駅メモ 東海遠征①
本日は名鉄一日切符を使って、愛知県に広がる名古屋鉄道をコンプリートします。
今回のコース
大阪6:21→8:41米原8:46→9:19大垣9:26→9:38岐阜→名鉄岐阜→名鉄一宮9:58→10:29津島10:30→10:47須ヶ口10:51→10:58名鉄名古屋11:01→11:31常滑11:34→11:37榎戸→休憩→蒲池12:39→13:01太田川13:14→13:48河和13:57→14:12知多半田→徒歩→半田14:44→15:07大府15:18→15:44蒲郡16:11→16:39吉良吉田16:45→17:23知立17:35→豊田市→新豊田18:14→18:43瀬戸市→瀬戸19:20→19:46大曽根→徒歩→上飯田20:31→21:02犬山21:05→22:26豊橋→宿泊
前回の電車旅はこちら。
九州遠征 福岡地下鉄沿線観光①−③ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。フリー切符を使って九州を一周しました。
名古屋鉄道コンプリート
名鉄の一日券は3200円で、10時〜16時の間のみ特急の有料座席に座ることができます。二日券が4000円で販売されていますが、観光地によらないならば、ニ日券を使うよりも個別に運賃を支払う方が安上がりです。
そんな名鉄攻略のコツといえば、
「朝一から丸一日かけて乗り続ける。」
に尽きます。
1回分の青春18きっぷを金券ショップで買う場合、約3000円になります。今回の遠征工程でのJR使用区間は大阪〜岐阜3080円、半田〜蒲郡990円でした。(ワープでJRを使えばもう少し追加されます。)
割引きっぷを組み合わせれば青春18きっぷの一回相当の値段で岐阜駅に到着できるので、遠征時期にこだわらなくても良いです。
他の遠征で名古屋〜浜松区間を何度か乗車する時に蒲郡や名鉄尾西線、名古屋市営地下鉄に寄り道しておき、名古屋〜豊橋区間をレーダーで埋めておけば、名鉄の大回りと河和線の往復運賃だけでコンプリートが可能な気がします。
名鉄岐阜〜名鉄名古屋
いつものように青春18切符の鉄道旅。いつも乗車する大阪〜岐阜区間を割愛して、本日は岐阜駅前からのスタート。
岐阜駅前の黄金の信長像は、ご時世柄マスクをつけられています。この信長像はドラクエウォークのお土産スポットになっていて、岐阜駅改札を出ずにクエスト解放できます。
岐阜駅前には昔の車両と思われるナローゲージ513系。最近見かけることが少なくなった旧型の路面電車です。
名鉄岐阜駅はどこから入るのか、線路の裏側にクルッと一回り。名鉄岐阜駅の周りは商業施設はあるものの少し寂しい感じがします。名鉄の一日きっぷを券売機で買って、ここから名古屋鉄道の乗りつぶし。
名鉄は一般運賃で特急にも乗れますが、クロスシートは一部指定の有料座席。一日券で有料座席に乗れる時間は10時〜。有料座席はとても快適そう。
普通のロングシートに座って一宮まで。一宮までのほとんどの駅がJRからチェックインできるので、一宮からスタートした方が結果的に時間短縮になりました。
岐阜駅を出ればちょっと田舎を感じるような郊外の風景。
名鉄一宮駅で尾西線に乗り換え。尾西線はレーダーでは届かないので、一時間かけて津島を大回りする必要があります。
青春18切符で一宮を通った時に300円かけて寄り道して大回りしておけば、一時間は工程に余裕を持たせることができました。
名鉄尾西線の景色はずっと田畑ばかり。こういう景色を見ていると何故か歌いたくなるこの音楽。
途中駅の駅名標は、何故かローマ字の横書。
首を傾けて………か、り、や、す………。
なんというかとても読みにくい。
変わらない景色を見ながら、津島駅で名古屋方面へ向かう津島線に乗り換え。津島駅では近鉄八田方面へレーダーを飛ばして、近鉄乗車時のレーダーと併せて路線コンプリート。
※参考記事
