今回のコース
岩国8:29→9:38錦町9:55→10:59岩国11:10→11:56横川→横川駅前12:15→バス→12:40広域公園前12:45→13:12新白島13:22→13:25広島→小休憩→広島14:05→15:44三次→待ち時間→三次16:53→18:37府中18:42→19:30福山19:47→20:33岡山21:09→22:33姫路22:56→23:57大阪
青春18きっぷ旅三日目 岩国〜大阪
前回の続きです。
青春18きっぷ 駅メモ山口県攻略⑥-③ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
本日で今回の青春18きっぷ旅も最終日となります。岩国から出ている私鉄の錦川鉄道に乗車して、広島県の未取得の路線の芸備線と福塩線に乗って大阪へ帰ります。
清流みはらし鉄道
岩国駅から出ている清流鉄道は、錦川に沿って、岩国市山間部へ進んで行きます。
この路線の位置を見る限りは、中国自動車道の六日市ICあたりから届きそうではあります。ただ、大阪から九州や山口へ向かう高速バスでは六日市を通る便はなさそうなので、高速道路からの取得を考えるのであれば、三次駅や米子駅あたりから九州へ向かう便に乗ると良いかもしれません。
この路線は川西駅まではJR区間になりますので18切符が使えます。錦町までの残りの運賃は降車時に料金を精算すれば良いとのことなので、乗り場へ向かいます。
久しぶりの0番線ホーム。列車はクリスマス時期とあって、内装がきれいに飾られています。
発車時間の20分前には駅につきましたが、既に列車は到着していて、大人の方々が座っています。乗っている大人の人達は駅メモerと思いきやどうやら違っているようで、新聞を読んだり、熟睡していたりと。
調べてみたところ、本日は終点の錦町駅で列車を運転できるイベントが開催されている模様。
運転イベントとはなかなか珍しく、列車好きには、貴重な体験ができるイベントになります。イベントの実施日はホームページで要確認です。
※参考サイト
錦川鉄道は清流鉄道と呼ばれるだけあって、進行方向右手にきれいな川の車窓が続き、運転手さんによる景色の実況解説が楽しめます。
主に左側に見える滝の解説をしていて、実際に滝を見てみると、クスッと笑ってしまう滝?です。滝については、実際に解説とともに見ていただければと思います。
曇り空ながらも、乗務員さんの清流と反対側へ座る乗客への気遣いを感じるアナウンスで、景色とともになかなか楽しい路線ではありました。
途中駅には新幹線駅と路線の駅のギャップが激しいと噂の新岩国駅。
列車はさらに進み、乗降口がなく駅から出ることも入ることもできない清流みはらし駅を通り過ぎます。
終点の錦町に到着しました。乗客の半分は先のトロッコ列車に乗って雙津峡温泉へ。残りの半分は運転体験イベントの申込みをしています。駅近くには立ち寄れそうなところはななかったので、少し一服して、そのまま列車に乗って岩国駅へ折り返し。
恐らくこの駅で折り返しする人といえば、筆者のような駅メモerぐらいなものでしょう。一時間かけて戻ります。
ちなみに、途中の南河内駅では、広域公園前に向かうバスによるワープルートが見られます。
南河内駅前の保木バス停→岩国ICバスターミナル→広域公園前(広島県アストラムライン)
詳細はよく分かりませんが、遠征ルートとして考慮しても良いかと思います。
山陽本線 岩国〜広島市内
岩国駅に戻ってきました。ここからは山陽本線に乗って大阪に向かいます。車両は広島県特有のレッドウィングと呼ばれる赤い車両。
岩国工業地帯を抜けて行きます。このあたりには、日清の工場がありまして巨大なカップヌードルの看板に目を引かれます。
工場地帯を抜けた後は、以前に通った宮島を見ながら、平行する広島電鉄をポチポチして広島市内へ向かいます。
※参考記事
大阪発 広島遠征④-②青春18きっぷ一泊旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
広島県内で未取得の広域公園方面へ向かいますが、時間と費用短縮のため一旦、横川駅で下車します。
横川駅前からバスに乗って、アストラムライン終点の広域公園前から、広島駅に戻ります。その際に、平行する可部線をレーダーでコンプリートします。
横川駅前はバスロータリーと広島電鉄の路面電車になっていて、4番乗り場のアウトレット・そらの北行きに乗ります。
鉄道とは違って、バスは時間通りに来るわけではないのでいつもバス停を間違っていないかドキドキします。
とりあえずは無事にバスに乗ることができました。広域公園前に到着。終着駅の名前のイメージとは違って、郊外の大型国道といったところ。この駅から少し離れたところにサンフレッチェ広島のサッカースタジアムがあります。
アストラムライン
