関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。

大阪発 駅メモ攻略 駅メモ全駅、全鉄道路線制覇を目指して、青春18切符や高速バスを含めて移動記録をのんびり更新していきます。攻略情報ではないので参考程度に考えていただければありがたいです。

駅メモ 島原フェリー 人吉遠征

旅名人の九州満喫きっぷ②

旅名人の九州きっぷは九州の私鉄を含む鉄道が三日間乗り放題。今回の工程では博多から松浦鉄道、運休中の肥薩線、人吉を回って宮崎を目指します。

☆1日目(土曜日)

大阪→博多→今宿→桜井二見ヶ浦→休憩→桜井二見ヶ浦→九大学研都市→筑前前原→虹の松原→休憩→唐津→伊万里→平戸→佐世保→休憩→佐世保→諫早

★2日目

諫早8:18→9:32島原→休憩→島原港12:20→熊本港13:20→13:45熊本→熊本市電→熊本18:20→人吉IC20:46→21:30人吉駅

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☆3日目

人吉→湯前→人吉→鹿児島空港→霧島温泉→休憩→霧島温泉→吉松→都城→宮崎

前回の続きです。

西九州遠征 九州乗り放題きっぷ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。

昨日は西九州の松浦鉄道を回り諫早で一泊しました。島原からフェリーで熊本を経由して運休中の肥薩線を取得して人吉に渡ります。

駅メモ 島原フェリー

島原港から熊本港までのワープ航路は熊本駅までのシャトルバスをつけて、九商フェリーは移動時間が60分で890円、高速船の熊本フェリーは30分で1800円。どちらかの船を出航時間に合わせて選びます。

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鉄道を使えば島原から熊本まで約7時間。フェリーならば時間のかかる九商フェリーでも1時間半で到着できます。また筆者はワイモバイルを使っていますが海上も携帯の電波が入りました。フェリーを使えば往復2時間半かかる三角線もレーダーで取得できます。1000円〜2000円で時間短縮できると考えれば島原鉄道乗車時にはフェリーによるワープは駅メモ九州攻略の必須のショートカットです。

ただし、どちらの船も点検によるドッグ入のため減便している場合があるので注意してください。今回は安い方の九商フェリーがドッグ入のため減便されていました。フェリーの場合も飛行機と同様に出航時間ギリギリでは乗れません。20分前にはチケットを買って乗り込めるようにしましょう。

 

島原鉄道 駅メモ電車旅

長崎駅と同様に諫早駅も新幹線が止まる駅になって綺麗に改装されました。どこの地域でも乗り換えのターミナル駅は本来は賑やかなのですが諫早駅の人の流れはまだまだ。西九州新幹線が開通すれば長崎市内や島原観光への玄関口として駅も変わる気がします。

今はまだガランとした駅の中二階にある島原鉄道の諫早駅からスタートです。

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島原鉄道の改札ではローカル線でお馴染みの鉄道むすめが出迎え。一両編成のクロスシートの黄色い列車で諫早から島原まで一時間のローカル鉄道旅。

それにしても、鉄道むすめや駅メモのデンコはもっと人気が出てもいいような………。

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諫早の次の本諫早駅にもホテルがいくつかありましたが繁華街でもないので始発駅の諫早駅をスタートにするほうが良い気がします。

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列車は島原半島の海岸線に沿って進みます。諫早を出発した後は、暫く前に特急かもめで乗り通した長崎本線が見えます。

見知らぬ土地の赤新駅はとても嬉しい。ワクワクとテンション上がる音楽を聞きながら、島原方面へ。

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※参考記事

長崎本線 駅メモ九州攻略 長崎鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。

中間の多比良駅ですれ違いの待ち時間。サッカーボールの石柱よりも、何故か稲田整形外科の看板に目を惹かれます。

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大三東駅は幸せの黄色いハンカチの映画の舞台にもなった島原鉄道の名物駅。難読地名駅の一つでオオミサキと読みます。

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この駅は日本で海に一番近い駅としても有名だそうですが残念ながら停車時間はありません。名物駅といえども12月の冷たい海風が吹き荒ぶ中、次の列車までの30分を過ごすのは誰もが辛いはず。他の人のブログを見ても車内からの写真ばかりなので、夏冬関係なくほとんどの方が通過していると思います。