近畿日本鉄道攻略④-③名古屋線 駅メモ三重県攻略 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
名鉄名古屋から知多半島攻略に進みます。名鉄名古屋はDJブースと呼ばれる管制塔や4線しかないホームにひっきりなしに電車がやってくる日本で一番忙しい駅として、鉄道好きにとって鉄分豊富な駅。
その面白さは、他の鉄道ブログやYouTubeで一度見ていただきたいです。
名鉄 知多半島 駅メモ攻略
名鉄の河和線と常滑線、名古屋本線を走る特急は南海電鉄のように1号車と2号車のみが有料座席になっています。
一日きっぷの特典を活かして一般車両が激混みの中、クロスシートで快適な列車旅。有料座席でシートが良いのか、あまり揺れる感じがしません。
名鉄の1日切符は有料座席に乗れたとしても指定席の予約客が来た時には席を譲らなければなりません。空席が目立ったとしても、どこに座ればいいものかと躊躇しそうですが、
太田川駅を越えると乗客はほとんど乗ってこないので好きな席に座りましょう。
途中で車掌さんがきっぷの確認に来ます。
「誰か来たら席を変わってくださいね。」
とのことです。
一日券は席の指定はせずに空いている座席にだけ座れます。
後で戻ってくる太田川を越えて常滑駅へ。常滑駅から河和線の知多半田に向かうバスワープは、太田川駅への折り返しと比べても所要時間が10分ぐらいしか変わりません。
常滑駅は空港が近いこともあって街の雰囲気はりんくうタウンのよう。常滑周辺には見どころもチラホラ。ランチをするならば、是非とも常滑で。
昼食場所を探すために、常滑 ランチ で検索したところ、興味を惹かれてしまう店名の常滑チャーシュー。
各駅停車でしか止まらない榎戸と蒲池の間にある人気ラーメン店です。
r.gnavi.co.jp榎戸駅で下車して少し寄り道。フリーきっぷの場合、突発的にどこかに寄り道をするのは致命傷になるのは知っているけれど…………。これも旅の醍醐味。
予想通り列車の本数が少なく30分に一本間隔。逃すと致命傷です。
国道を蒲池方面に歩くこと約10分。人気店だけあって、昼前でもすでに行列ができていました。筆者のように遠方から食べに来たお客さんもチラホラと。
男性に好まれそうなラーメンは回転率が良く、行列でも20分程度の待ち時間で入ることができました。
出てきたラーメンは切るのが面倒なのか、というぐらい分厚いチャーシュー。これだけでもお腹いっぱいになるので、もはや麺はなくてもいいぐらいです。
この店に寄り道する場合、行列だけは予想がつきません。2時間〜2時間半は見ておくと安心かと思います。
少し待ち時間があまりましたが、無事に電車に乗れて一安心。
常滑チャーシューへの寄り道に2時間。少し時間をかけすぎてしまいました。駅メモでもなければ、遠方からわざわざ訪れることのなかったラーメン屋さん。それなりに鉄道旅を満喫できています。
名鉄河和線
太田川駅は立体構造になっていて、2階は河和線、3階は常滑線。
準急に乗って河和駅まで名鉄のローカルを走る路線はどこもクロスシートとロングシートの混合車両になっていました。
先程通った常滑線とお別れ。河和線は途中駅でも有人改札の駅です。案外、名古屋本線に次ぐメイン路線なのかもしれません。
河和線と内海線の分岐点となる富貴から射程+18でレーダーを飛ばしても内海線はコンプリートできないため、必ず河和駅まで行く必要があります。
この知多新線は、内海〜河和駅を真っ直ぐ進まず大きく迂回する奇妙な路線の形をしている理由は、名鉄と周辺住民との間でイザコザがあったようで分岐することになったとのこと。
名古屋鉄道には、名鉄本線、瀬戸線と犬山線が途中で途切れている理由など、色々と歴史があるようで、検索してみると面白いと思います。
河和駅で折り返し列車まで少し一服。伊良湖わ行きのフェリー乗り場までの無料バスがありました。