これから乗る盲腸線のアストラムラインは元々は広島駅と広島の新興住宅地と西広島駅を結ぶ路線として計画されていました。現在は広域公園前で線路が止まっている盲腸路線になっています。
このアストラムラインが西広島駅まで開通せず計画途中のまま終わっているのは、今回乗ったバス路線の走る道路の開通にあるようです。
アストラムラインの建設が進んでいく中で、今回のバスで通った西風トンネルが開通しました。
この道路の開通によって、アストラムラインに乗るよりもバスの方が安くて早く広島駅につくことができるようになり、車での移動が便利になったことでアストラムラインの需要が大きく減ってしまった、というような話を聞きました。
いずれにせよ、計画が実行されて新駅ができるようであればまた来なければなりません。
話は駅メモに戻りまして、広域公園前からはアストラムラインへ。乗り換え時間が限られていますので、そのまま改札口へ。
アストラムラインも新交通システムの列車となりまして、運転手がいません。
ベッドタウンを見下ろしながら、広島駅方面に進みます。なんやかんやと迷列車と言われるアストラムラインは乗客もそこそこに、新興住宅地を快適に抜けていきます。
かなり高い位置の高架の上を走りますので、景色はなかなかのものです。また揺れないので乗り心地も良いこと。大町駅では可部線と交差します。
この大町駅以降では可部線に向けてレーダーを飛ばしておいて、残りは芸備線からレーダー使用でコンプリートします。ここでJRに乗り換えても、広島駅への到着時刻は変わりません。レーダーの使用量を考えた場合、アストラムラインに乗っている方が、効率的かと考えます。
新白島駅で地下に潜ってJRに乗り換え。以前にも来ましたが、新白島駅は近代的なデザインの駅です。
人の流れに沿ってJRの新白島駅へのエスカレーターを上がってしまうと広島駅方面のホームへは辿り着けません。
広島駅側のホームへ行くには一階へ下って、トンネルを抜けて反対側のホームへ。以前と同様に、学習しない筆者ではあります。
前回は工事中でしたがホームがつながるわけではなかったようです。
※参考サイト
青春18きっぷ 広島観光一泊旅④-③ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
広島駅側ホームに到着したのは2両編成のレッドウィング車両。
車両編成から可部線から来たのがわかります。大町で乗り換えた場合はこの列車で合流することになります。
新白島駅からは束の間で広島駅に到着です。
芸備線 広島〜三次
広島駅で三次経由福山行きの芸備線に乗り換えますが、車両数の少ないローカル路線になるので少し早めに並んでいたいところです。
あまりゆっくりしている時間はないので、本日のお昼は駅弁にします。改札口を一旦出て、北口方面の駅弁売り場へ向かいました。
すでに売り切れていましたが、宮島駅の有名な うえの の穴子めし弁当も広島駅で買うことができたようです。
※参考記事
駅メモ広島遠征 宮島観光④-①関西発青春18きっぷ一泊旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
穴子めし弁当は入荷時間が9:30前後と15:30前後になっています。宮島では、このお弁当を買うためにものすごい行列ができますので、思わぬ穴場を見つけました。
昼食を確保して、芸備線ホームへ向かいます。芸備線のようなローカル線の始発駅では、発車時刻の10分〜15分前には入線しますので、早めに並んでおかなければ、長時間を立って過ごすことになります。
混雑するような時期であれば、広島駅中の立ち食いそばやミスタードーナツで、ササッと昼食を済ませて、遅くても20分前には並びましょう。
早くに並んでいたことでクロスシートに座ることができました。
広島駅を出てすぐに列車は山陽本線と別れて三次方面へ向かいます。
芸備線からはレーダーを飛ばして可部線の残りを取得します。芸備線からはレーダー射程+18でも広域公園前までは届きませんでした。
芸備線の景色としては向かって左側に乗る方が、川の向こうにある新興住宅地の街並みが見えてきれいなのですが、程なくすると川の堤防しか見えなくなるので、そこまで席の位置にはこだわらなくても良いように思います。
列車は進むに連れて川沿いから別れて山に入る頃には乗客もかなり少なくなります。ようやく広島駅で買った本日のお弁当の時間です。
この穴子めしも、白飯に出汁の味が効いていて、甘いタレがかかるフワッとした焼き穴子と煮穴子の相性がたまらない。
人気の駅弁の 穴子めしうえの、との違いといえば穴子に炭の味が香るかどうかというところです。浜吉の穴子飯は1000円ほどで買えますので、充分満足できる弁当になっています。
筆者の所感ですが、駅弁の中でも、〜めし と名のつく弁当は総じて外れがありません。
