駅メモ 東北遠征 東日本パス
鉄道旅の東北遠征は、3〜4回の長期遠征が必要になります。というのも、
・東北地方まで行くのが一苦労
・列車の本数が少ない。
・路線が長くレーダーが届かない。
・一つの路線に時間がかかる
・冬場の豪雪地帯で列車が遅延する可能性有
・そもそも東北に行く縁がない。
といった理由で、関西に住んでいればなおのこと、東北遠征はかなり難所となります。事前に計画を立てて、なるだけ遠征回数を抑えたいところです。
前回の鉄道旅はこちら
【南海沿線観光】南海高野線 高野山観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
東北遠征計画
あみだクジのような東北路線なので、計画を立てようにも一苦労。加えて、青函トンネルを使って北海道にも抜けなければなりません。さらには、工程を組んでみても閑散路線であれば、計画の変更を余儀なくされてしまいます。
筆者の場合は、甲信越地方は関東と絡めて乗車することにして、新潟と仙台を起点にして計画を立てました。
※青線は未定。
この中で重複させるならば、新幹線が走っている奥羽本線と東北本線。ワープも可能で、在来線の本数もそれなりにあります。
逆に重複したくない路線といえば、フリーパスが使えない三陸鉄道と秋田縦貫鉄道。どちらも駅数が多くレーダーでのコンプリートはできません。併せて、日本海側と太平洋を横断する路線は基本的に本数が少ないうえに、移動時間がかかるため極力重複を避けたいところです。
東北地方への遠征を考える場合は、県やエリアごとに捉えるはなく全体を俯瞰して、新潟から仙台へ遠回りして、出かけた先の空港から関西に戻るようなイメージです。
(スタート地点とゴール地点の空港を☆で表しています。)
そのため、使用する切符は、広範囲で使える青春18きっぷと東日本北海道パスがオススメです。
それぞれ県ごとにフリーきっぷが発売されていますが、駅メモ遠征の場合は基本的にその日のうちに県を跨ぐことになります。
観光を入れるような計画を立てるならば、県ごとのフリー切符には割引クーポンがついていたりするので、18切符を使うより安くつくかもしれません。
東北遠征 宿泊地
東北地方には有名な温泉街が数々ありますが、駅メモ遠征の場合は、夕方に温泉街について旅館で食事を食べてホッコリなんて、そんな易しい旅にはなりません。
基本的にビジネスホテルに夜について、翌朝は通勤時間帯前、下手すれば始発で出発なんてザラにあります。
東北地方でホテルが並ぶ都市といえば、
仙台、盛岡、新潟、秋田
衛星都市は、
鶴岡、大曲、青森、八戸、辺りでしょう。
筆者自身も失敗しましたが、横断する路線をその日の一番最初に乗車しようとすると、あまりに本数が少なく後悔することになります。例えば、
宮古線 盛岡〜宮古
盛岡から宮古への列車は11時台と14時台のみです。逆の宮古から盛岡へは9時台と16時台のみです。(臨時列車を除く)高速バスで代用しなければなりません、
花輪線 大館〜盛岡
朝6時台の列車を寝坊して逃そうものならば、次の列車は10時台になります。
悲しいかな、8時台の列車は途中から接続がありません。下り路線の盛岡〜大館も7時前の列車を逃せば次は13時台です。
米坂線
こちらはまだマシな方。7時台と9時台がありますが、次は13時台で、しばらく空いて17時台と18時台。下りも同様に6時前、10時、14時、16時に18時になっています。
※行き先ナビより画像参照
https://www.homemate-research-station.com/dtl/46000000000000003801/
より引用
一日五本でもマシな方に思えてきますが、夜遅くに到着して、翌日6時前出発ともなればわざわざホテルに泊まらなくてもいいようなレベルです。
奥羽西線
レーダーで取得できる路線ですが、こちらも同様。酒田駅発は通勤時間を逃せば次は14時台。酒田駅から奥羽西線に抜けるプランであれば、秋田から2時間かけて南下しているはずなので、余目駅からのみ発車している列車は鶴岡方面からの接続になります。新潟方面から下る接続が2時間に一本なので、まだ乗り換えはしやすいと思います。
その他横断路線
大体3時間間隔で1日八本程度。八本もある路線であれば、通学時間帯や温泉宿泊者の帰り時間帯に一時間間隔で設定されていますので、まぁなんとか。
東北地方の人はみんな車が主な交通手段になるのか鉄道はあまり重要視されておらず、これらの路線では特急も走っていません。上記のようなダイヤの場合は、夜が遅くになってでも横断先の駅を宿泊池にするほうが、翌日の工程の選択肢が増えてきます。
東北フリーパス 鉄道観光
東北地方の路線では、鉄道の利用客を呼び込むために観光列車が多く走っています。
有名な所では、
・青森県の五能線を走るリゾートしらかみ
・岩手県の山田線を走る臨時列車の三陸トレイン(運航日に注意)
・岩手県の大船渡線を走るポケモン列車
・岩手県の釜石線を走るSL銀河
・新潟県羽越本線を走る海里
これらの列車は快速列車扱いになります。フリーパスと追加で600円ほどの指定席代金を払えば乗車できますので、時間を上手に合わせて乗車してみるのもいいかも思います。
また、東北地方といえば文豪の聖地や温泉地が多々あります。駅近くの日帰り温泉。計画を立てる時に参考にしたサイトです。
※日帰り温泉
駅メモ旅とはいえ、そうそう訪れることのないエリアです。観光に日帰り温泉、グルメにとそれなりに楽しめるように多少の余分な時間はとってもいいように思います。
東北本線がまだ未取得なのであれば駅ネットで事前予約すればかなり安く新幹線きっぷを買えます。宿泊代を考慮した場合に東京から新青森や秋田、山形まで新幹線を使う方が返って安いかもしれませんが、移動自体を楽しむ旅である鈍行列車の旅もなかなかいいものです。
♯108
次回は、初めての東北遠征になります。
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