伊良湖から三重県の鳥羽に向けてフェリーがでているようです。志摩半島から伊良湖へフェリーで向かい、豊橋鉄道をレーダーで取得したあと、河和へワープ。なんてルートも有りかもしれません。そうなればもはや船旅です。
河和駅からJR武豊線に乗車するため、知多半田駅まで折り返し。
河和駅から乗る列車はビスタカーと呼ばれる全面展望座席。シートの並びは、高級感というかプレミアム感があります。鉄道好きな乗客がすでに寛いでいます。もちろん筆者も一番前を陣取ります。
河和線以外の展望車なひらここまで席が空いていることも珍しく、筆者とその人の二人だけ。とはいえ、鉄道旅主はあまり人に話しかけることはありません。お互いそれぞれの世界を楽しみます。
全面展望車では、意味なくシャッターを押してしまいます。この座席に座れるなら、一日券はそんなに高くはありません。
もう少し乗っていたいのですが、知多半田駅で下車します。恐らくここがJRまで距離が一番短いはずです。
線路を潜って、半田駅に到着。思っていた駅の雰囲気とは少し違って静かな駅でした。
駅には人はほとんどおらずイチャイチャしている高校生カップルだけ。目のやり場に困り、いたたまれずウロウロしたり、陸橋の説明文を繰り返し読んだり。半田駅の陸橋はなにやらJRで一番古い歩道橋なんだとか。
………こんなものより、カップルの方が気になります。
ローカル駅は、案外その地域の高校生達のイチャイチャスポットなのかも。列車の発車時間までは、基本的に人が来ないので、二人になるには丁度よいのでしょう。
かなり待ち時間が発生してしまいましたが、久々に赤くない列車が到着しました。
JR武豊線からは名鉄三河線碧南方面に向けてレーダーを飛ばします。
名鉄河和線からは残念ながら射程外となりますので、どうしても武豊線に乗る必要がありました。何度か通った大府駅です。蒲郡駅まではJRでワープします。見慣れた快速車両に乗って蒲郡駅へ。
知多半島を攻略するにあたり、列車の接続を考えた場合JRで半田駅まで行って名鉄へ乗り換え、河和、太田川、常滑と行く方が早いかもしれません。接続を確認してみましょう。
名古屋鉄道旅 名鉄蒲郡線
ここから名鉄攻略の後半戦。蒲郡駅で名鉄蒲郡線に乗り換え。廃線の危機が〜なんて噂がありますが、ロングシートの車両は結構混んでいました。
よく聞くプロジェクションマッピングで有名なラグーナ蒲郡というテーマパークの最寄り駅は二駅先の三河大塚駅。間違える人が多いようです。
蒲郡線の車窓からは海が見えたり、なにやら良い感じの風景です。
蒲郡線終点の吉良吉田駅で中間改札を抜けて西尾線に乗り換えます。JRからレーダーで届かない吉良吉田駅はV字型のホームです。
変わった形をしているせいか、車両とホームの幅が広く注意書きもしてあります。
………幅。油断すればスッポリハマります。
名鉄のロングクロス混合シート車両で終点の知立駅まで。こちらも都市郊外の風景が続きます。
知立駅についた頃にはもうこんな時間。名鉄完乗はランチタイムがなかったとしても、結構な時間がかかります。
ここから愛知県の内陸エリアに向けて豊田方面に乗車します。三河線はとても混み合っていましたので風景が撮れず豊田市へ到着。
名鉄豊田市 愛知縦環鉄道
豊田市駅前は商業施設が並び、まるで千里中央駅のよう。この街を作ったトヨタは今、山梨県にウーブンシティという新しい町作りをしているのだとか。
デッキから歩いて見えるこれは線路ではなく駅はもう少し先に。
…………見れば分かるか。
疲れてくるとホームか通路かすらわからなくなります。一日で名古屋鉄道を完乗するならば、この辺りが気力が尽きる頃です。ここまでくれば後はもう少し。
歩道橋から見下ろす街並みは、たまプラーザ駅のよう。ちょっとした癒やしの時間です。
愛知環状鉄道で豊田〜瀬戸市までの料金が510円。駅が少ないので少し高い気がしますが、移動距離を考えれば妥当なところかと思われます。
愛知環状鉄道、路線図を見る限りは、
環状→縦貫
が正解じゃないか?
