九州北部 お得きっぷ鉄道旅①-①
★1日目
小倉7:33→8:48添田9:00→10:31日田10:43→11:37湯布院→休憩→湯布院15:50→18:05博多18:24→19:04
新飯塚19:19→19:43田川後藤寺20:30→20:43金田20:47→21:09直方21:31→21:51折尾
※田川エリアはレーダーでコンプリートできるので20時前には折尾につけます
(新飯塚19:07→19:21直方19:24→19:49折尾)
☆2日目
黒崎7:32→8:16香椎8:32→8:54西戸崎9:01→9:20香椎9:34→9:44博多9:55→11:56長崎→長崎市電
前回の鉄道旅
https://www.eki-tetudoutabi.com/entry/2022/03/26/1401317
今回は、みんなの九州きっぷ北部版を使用して九州北部を回り長崎に移動します。今回は小倉を出発地点にして湯布院観光と長崎市内観光をメインに工程を組みました。
大阪発福岡遠征 駅メモ鉄道旅
福岡県の山間部を走る筑豊本線を含む福岡県は大回り乗車ができるエリアにはなります。
ただ、駅メモ遠征民にとっては、大回りをしたところで久大本線や日田山彦線に乗車しなければならないので、あえて大回りをするメリットは無いように思います。
今回は使用するみんなの九州きっぷ北部版は、熊本以北のJR九州の路線が二日間乗り放題になります。もちろん新幹線や特急も乗り放題で8000円。
このエリアは特急を使わなくても、青春18きっぷでも回れます。
※青春18きっぷの場合
小倉7:33→8:48添田9:00→10:31日田12:37→13:40由布院→休憩→
湯布院16:24→17:25日田18:26→19:38久留米20:01→20:48吉塚21:02→21:52直方22:24→22:42折尾
前回は全九州版を使って、博多から鹿児島経由で志布志を回り九州を一周しました。あれはなかなか辛かった。
※参考記事
一年前のみんなの九州きっぷ北部版は5000円だったような気がします。期間限定きっぷはタイミングを逃すと値段が上がっていきますので、遠征の決断はお早めに。
夜行バス 大阪〜小倉
今回も福岡行きの夜行バスに乗って遠征開始。大阪〜小倉博多区間も関東と同様に安い値段設定になっています。
小倉博多方面のバスは瀬戸内の高速道路を通ります。夜行バスでずっと起きているのはさすがに困難で、分岐する路線を取得することができません。コンプリートは諦めて鉄道旅の工程を考えましょう。
※参考記事
途中のサービスエリアで、1時間休憩が一回、20分の休憩が2回の合計3回の休憩を挟んで朝6時に小倉駅に到着。小倉駅にどれだけ早くついてもJR九州のみどりの窓口の営業開始の朝7時まで、きっぷを受け取ることができません。
田川後藤寺から日田まで日田山彦線を乗り通すにあたり、朝の7時半発の小倉発添田行きの電車に乗らなければなりません。これを逃せば、次の接続する列車は12時台。
大阪から始発の新幹線に乗っても7:30発の列車には間に合わないので、日田山彦線を回るならば夜行バスを使うか前泊が必要です。
小倉駅の名物風景のビルから出発するモノレール。このモノレールは、ほとんどの駅がJRから取得できますので、敢えて乗車する必要はありません。
空き時間を利用してドラクエウォークのお土産。小倉駅から徒歩で往復25分もあればクエスト解放して駅に戻れるはずです。
きっぷを受け取るみどりの窓口は、7時に窓口が開きます。それまでの余った時間は駅前の朝マックで時間つぶし。安くて、腹持ちも良いマクドナルドは、夜行バス利用者の御用達の場所です。
みどりの窓口が開く時間になりました。小倉駅にはJR西日本とJR九州の窓口がそれぞれ分かれているので注意してください。
受け取りができるのは改札の近くにあるJR九州の窓口です。
北海道と同様に特急が乗り放題になる多くのお得きっぷは、6回まで指定席が無料です。
※参考記事
JR九州は全駅指定席の特急が多いので、きっぷの受取と合わせて、乗車予定の指定席を取っておきましょう。ここから九州遠征のスタートです。
日豊本線 日田山彦線