大三東駅を過ぎて海の向こうに見えるのは熊本県…………違うかな。

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島原鉄道の看板には鉄道むすめが常に寄り添っていました。駅メモでも鉄道むすめコラボイベントをまた開催してほしいなとか思ったり。島原駅で途中下車して駅前散策します。

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人吉とくま川鉄道をトンボ帰りする工程を立てる場合でも、15時前に発車する熊本〜人吉の高速バスに乗れば良いので、高速バスにフェリーの時間を合わせれば島原観光の時間を取れるはずです。

島原駅前散策

島原駅の目の前の島原城は現在改装中。島原駅は和風テイストの瓦屋根でお城のような唯住まい。鉄道旅好きにとってはお城なんかよりもむしろ駅舎が大事です。

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ローカル都市の駅前のポストは地域柄に合わせたポストが置かれていることが多く、島原は漆黒の力強い古風なポストでした。

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島原散策は島原駅〜島原船津にかけて一時間かけて歩く観光コース。多少荷物が重くてもロッカーには預けずにそのまま逆戻りせず島原港方面へ歩いて行く方がよいと思います。

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島原城はドラクエウォークのお土産スポットになっていて電車内からではクエストの解放ができません。途中下車して島原城を見学しましょう。

駅から島原城へはお堀に一度降りる方が近道。お堀の下から見上げる石垣も中々風情があります。

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島原城は現在改装中で係員の人も退屈そうでした。係員さんの話では、改装中の島原城に入っても景色は見えませんが、近くの物見櫓から雲仙岳と島原西部の街並みが見渡せるとのこと。

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島原城は駅方向よりも雲仙岳に向かってみる景色がとてと綺麗。九州はどこの地域も山が力強くとても美しい。

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この後は観光マップに沿って島原市内を散策します。島原周辺の店がオープンするのは10時か11時からの店がほとんどなので遠征開始時間で調整しましょう。

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商店街で見つけた九州のローカルフード代表のいなほ焼き。いなほ焼きは食べ歩きできるお好み焼き味の大判焼き。大阪で言うキャベツ焼きのような九州のB級グルメ代表です。

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たこ焼きのようなフワフワの出汁が効いた生地のトロトロ具合が美味い。九州に来た時には必ず食べたいローカルグルメ。いなほ焼きの看板を見つけたら是非ともご賞味下さい。

同じく島原地方で有名な金太洋のみかんジュースは昔ながらの粒粒果肉入で昭和のオレンジジュースのような懐かしい感じ。

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昨日唐津で見つけたスマックのような地方限定のドリンクを見つけた時には、何かしらの喜びが溢れます。ジュース自体はどれもそんなに高い商品ではないので見つけた時には、是非とも記念に一本。

 

島原の郷土料理の一つの貝雑煮も有名だそうですが、ランチタイムの営業時間までまだまだ先なので今回は割愛。

島原で有名なかんざらしは、スィーツというよりもフルーツの缶詰のシロップとあん蜜に白玉団子を入れた甘味。どこの店でも400円〜500円位なはずです。

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島原銘菓のかんざらしは喜ばれる島原土産の一つ。ガラスのグラスに入れれば

「白玉の宝石箱や〜」

的に写真映えもすることかと思います。値段も400円程なのでお土産に一袋。

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島原の名所の鯉の泳ぐ道で休憩。朝から同じ列車に乗っている鉄道旅主も同じコースを回っていて、お互い目が合うとなんとなく気まずかったり。

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島原市内を一回りして駅に戻ってきました。島原はランチタイムを含めて2時間半ぐらいあれば見て回れると思います。島原港や島原周辺を回る路線バスが走っていますが、本数がないので当てにしてはいけません。レンタサイクルよりも徒歩移動で充分と思います。

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朝の電車で一緒だった駅メモerも島原散策をして戻ってきた模様。改札は出発時間まで開きません。いつもながら話しかけることができずに遠目に様子を伺うばかり。