カニ飯、鶏飯、イカ飯、穴子めしにうなぎ飯…………。どれも絶品です。
お弁当を食べて、ローカル線の景色を見ながは、一時間ほど列車に揺られて三次駅に到着しました。
福塩線 三次〜福山
三次駅で車両の切り離し。2両編成であったのがここから先は1両編成になります。
切り離した後は元々乗っていた後方車両で出発をまっていましたがなかなか発車せず。
ここで思わぬミスに気づきます。
………乗り換えアプリでは直通になっていました。
ここで、気づきましたが、三次駅で一時間程度の待ち時間が発生します。
三次16:53発とは……
よくよく時間を考えれば分かりそうなものですが、思わぬミス。
※皆様もアプリ等で列車時間を確認するとは思いますが、しっかり確認して下さい。
列車の発車まで一時間近くありますので、駅の近辺を散策。以前に訪れた三江線の文字は綺麗に消えてしまっていました。
※参考記事
大阪発 駅メモ一泊旅②-① 三江線から山陰線 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
駅のセブンイレブンや駅前のロータリーはそのままなのですが、三江線という部分だけが消えてしまっていることに、なんともない寂しさを感じます。
この廃線になってしまった三江線については、三次からレーダーが届くのは作木口までになりますので、コンプリートするには何かしらの方法を考える必要があります。
駅メモ 三江線 で検索するといくつか出てきますので参照いただければと思います。中には、徒歩で攻略した強者もいらっしゃるようで……。
三次駅からのバス乗車が鍵になりそうです。
ようやく出発時間になりました。三次駅から同じ列車で府中駅を経由して、山陽本線に向かいます。
早朝から列車旅をしていますが、あたりはかなり薄暗くなって来ました。
福塩線の途中駅で井原鉄道へ乗り換える予定でしたが、すでにあたりも真っ暗になっていますので、井原鉄道は福山〜岡山間でレーダーでコンプリートすることにします。
福山駅からは駅メモを通じて何度となく乗った山陽本線に戻ります。
山陽本線 福山〜大阪
福山駅では一本列車を遅らせてサンライナーに乗車する方法もありますが、この時間は乗客も少なくカボチャ色の岡山行き列車へ。
岡山駅では少しの待ち時間がありますので、少し休憩に改札の外へ。
新幹線入口が筆者を誘います。
………新幹線に乗りたい。
……………乗れば新大阪まで1時間。
………普通列車ならば、大阪まで約2時間半
………新幹線に乗りたい。
岡山駅での新幹線入口には、かなりの誘惑があります。気分を入れ替えるために少し外に出てみれば、岡山駅はクリスマスイルミネーション。
カップルというよりは、会社帰りのおじさんが多かったような……。
時間になりましたので、新幹線の誘惑を振り切って駅のホームへ。
今回の遠征も後少しで終わりです。真っ暗な景色の中いつの間にか眠ってしまい、気づけば姫路駅に到着していました。
ここからは、いつもの新快速に乗って大阪へ帰ります。
少し遅くなってしまいましたが大阪へ無事に到着しました。
本日はこれにて終了。
中国地方まとめ
大阪発 中国地方鉄道旅まとめ 青春18きっぷ 駅メモ攻略 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
トップ画面
今回までの遠征で中国地方を全てコンプリートできたことになります。芸備線が復旧したおかげで、ようやく広島県の山間部を乗り通すことができました。
筆者の個人的な感想ですが、三江線遠征時を含め、芸備線の乗車がかなり辛かったように思います。
大阪から三次方面に向かう場合、福山発の列車が10時台〜15時台まで空白となることと合わせて、広島、島根の山間部の宿泊施設のあるエリアが限られてくるため、工程を組むことがなかなか難しいところでありました。
今回は大阪への到着がかなり遅くなってしまいましたので、理想をいえば、12時台の広島発三次行きに乗るのが望まれます。
いずれにせよ、芸備線、福塩線は広島側から攻める方が工程を組みやすいのではないでしょうか。
次に姫路〜岡山間。中国エリアへの遠征時には必然と何度か乗ることにはなるのですが、この区間は乗れば乗るほどメンタルをやられます。
実際に遠方から中国地方遠征をするのであれば、新幹線で山陽本線の姫路、岡山あたりを起点に工程を組むと思われますが、交通費節約を考えて、あえて相生や姫路を起点に考えるとかなり後悔することになりますので、是非とも岡山起点で考えていただければと思います。
というよりも、列車本数の少ない中国地方については青春18きっぷにこだわらずに、西日本周遊パス等、追加特急券代だけで済む周遊きっぷを使って、一部特急利用を交えながら中国地方を回ることが一番効率的なような気がします。
♯61