小倉駅を朝の7時台に出発できるのは夜行バスさながら。
鉄道好きに大人気の立ち食いうどん。松山や小倉のうどんはクタクタになるまで茹でているそう。一度は九州の立ち食いそばやうどんを食べてみても良いかもしれません。
小倉駅から日田山彦線の田川後藤寺に向けて日豊本線南下していきます。九州モノレールは一部の駅がチェックインできないのでアイテムでコンプリートしておきます。
志井公園駅を過ぎれば山越えが始まり、山は朝靄が緑を覆っています。つい先程までの都市郊外の風景が、ここまで変わるかというぐらいに一気に山の景色に変わります。
途中駅も趣のある…というか年季の入った駅舎です。
地面のコンクリ具合が、年季のある駅舎そのもの。
山間部にある都市の田川伊田駅、田川後藤寺駅はレーダーの使用箇所。
それぞれの駅からレーダー射程MAX+18にして全方位に飛ばせば、それぞれ反対側の新飯塚、行橋からと合わせて、筑豊鉄道全てを乗車せずにコンプリートできます。
(今回の工程では、レーダーの射程に不安があったので、筑豊電鉄に乗車しています。)
射程MAXにしてレーダーを飛ばすことで、筑豊電鉄をコンプリートできるので大幅な時間短縮になります。
参考までに新飯塚方面からのレーダー射程。
行橋方面からは別記事で。
駅看板にもMr.MAXの文字。筑豊電鉄に遠慮せずに、MAXでレーダーを使用すればよかった。
田川後藤寺駅からようやく日田山彦線。山間を日田方面に向けて進みます。大雨災害によって陸橋が落ちているので、鉄道で行けるのはわずか4駅先の添田駅まで。
西添田駅は今にも崩れそうな駅看板と塗装が剥げた小粋な形の駅舎。あまり使われていない閑散路線の劣化具合がソソります。
添田駅に到着。本来ならばこのまま日田方面に進めるはずですが、大雨災害で線路が壊れているので代行バスに乗換えます。
復旧予定の線路はBRTにできそうなぐらいの線路幅。日田山彦線自体が廃線という話もありますので、18きっぷが使えるうちに乗車しておくほうが良いかもしれません。
駅から少し離れた所に代行バスのバス停があります。時間に余裕を持たせてくれていますので、焦らなくても大丈夫。
途中バス停のようなものがありますが、そこではありません。乗り場はもっと先の駐車場。次の代行バスが来るのは3時間後、間違えないように。
日田駅に向かう人はきっと全員駅メモerか18キッパー。その中でも添田〜日田まで代行バスを乗り通す人は、きっと駅メモerでも強者ばかり。少人数を乗せてバスは山中を進みます。
日田山彦線 添田〜日田
ひこさん駅は道の駅が併設されています。地元の人と思われる乗客はここで下車していきました。
運休中の日田山彦線の駅だけでなく、元々のバス路線の停留所に立ち寄りながら終点の日田駅を目指します。バスが停車したからといって駅についたわけではありません。
代行バスから見る日田山彦線は所々で線路の補修をしています。
橋梁が流された筑前岩屋駅を大回りして迂回します。山あいの民家を抜けて行きますが、たぶんこの辺りの人達は車移動がほとんどでしょう。
迂回ルートを過ぎると、大肥川が見えてきました。この川が氾濫したようですが、バスから見る限り静かな澄み渡る川です。
添田駅〜日田区間の南半分の線路は綺麗に今も残っていますが列車は走っていません。
残った区間だけを走らせても乗客がおらず意味がないのでしょう。やはり街と街を繋いでこその鉄道です。
道路脇にチェーン店が見え始めると日田駅はもうすぐ。代行バスは到着予定より少し早く終点の日田駅に到着しました。多少なりとも余裕を持たせたバスダイヤが組まれているので、よほどのことがなければ日田駅での接続に間に合うと思います。
青春18きっぷならば、ここで2時間待ちになります。多少バスが遅れてもなんということはありません。
接続待ちで時間があるならば、大分県日田市名物の日田やきそばを探して、少し早い昼食にするのが良いでしょう。
今回の遠征で使用しているみんなの九州きっぷは、特急にも乗り放題。
地方の路線は特急でなければ、すんなり乗り換えることができません。特急利権を使って、10分後にくる観光列車の特急ゆふいんの森に乗換えて由布院駅に向かいます。