お互いに話しかけるかどうかの微妙に気まずい雰囲気を感じながら、島原散策を終えて島原港のフェリー乗り場に向かいます。

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島原市内は同じ長崎県でも長崎市内とは随分街並みが違います。長崎県は江戸時代の鎖国中に諸外国と貿易をしていたり、キリスト教が流行った地方ともあって同じ県でも違った歴史があります。

島原は乗り換え時間の合間に散策するよりも夕方前について温泉旅館で一泊して街散策をしたくなるような観光地でした。普段の旅行で立ち寄らない所に訪れることができるのが駅メモの醍醐味です。旅名人きっぷを使った時には島原で寄り道を。

 

駅メモ 島原港〜熊本

島原港駅は改札口もない簡易的な駅ホームでフェリー乗り場まで歩いて約5分ぐらい。諫早からお供している同じ駅メモerも足早にフェリー乗り場に向かいます。

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島原もテレビ番組で色々なグルメが紹介されるようになりましたが、島原は三大素麺の生産地。途中に島原名物の素麺の自動販売機。昔のレトロ自動販売機みたいにすぐに食べれる状態ならば即購入ですが、乾麺ならばお土産屋さんでいいかな…………。

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フェリーターミナルには小さな食堂とお土産屋がありました。フェリーの待合室の売店ながらもカレー専門店にも負けない味で安くて美味しい。ほんのりと辛い中にも甘さのあるカレーは二日目に食べるカレーの究極のような味。食べ終わった後に特盛にすれば良かったと思えるぐらいの絶品。

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島原土産といえばラッキーチェリー豆。色々な味がある中でウニ豆が一番オススメ。揚げたそら豆にウニパウダーが施されていて、ビールのアテにピッタリ。食べだしたら止まりません。

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フェリー乗り場には二つの会社の窓口が並んでいます。安い方の九商フェリーは前日予約ができなくてもバスは当日でも空きがあれば乗ることができますので受付で確認して整理券をもらってください。島原フェリーは熊本駅までのバスがついた切符が販売されていますので、乗れない心配はありません。

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フェリーを選ぶ時の注意点は料金よりも熊本港から熊本駅までの交通手段の有無の方が大事です。熊本港から熊本駅への路線バスでも500円程度かかるので、島原フェリーの高速艇を使うのと然程料金は変わりません。バスさえ確保できれば、どちらを選ぶかは料金よりも出航時間を最優先に。

乗船アナウンスが流れるまでしばらく待機。座席数が随分あるので満席で乗れないことはなさそう。

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夏場ならば外で風を浴びるのも気持ち良さそうですが暖房の効いた船室でほっと一息。フェリーの中でも携帯電波は入りましたので退屈することはないはずです。

そんな真冬の最中でも男の子は元気一杯。中々客室に入ろうとせず遠ざかる島原半島を見つめています。寒さに震えながら子供に付き合うお父さん。

「そろそろ中に入ろうか」

と何度も説得を試みるも

「やだ」

の一言で却下。お父さんも大変です。

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ただ、船のデッキにいればこそ見える光景もあります。雲の隙間から光が挿す光景は天使の梯子と呼ばれとても神秘的。珍しい光景を見ながら熊本港まで音楽でも聞きながらリラックス。

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船内は普通に電波が入るので、島原港〜熊本港まで約半分を進んだ所で三角線の肥後長浜駅にチェックインしておきます。そのタイミングでレーダーを使えば三角線をコンプリートできるはずです。

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タイミングを逃して住吉(熊本)まで行ってしまうと終点の三角駅が届かないので注意してください。三角へは以前に訪れましたが、観光列車のA列車で行こうに乗る予定がなければレーダーで充分かと思います。

※参考記事

九州新幹線 駅メモ 九州遠征①−① - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。

航路も半分を過ぎると島原半島も見えなくなり海面に日差しが降り注ぐのが肉眼でもしっかり分かります。普段の鉄道とは違った景色で、たまには船の移動も良いものです。

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熊本港への到着15分前頃に下船アナウンスが流れます。多少遅くなったとしてもシャトルバスは待っていてくれるので忘れ物をしないように落ち着いて。

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熊本港から熊本駅まではどう頑張っても歩けるような距離ではありません。熊本の路線バスは乗船時間に合わせて組まれていますのでシャトルバスに乗れなければ確認してみて下さい。駅までの所要時間は30分で運賃が500円だったと思います。

