大阪発関東週末きっぷ③-①
甲府8:53→9:43小淵沢10:07→12:20小諸→休憩→小諸13:38→13:53信濃追分13:59→14:43上田→代行バス→別所温泉→代行バス→上田→篠ノ井→松本→新島々→松本
前回の続きです。
駅メモ山梨県遠征②-③関東週末パス富士急行 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
本日は週末パスの二日目になります。甲府駅から小海線を使って信州エリアを取得しに行きます。
週末きっぷ 駅メモ信州エリア攻略
しなの鉄道路線は北陸新幹線開通時に第三セクター路線になりましたので、青春18きっぷでは乗車できません。今回使用する週末パスでは、しなの鉄道もフリー区間内となりますので、ここでしなの鉄道エリアをコンプリートします。
信濃エリアには、軽井沢から信越本線の横川駅に抜ける有名なバスでのワープルートがあります。実際に長距離路線の小海線の完乗を考えた場合に、ワープの使用はあまり適さないと考えます。
碓氷峠の観光がてら、バスによるワープを使うならば、小海線から小諸駅に入った後に、篠ノ井まで行ってから折り返し軽井沢へ戻ります。後は軽井沢から横川へ行って高崎方面へ抜けるようなルートになると思います。
今回の遠征では篠ノ井から松本へ向かって、翌日に青春18きっぷで大阪へ返ります。
小海線
甲府駅からのスタートです。
昨日とは違って本日は晴れやかな天気です。
これから遠くに見える雪山の向こう側の長野県に向かいます。
甲府駅からは中央線で小海線の始発駅の小淵沢駅へ。松本方面への下り路線は写真の通りガラガラでした。
以前の中央線の乗車では夜が遅かったので、景色が真っ暗でしたが、今日はしっかり見えます。
※参考記事
青春18きっぷ 大阪発一泊二日の旅①-②身延線と飯田線遠征 駅メモ大阪発 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
澄み渡る青空のなかなか綺麗な景色。昨日が大雪だったこともあり、より空の青さが映えます。
諏訪湖のあたりでは諏訪神社の鳥居が見えます。
中央線といえども、ここら辺の駅は昼間もやっぱり無人駅です。
中央線は高台を走り、景色を見下ろせる路線になります。遠くに見える山々と線路下に広がる集落の対比がかなり綺麗でありました。車窓は遠くの雪山が写真映えします。
小淵沢駅に到着しました。ここから小海線に乗り換えます。
小淵沢駅
小淵沢駅で下車する人はほとんどが小海線ホームへ向かいます。小海線は一日に5本の運行になりますので乗り換え時間に注意しましょう。
駅には入場無料の展望台がありました。展望台には昨日積もった雪がまだ残っています。
展望台に上がってきた人は他には誰もいませんでした。基本的に乗客はみんな乗り換えのホームにまっすぐ向かうので、こうした展望台があるのは知られていないのではないでしょうか。
塩尻方面の景色です。スラッと伸びる線路がなんとも素敵です。
線路は続くよどこまでも〜
という歌がピッタリな景色です。
小海線方面。これからあの山の向こう側に向かいます。こうして見ると、これから始まる長距離旅を改めて実感します。
展望台からの景色を見終えて小海線のホームへ降りました。小諸行きの列車が止まっていましたが、まだ扉は開いておらずみんな席確保のための順番待ちをしています。ゆっくり展望台を見てからでも座れそうです。
ホームの片隅にはログハウス風の小屋があります。これは弁当屋さん。
小淵沢駅は駅弁の聖地だそう。
ローカル列車に乗って、優雅に駅弁を食べながら綺麗な景色を見て移動する。
まさに鉄道旅です。
ただ弁当屋さんは開いていませんでした。時間がどうこうという話ではなく、冬場は営業していないみたいです。駅弁を食べながらの鉄道旅らしい鉄道旅は今回はできません。
(駅改札を出たお土産屋さんに駅弁が販売されているようです。なかでも高原野菜弁当が有名なようです。)
終点の小諸駅まで二時間近くの鉄道旅になります。小海線に乗る前は、朝ご飯はしっかり食べておきましょう。
小海線
小海線で北上します。駅メモでの攻略を考えた場合、小海線としなの鉄道は併せての乗車になると思います。関東週末パスの利用で両方併せてコンプリートしておきましょう。
今回乗車する小海線の車両はシングルとダブルのクロスシートになっています。乗り口の段差と手開きのドアが昔から使われている車両であることを感じさせます。
小海線では、部屋の中に暖炉がありそうなお洒落なロッジがちらほら。
すぐ先の甲斐大泉駅にはパノラマの湯という日帰り温泉があります。
お風呂から富士山も見えるそうで、一度は行ってみたい日帰り温泉です。
https://panoramanoyu-izumiso.com/
乗客は席が埋まる程度でしたが、それも束の間、清里駅でほとんどが下車しました。清里エリアは観光地になっていて食べ歩きが楽しめるようです。
小海線は観光スポットの他に、鉄道の撮影スポットがたくさんあるそうです。大自然の中を走る列車が綺麗に取れるとのことです。撮り鉄にはたまらないんだとか。