と言いたくなるぐらい。環ることがなく、貫くだけですが、愛知環状鉄道が正解です。
縦環鉄道では、三河線の猿投方面と合わせて、リニモ、豊田線をレーダーで取得しておき、残りを地下鉄周遊の時に反対側からレーダーを飛ばしてコンプリートとなります。
豊田線は黒笹までを取得してください。地下鉄の終点の赤池駅からは、米野木が射程の限界になります。
新瀬戸駅では東西南北にレーダーを飛ばしてコンプリート。後は名鉄瀬戸線に乗っていくだけ。
瀬戸駅に到着。少しお腹が空いてきました。駅前のスーパーのフードコートで軽く食事。
寿がきやは愛知県のローカルチェーン店のラーメン屋さんです。このラーメンが安くて美味しい。その辺りのラーメン屋さんより案外美味しいかもしれません。
名鉄瀬戸線
瀬戸駅では栄町行きの普通列車が丁度到着しました。15分に一本位あるのでゆっくり乗り換えて大丈夫です。
瀬戸線のロングシートの車両は市営地下鉄のようです。あたりは真っ暗で特に何が見えるわけでもありません。そのままポチポチしながら進み、春日井駅あたりでゆとりーとラインに向けてレーダーを飛ばして大曽根駅で乗り換えます。
本来であればこのまま地下鉄に乗り換えて上飯田駅を目指すのですが、地図を見る限りはそこまで距離があるわけでもなさそうなので歩いて見ます。急ぎ足で歩いて約10分ほどで平安通交差点につきました。ここで一駅歩いたことになりますので、残り半分。
ここから北に進み上飯田駅に向かいます。朝から一日電車に乗っていれば疲れも出てきます。疲れもピークになれば、色々と頭に雑念がよぎります。
宿泊地を豊橋ではなく名古屋とかにしておけば…………
どうせ、明日も18きっぷを使うことになるし………
そもそも、何やってるんだろう…………
とか。自分は何やってるんだろう?という自問自答をしたことがある駅メモerは多数いるような気がします。
日本周遊の目的を見つめ直したところで、気づけば通り道には誘惑がたくさん。飲食店の看板が光っていますが、時間はないのです。
これなら時間はかからないけれど、
先を………。
こんなことをしている場合でもなくて、
もうすぐか。今更、バスに乗っても………
大曽根から歩いて約20分でようやく上飯田駅が見えてきました。
運賃を出し惜しみせず電車に乗れば良かった、と、とても反省しました。
名鉄小牧線
平安通駅から犬山駅まで直通になっているようで上飯田駅からは比較的空いています。
それにしても、名古屋鉄道は
「何故こんな中途半端に途切れているのか」と、20分歩いた手前、怒りすら覚えます。
辺りは真っ暗なので、勝川を枇杷島を結ぶ城北線をレーダーで取得した後は特にすることもないまま、犬山駅に到着。
計画段階では知多半島の前にドラクエウォークのお土産スポットの犬山城を回るという選択肢もありましたが、駅から20分ほど歩かなければなりません。豊田スタジアムと合わせて、又の機会に。
今までは気に留めてなかったのですが、愛知県のエスカレーターはどこも幅が一人分。これならば追い抜きが自体ができません。
犬山駅から豊橋駅まで直通特急に乗って、これが名鉄最後の路線。途中の小田井駅では城北線と地下鉄方面にレーダーを飛ばして明日は時間短縮。
筆者は、以前に名古屋城へ遊びに行った時に取得していました。
※参考記事
青春18きっぷ日帰り観光 名古屋観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
名古屋駅では車内から吉野家が見えます。お腹がすいた。せっかく座れているので、そのまま豊橋まで。
お腹がすいてくると何故か吉野屋の牛丼を無性に食べたくなります。
名古屋駅からは多くの人が乗ってきます。特別車両は一日券の時間外。そのままロングシートに座ってひたすらポチポチしていきます。名古屋本線で取得できていない駅は、東海道線で取れない一部の駅と、岡崎駅付近だけになっているはずです。駅の取得具合を見ながら、一時間かけて豊橋駅に到着しました。
豊橋駅周辺
名古屋〜豊橋までの所要時間は名鉄もJRもあまり変わりません。
豊橋で乗っていた乗客は一斉に下車します。名鉄に乗ってきましたが、JRの改札を通ります。名鉄の改札は三重県の近鉄電車方式であるのかないのかわかりません。
豊橋駅はの繁華街側は東口。ホテルをとるならば東口の方がオススメです。
西口にあるホテルに入ってから、寝る前の食事をなんて考えていましたが、西口側は飲食店という飲食店はありません。
そのため本日の晩御飯はこうなりました。
コンビニ弁当もそれなりに美味しいので、これはこれでいいんですけどね。
本日はこれにて終了。明日に続きます。
豊橋発 東海地方 私鉄鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
♯101.102.103
津島線にしてもそうですが、名古屋鉄道には大回り乗車ができる区間があります。
名鉄岐阜→津島→犬山→上飯田の
運賃が810円
太田川→常滑→河和→知多半田の
運賃が1770円
蒲郡→吉良吉田→南安城までの
運賃が810円
知多半島は運賃が必ず必要になりますが、縦貫鉄道と大回りを使いながらレーダーを使えば、一日きっぷの値段より安くコンプリートできそうです。
そう考えれば、中央線や東海道線遠征時に、中央西線やリニモからレーダーを飛ばしておけば、豊田駅付近でレーダーを飛ばしながら赤池駅へ進み、市営地下鉄経由で犬山線に進むことができましたのでもっと楽だったように思います。
駅メモ攻略中盤編の目次はこちら。