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熊本港周辺の道路は誰一人として歩いていません。シャトルバスで約25分でも信号のない道を走るので市街地の路線バスとはわけが違います。

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熊本駅が見えてきました。ここから人吉への高速バス発車予定時間の18時まで熊本市内散策のフリータイム。

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熊本では3時間もあれば熊本市電に乗車しながら熊本城観光ぐらいはできると思います。

熊本市内観光

熊本市内の路面電車は料金が安くても駅数が多くスピードが遅いため結構大変だったりします。極力JRの在来線から取得しておきましょう。レーダーを使っていればほとんどの駅が取得できているはずです。

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熊本の路面電車は熊本〜辛島町〜新水前寺〜健軍町駅さえ乗車しておけば、阿蘇線と鹿児島線からレーダーで取得できると思います。射程に不安があるようならば熊本城で全方位にレーダーを飛ばしておきましょう。

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阿蘇線から健軍町駅周辺がレーダーで届かないので健軍町駅を取得しに水前寺まで。路面電車を使うよりJRの方が早く水前寺に着くはずです。

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熊本の路面電車は一日券が500円で販売されていますが旅名人きっぷで乗り放題。路面電車はおおよそ10分〜15分に一本間隔で、新旧の車両のどちらが来るかは運次第。来た列車で健軍町駅に向かいます。

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途中の商業高校前駅で初めて終点の健軍町駅が射程圏内に入りました。これで残りの路面電車はレーダーで取得できるはずです。

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後述しますが熊本駅から高速バスを使う場合は市内を回ってから熊本ICに入るので、あえて路面電車に乗車する必要はありません。

島原フェリーターミナルでカレーを食べましたが丁度お腹が空いてくる時間です。熊本は橋本というミシュランの星を取得した洋食屋さんがオススメ。この店のカレーは人生で一度は食べたいカレーなんだそうな。今回は残念ながら予約いっぱいで入れませんでした。人気店なので日程が決まれば早めの予約を。

熊本でランチにするならば下通商店街か桜町周辺が繁華街になっていて何かしらは食べれるはずです。メイン商店街をズレた所にも色々なお店がありますので、まるで関西のミナミエリアのよう。

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熊本グルメには、馬肉やラーメン等ありますが、全国旅をしていると行きたくなるのがローカルチェーン店。

熊本といえばセンターリバーのハンバーグ。静岡のさわやかのような俵型のハンバーグでとても美味しい。何かで名前が知れ渡れば、行列で入れなくなるかもしれないので行くならば有名になっていない今のうちに。

商店街を抜けた先の桜町ではクリスマスマーケットが開催されています。奥に見える建物がバスターミナルになっているので、ここからでも高速バスに乗車できます。

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桜町から少し先の熊本城がドラクエウォークのお土産スポットになっています。

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熊本の食べ歩きならば城彩苑がオススメです。からし蓮根やウニコロッケや人魚焼き。飲食店も観光地の割にはまだ安い方だと思います。

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前回に来たときは工事中でしたが、熊本城の復旧が完了していました。熊本城の見学者も増えて何より。

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※参考記事

駅メモ高速道路 九州自動車道 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。

石垣の復旧はまだまだ。もうここまで粉々ならば、そもそも新しくしなけば元に戻らない気がします。

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以前の九州新幹線で熊本に訪れた時と併せて路面電車をコンプリートできました。射程に不安があれば熊本城で全方位にレーダーを飛ばしておけば取りこぼすことはないと思います。

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今回の料金は諫早〜島原1460円、島原〜島原港150円、熊本市電一日券500円の合計2100円でした。あまり旅名人きっぷの恩恵を受けてない気がしますが仕方ありません。

熊本市内の路面電車を全て取得できましたので高速バス乗り場のある熊本駅に戻ります。熊本駅でもクリスマスマーケットが開催されていてアミュプラザ前はどこも賑やか。

 

夏祭りの露店に比べて、小洒落たオツマミにホットワイン。夕暮れにもなれば、イルミネーションとも相まってカップル達もウットリしています。

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人吉周辺の飲食店は早い時間に店が閉まってしまいますので、出店やテイクアウトで小腹を満たすよりも高速バスに乗る前にしっかり食べておきましょう。駅近くで食事をするならばアミュプラザ熊本の飲食フロアか、改札前の肥後よかもん市場がオススメです。