久大本線 日田〜由布院
日田駅は進撃の巨人とコラボ中。作者の故郷なんだそうな。
最近あちらこちらで見かける地名のモニュメントは、H TA 。間に人が立って初めて完成します。
自撮り棒でも一人では全てをアングルに収めることができません。記念撮影するならば、誰か親切な人を捕まえて。
在来線の列車も新型車両に変わっていて、車窓の綺麗な南向きにクロスシートが設置されていています。普通列車でも新しい革張りのシートで乗り心地は良さそうな気がします。
JR九州の場合、特急でなければ接続が非常に悪く、多くの駅で接続のための待ち時間が出てしまいます。九州の地方在来線の旅は、本州の何倍かの苦行になるので、極力特急利用したいものです。
九州の特急は観光列車仕様になっているものも多く、乗っていて楽しい列車です。指定席のみの列車もありますので、特急乗り放題のフリー切符の販売期間に回るようにするのがよいです。
ゆふいんの森の車内は豪華列車仕様。座席はサロンカーで、二階席から景色を見下ろせるようになっています。ただし、旧型車両を改装しているので、残念ながらコンセントはありません。
展望席には乗車記念のスタンプ台。カウンターのペア席で誰かと話しながら、車窓を見て、なんて旅行も素敵です。
筆者は一人ですが…………。
日田から湯布院までのセレブな時間。線路から丁度良い距離の山の緑が綺麗に映えています。久大本線は乗車するならば南側の車窓がオススメ。日田〜由布院区間の車内アナウンスで流れる景観は全て南側にあります。
北側の車窓はよくある山間部の光景。川に差し掛かると景色が抜けるので、他の地方と変わり映えしないながらもついついシャッターを押してしまいます。
途中停車駅の豊後森駅は童話の里として知られています。日本のアンデルセンと呼ばれる童話の作者が豊後森出身なのだそうな。
豊後森は童話の森よりも、どちらかといえば、最古の機関車庫のある場所として知られています。珍しい円形の機関庫があるそうですが、それはまた今度、そのうち。
伐玖山は台形をした珍しい山で、時期がよければパラグライダーのアクティビティが体験できるそうです。
豊後森を超えると秘境越え。携帯は圏外になります。電波が入りそうで入らず駅メモerにとって苦しい区間。
特急ならば車内Wi-Fiがありますが、設定する手間をかけるぐらいならば、アイテムを使う方が早いと思います。
日田〜湯布院区間は電波がなかなか入らず結構なイライラする区間です。最初からルートビューンで取るつもりぐらいが良いでしょう。電波が入るようになると湯布院に到着します。
特急を使ったおかげで、湯布院を観光する時間が取れました。湯布院観光はこちらから。
小倉発鉄道旅 由布院観光 大分県遠征 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
湯布院を観光した後は、久留米に戻って筑豊本線に進みます。次回へ続きます。
駅メモ 福岡県攻略 筑豊エリア - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
♯143
湯布院は九州でもゆっくりと回りたい観光地ですが、日田山彦線や筑豊本線は特急がないので、青春18きっぷでも充分です。
青春18きっぷならば、一日あたり2500円
九州お得きっぷは、一日あたり4000円
2日間で見た場合3000円程度高くなります。平成筑豊鉄道はレーダー射程+18でコンプリートできるので観光時間を取るかどうかで使用する切符が変わります。
もし日田山彦線を絡めた計画で九州のお得きっぷを使うならば、一日目に青春18きっぷを使い、由布院から先を久留米や熊本に南下して一泊。翌日からフリーきっぷを使い、阿蘇を回って大分を経由して小倉、新飯塚、博多周辺わ回って、最終日に長崎へのようなニ泊三日旅が理想かと思います。
筆者はある程度九州を回った後だったので、翌日に長崎に向かいました。平成筑豊鉄道はレーダー射程+18でコンプリートできるのを知っていれば、18きっぷでもう少し違う計画を立てれたように思います。
駅メモ攻略後半の遠征目次はこちら