筆者は乗り鉄旅になりますので、途中下車することなく終点の小諸駅に向かいます。
小海線からの車窓です。雪景色がなかなか絶景です。
雪でなければ一面、田んぼか畑の風景なのでしょうが、昨日の雪が降ったことで、景色は今までに見たことのない一面雪景色になりました。普段の生活では見ることができない風景を座って寛ぎながら旅ができるのも鉄道旅の醍醐味です。
小海線で有名な野辺山駅近辺ではJR路線の最高地点をとおります。野辺山駅手前では、JR最高点のモニュメントが上田方面を向いて右側に見えてきます。
ただ、一瞬で通り過ぎるので、よくよく注意して見て下さい。あまりにも一瞬で通過したため写真は取れませんでした。
※参考サイト
近くで見てみたいのですが、駅から遠く歩ける距離ではなさそうです。野辺山駅からレンタサイクルで移動することになると思います。
JRの高度が最高地点にある駅の野辺山駅。
鉄道好きでなくとも割と知られている有名な駅で標高1345メートルのところにある駅になります。
ちなみに西日本で一番高い駅は木次線の三井野原駅で高度が727メートルです。標高の高い駅ベスト5に小海線の駅が全てランクインしているので、いかに高い山の中を走る列車というのがわかります。
最高地点を超えれば後は下るだけ。しなの方面側の車窓も一面の雪景色。
中間地点の小海駅。海がないけど小海駅。
駅の名前に海がついているのは、昔々このあたり一帯が海だった名残だとか。地面が隆起してこの高度になったようです。
気づけば一面の雪景色は、郊外の景色にかわります。
小海線からレーダーの射程を確認したところ軽井沢まで届かず、信濃追分駅が限界なります。小諸駅〜軽井沢の盲腸路線部分をアイテムで取得するならば西軽井沢と軽井沢は吾妻線か横川駅からレーダーを飛ばすことになります。
小海駅をすぎれば、風景は山あいの景色から街の景色に変わりだして間もなく小諸駅に到着です。
しなの鉄道 小諸駅周辺
小諸駅からは私鉄のしなの鉄道に乗り換えます。こちらは私鉄になりますが、週末きっぷの対象区間なので乗り放題です。
軽井沢行きの列車が止まっています。時間はちょうどお昼時です。
途中下車してお昼休憩です。しなのエリアはクルミ蕎麦というお蕎麦が有名なんだとか。
小諸駅から歩いて5分程度のところにある有名な老舗の草笛という店に向かいます。
出てきた人が、この店はそばだけでも美味いと誇らしげに語ってました。
胡桃そばだけでは寂しいので、かき揚げも一緒に。
誇らしげに語られるだけあって、とても美味しい蕎麦でした。
そば+麺つゆ
そば+胡桃
そば+麺つゆ+胡桃
どの組み合わせでも美味しい。
それぞれ味を変えながら、一層美味い。
巨大なかき揚げもサクサクパリパリでこれもなかなか美味い。
信州に寄った際には必ず寄りたい名店です。
ついつい駅でお土産にお蕎麦を購入。
ここまでにある公園と門。屋根からは昨日の雪が溶けています。この門も有名な門。小諸城三の門という重要文化財に指定されているのだとか。
小諸周辺の観光施設の懐古園の入口です。中に入るには入場料が500円。
博物館や美術館の共通券が500円になりますので、時間があればゆっくりみて回るのも良いと思います。3時間程度で小諸周辺を満喫できるんだそうな。
※参考サイト
駅に戻ります。少し早いので発車時間まで少し休憩です。
座れない…。
駅の東口。浅間山への登山口は小諸駅にあるそう。山ははるか遠くなのですが、入口は随分遠くにあるようで。
駅では近くの農家さんの野菜直売所がありまして、カッパヤという手作り看板感が丸出しの売店。
看板には、鉄道むすめかと思いきや、あの夏で待ってる というアニメのキャラクター。かなりの名作で小諸地域が舞台になっているのだとか。
小諸駅周辺を一通り見て回りました。ここからは、いったん信濃追分駅へ向かって、レーダーで西軽井沢と軽井沢を取得後、別所温泉へ向かいます。
長くなりましたので、次回へ続きます。
駅メモ信州遠征③-②しなの鉄道 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
今回で小海線をコンプリートすることができました。今回は朝方から乗車しましたが、この小海線はJR最高地点のある野辺山周辺だけではなく、路線自体が星空が綺麗な路線としても知られています。
小諸駅から小淵沢駅までハイレールと呼ばれる観光列車が走っています。全席指定の快速列車になりますので、青春18きっぷでも追加料金を支払うだけで乗車することができます。
この観光列車は特定日に3便走っていて、小淵沢駅を18:00過ぎに発車するハイレール星空がオススメです。このハイレール星空は、野辺山駅で40分程度の停車時間がありすので日本で一番高い駅から星空を鑑賞できます。
せっかく小海線に乗車するのであれば、少しの追加料金だけで観光列車にのることができるので夜間に乗車できるように工程を組んで回るとよいかもしれません。
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