有名な熊本ラーメンの味千ラーメンは新大阪にも店舗があります。せっかく現地で食べたお店が家の近くに見つけた時のガッカリ感は計り知れません。できることなら他の店を探してください。

食事終えてバスの時間が迫ってきました。人吉行きの高速バスは熊本駅ロータリーの7番乗り場から。電光掲示板で未発着を確認できるようになっていますが、熊本駅からならば絶対に誰か乗客がいるはずなので、もしかして乗り遅れた、とかいう不安に駆られることはないと思います。

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今回は人吉で一泊予定にしていますので18時発の高速バスに乗って、大雨災害で鉄道が寸断された人吉に向かいます。

日帰りでくま川鉄道をコンプリートしにいくならば高速バスの時間に余裕を見たとしても人吉ICに17時半までに到着すれば、湯前を往復できる第7便に間に合います。そのためには17時過ぎに人吉ICに到着すれば良いので、路面電車には乗らず熊本駅を15時前後に発車する高速バスに乗れば間に合います。

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湯前を折り返して人吉ICに戻ってくるのが20時半ぐらい。2022年12月現在で人吉IC発の高速バスの最終便は熊本方面が21:07発、新八代22:11発、宮崎方面が21:24発。鹿児島方面の最終バスは20:08発なので間に合いませんが、それぞれのバスに乗ることができれば23時前後には目的地に到着するのでホテルのチェックイン時間にも間に合うかと思います。しかし、旅にはハプニングは付きものです。もしも高速バスが遅れた場合に、

くま川鉄道に乗れない、泊まれる所がない、

ということもありえますのでハードな工程を組むならば注意してください。人吉の野外で一晩を明かすのはかなり辛いと思います。

 

熊本〜人吉 運休区間 人吉に行く方法

人吉エリアは大雨災害による肥薩線の運休によって鉄道網が寸断されてしまっています。肥薩線自体の乗客が少なく2022年12月現在で復旧の予定がたっていません。復旧見込みがない現在では、人吉に行くには高速バスを利用する以外ありません。

今回乗車した熊本駅発宮崎行きの高速バスは座席がほとんど埋まっていましたので予約しておくほうが良いと思います。

熊本駅前から宮崎行きの高速バスに乗って途中駅の人吉ICまで運賃は約2000円。新八代からも同じように宮崎行のバスが出ているのでそちらならば少しは交通費を抑えれるはずです。

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高速バスは熊本市内を回ってから東熊本バイパスを通り熊本ICに向かいます。バスの通り道が熊本→桜町→新水前寺→熊本県庁前とチェックインできましたので、あえて路面電車に乗らなくても良かったように思いました。

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乗車しているバスは宮崎行き。途中で一度休憩を挟みます。忘れずに高速バスからレーダーを使用して運休中の肥薩線を取得します。

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渋滞することなく人吉ICで下車。高速バス乗り場の裏側に路線バス乗り場がありますが、人吉駅行きの最終便が人吉IC17:45発。路線バスに乗るならば熊本駅を15時前に出発しなければなりません。

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人吉のホテルは駅周辺の一角に固まっていて人吉ICから徒歩約30分〜40分。人吉のホテルはチェックイン期限が他のエリアと比べて早く、渋滞で遅れることを考えてもチェックイン時間の2時間前には人吉ICに着くバスを選びましょう。

どんなに遅いところでも23時が期限です。人吉には漫画喫茶や24時間開いているようなスーパー銭湯はありません。冬場の人吉でホテルに泊まれないのは死活問題です。

あまりにギリギリになるようならば人吉ICから乗れるように配車予約が必要です。道すがらにタクシーを拾おうにも車は疎か、人すら通りません。間に合わなさそうならば潔くタクシーを。

チェックインの期限まで一時間半ありましたのでこのまま人吉駅まで歩いて行きます。同じバスから筆者とともに降りた二人組も間違いなく同業者。真っ暗な道のり歩く二人はウキウキととても楽しそう。

