗に見えても、写真の写りがイマイチ………。
海沿いのデッキを歩いてカモンワーフに到着しました。唐戸地区の飲食店の夜は早く、いくつかの店は閉まっています。
市場の近くの店は早朝がメイン。
明日は唐戸市場で海鮮を食べる予定にしているので、カモンワーフの開いている唐戸やという山口県郷土料理の店に入り瓦そばを食べました。
もともと瓦そばは、川棚温泉エリアで有名な郷土料理。下関 瓦そばで検索してもヒットしないので、道の駅のような地方物産の商業施設がオススメです。お酒を飲めなくても夜でも定食が充実しています。
TV等で取り上げられているような人気の観光スポットは値段が割高ですが、カモンワーフは良心的な値段です。
瓦そばは今まで食べた蕎麦の中でも初めての味。風味のある茶そばと甘めの天つゆのような出汁が絶妙で、思わず手土産に買って帰りました。
瓦そばは茶そばと独特の甘い出汁が決め手。普通の蕎麦に麺つゆをかけて焼けば良いなんて考えようものなら全くの別物になります。
追加で長州鳥とライスセットを頼んでお腹はいっぱい。値段と味を見ても充分満足です。
帰りに近くの世界一のふぐの像がある亀山八幡宮へ。福が訪れるパワースポットで、鳥居の亀山の山の文字の所に挟まった野球ボールが有名なのだとか。
明るい時に目を凝らしてよく見てみてください。近くに野球する場所もないのに、何故?となること間違い無し。
唐戸エリアを散歩してホテルで一休み。明日は唐戸市場で海鮮を食べてから鉄道旅予定。
下関散策 昼
唐戸市場では金土は10:00〜、日祝は8:00〜、活きいき馬関街 というイベントが開催され市場が一般開放されています。
馬関街イベント時には、それぞれの問屋で、寿司が一貫100円〜、海鮮丼が800〜1000円と格安に海鮮グルメを楽しめます。
馬関街イベントの開始時間に合わせてホテルを出発。大きな荷物を片手に混み合う市場を歩き回るわけにも行かず、カモンワーフのコインロッカーへ預けて唐戸市場へ。
カモンワーフまでの途中には、巌流島や門司港へ向かうフェリー乗り場があります。下関を観光するならば、門司港や巌流島の観光を含めて丸一日かけたいぐらい。巌流島だけならば1時間半〜2時間もあれば回れそう。
唐戸市場の二階から市場を見下ろせば金曜日の午前中にも関わらず通路にお客さんがギッシリ。
市場散策の前に 市場食堂よし という店でリッチな朝ごはん。評判の店だけあって、昼前には満席になるので朝方に行くのがオススメです。
お刺身よりもフグの唐揚げがオススメです。フワッとした白身の唐揚げでご飯が進むこと。
表のデッキから九州がはっきりと見えて海峡地形がはっきり分かります。
デッキでは多くの人がなにやら持って楽しそうな様子。みんな馬関街で買ったお寿司を美味しそうに頬張っています。
既にお腹はいっぱいなのですが、
ついつい……。
市場の人が呼び込みに負けて
ついつい……。
本マグロの大トロやふぐの白子のお寿司を
ついつい……。
一度パックをもらうとどの店でも追加できるので、
ついつい……。
美味しかった……。
馬関街イベントのお寿司や海鮮丼でお腹いっぱいにしようとする場合は、ついつい買い過ぎて、値段が嵩んでしまいます。ご飯はどこかでしっかり食べる予定を組んで、ここでのお寿司などは嗜む程度にと考えておくと良いと思います。
唐戸市場では、フグ鍋セットや刺身盛り合わせが販売されていて配送もしてくれます。配送代金を入れても大阪で買うより安いように思いました。
フグには、サバフグ、真ふぐ、トラふぐ、と種類によって値段が違います。輸入物がサバ河豚、下関で養殖されたフグを真河豚と呼ぶそうな。
それぞれの唐揚げを食べ比べると、値段が上がるに連れてフグの白身が水々しくなり、口に広がるホクホク感が変わります。どれも同じフグではあるので予算と要相談といったところでしょうか。
お腹も膨れて土産を贈ったところで、ボチボチと駅メモ旅に戻ります。
下関観光 帰り道
下関駅行きのバスは唐戸市場近くにあるグランドホテル前から出ています。バスの本数もかなりあるので時間に縛られる必要はなさそうです。下関駅まで約300円。
電車の時間まで駅前散策。駅前にあるリトル釜山と呼ばれる商店街は韓国料理店がいくつか開いているくらいで、シャッターが閉まっている店が多かったように思います。
今日は昼の下関駅から駅メモ旅の開始。宇部線を経由して山口線の湯田温泉で観光予定。長くなりましたので、次回へ続きます。
青春18きっぷ 駅メモ山口県攻略⑥-③ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
下関観光 所感
今回はたまたま唐戸地区でホテルをとったことで、夜も朝も市場エリアを楽に回ることができました。列車旅での下関観光ではホテルを駅前で取るよりも、市場がある唐戸地区で取るほうが利便性は高いと思います。
筆者の場合は、宇部線乗車と山口線の湯田温泉での観光の予定を組みましたので、昼過ぎには下関を出発しました。
駅メモでいえば宇野線、小野田線、美祢線をレーダーで取得して、山口線では山口駅でシャトルランする予定を組むことで、下関である程度の時間を確保することもできると思います。
下関エリアは本州側だけでも充分楽しかったですが、海やトンネルを渡って門司エリアや巌流島に立ち寄り、九州側からの関門海峡を楽しむのも良さそうです。
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