明日のくま川鉄道で絶対に出会うことになるはずです。

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所々に人吉駅行きのバス停がありますが、最終バスの時間は既に終わっています。夜の人吉は人影すらありません。真っ暗の中ただずむバス停からも営業終了ですと冷たく言われているような気になってきます。

一人旅の筆者はしっとりした音楽を聞きながら駅まで歩きます。

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どこかの診療所を左に曲がり踏切までひたすら真っ直ぐ。

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既に閉店しているモスバーガーを横に通り過ぎて、まだまだひたすら真っ直ぐ。

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途中の道は真っ暗なのでフラッシュを焚いてカメラにギリギリ映るぐらい。この踏切で大体半分くらいです。

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くま川鉄道の運休区間のため電車は通ることはありません。この場合でも車は一時停止が必要なのでしょうか?

 

踏切から先のホットモットを右に曲がります。弁当を買っても駅につく頃にはホットではなくなっています。もう少し駅に近ければ買っていくのですが…………お腹すいた。

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さらに真っ暗な道をひたすら真っ直ぐ。此処から先も長いこと。街灯もないうえに車も通らず、もう真っ暗としか言えません。

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ローソンの有る川を通り過ぎると、街明かりがわずかに見えてくるようになります。

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ようやく右手に人吉駅が見えてきました。人吉IC〜人吉駅まで歩いてみましたが、2000円位を支払ってタクシーを使っても良かったような気がします。

とりあえずホテルにチェックインして駅を見学します。

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人吉駅を通る肥薩線は上りも下り現在運休中のため列車が来ることはありません。

真っ暗の中、駅に貼られている観光チラシを見るとなんとなく悲しくなります。鉄道が復旧していれば見え方も違うはずなのに………。

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今は使われていない駅のホームはフラッシュを焚いてようやく映るぐらい。本来人がいるはずの駅が、ただただ真っ暗で寂しさがあります。

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駅前には仮設店舗が数店舗ありました。人吉ラーメンは食べログでも点数の高い店です。もう少し早く着けば店も開いていたかもしれません。閉店した屋台街にはBGMだけが流れていて人の気配は全くありません。まるで筆者には見えない何かが、そこにいるような気になってきます。

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夜の人吉では、街があるのに人が誰もいないという不思議な世界に紛れ込んだ感覚を感じることができました。偶然ではあろうものの、ある意味今までに体験したことがない世界が広がっています。

人吉駅周辺の飲食店はどこもあいておらず、駅から歩いて5分ぐらいの所にファミリーマートがあるぐらい。人吉に到着してから約一時間、コンビニで始めて人の温もりを感じることができました。コンビニがこんなにもありがたいと思ったことはありません。

人吉に来る前から夜食がこうなることは想定していましたが、コンビニがあっただけマシな方。熊本駅で夜ご飯をしっかり食べておきましょう。

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とりあえず無事に人吉のホテルに辿り着くことができました。くま川鉄道の運行は通学時間帯のみのため、明日は早朝に出発して、くま川鉄道に乗って肥薩線を縦断します。本日はこれにて終了。

次の鉄道旅

くま川鉄道 鉄道旅 駅メモ攻略 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。

#154

球磨川鉄道の始発駅の人吉は2022年現在、JRの肥薩線が大雨被害によって運休となっていて人吉駅まで鉄道で行く方法がありません。

さらに、くま川鉄道自体がレーダーでコンプリートできないことに加えて、一部区間の代行バスは通学時間帯しか運行がありません。現在の人吉は鉄道網で陸の孤島になっていることもあり、くま川鉄道への乗車の難易度が高くなりました。

肥薩線の人吉〜吉松区間は鉄道三大車窓の一つにもなっていて、ループ線にスイッチバックと観光列車やSLも走る観光路線になっているものの乗車率が低い路線らしく復旧の決定が難航しているようです。八代〜人吉、人吉〜吉松のどちらかだけでも復旧がされれば、人吉遠征も楽になるのですが、仮に復旧が決まったとしても陸橋が落ちてしまっているので、復旧が決定しても肥薩線の開通はまだまだ先になりそうな気がします。

筆者は肥薩線を縦断して九州をコンプリートする予定にしていましたが、復旧までとても待てず高速バスで取得せざるをえなくなりました。