駅メモ関東攻略②関東私鉄
今回は東急電鉄と江ノ電の遠征中に鎌倉と江ノ電沿線を寄り道しながらブラブラ散策。
★1日目
東京→五反田→蒲田→多摩川→横浜→鎌倉→江ノ島→藤沢→中央林間→渋谷→大岡山→目黒
☆2日目
東京→立川→青梅→奥多摩→青梅→東京都内→大宮→柏→取手
☆3日目
取手→水道橋→下館→茂木→下館→水戸→大洗→休憩→水戸→東京
前回の続きです。
関東地方遠征 東京私鉄攻略 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
東急電鉄を使って鎌倉に到着しました。
神奈川県観光 電車旅
神奈川県の観光地といえば、横浜、鎌倉、江ノ島、横須賀、伊豆が有名どころ。中でも鎌倉・江ノ島エリアは主要路線からアクセスも良く、鉄道旅でも気軽に立ち寄ることができます。私鉄の鉄道旅は時期を問わずに一日乗り放題切符が販売されているので、遠征の時期を選ばなくても良いのが良いところ。
今回乗車する江ノ電は鎌倉江ノ島エリアを走る短い路線で、電車好きではなくとも人気のある電車。そんな江ノ電の一日乗車券は3回途中下車すれば元がとれます。
江ノ電をただ乗り通すだけならば約一時間もあればコンプリートできますが、自由に沿線観光の予定を組めるのが鉄道一人旅。
途中下車の見所は長谷駅、極楽寺駅、七里ガ浜、鎌倉高校前、江ノ島でしょうか。何処かに出かけるキッカケにできるのは駅メモの魅力です。
鉄道旅 鎌倉観光 鶴岡八幡宮
東急東横線から横浜を経由して鎌倉駅に到着しました。平日にも関わらず、若いカップルと外国人が鎌倉駅でみんな降ります。
鶴岡八幡宮へ向かう小町通りは鎌倉エリアの人気の食べ歩きスポット。観光地値段ながらも旅行やデートを盛り上げてくれます。
しっかりと食事をするならば、鎌倉駅西口の御成通りがオススメ。小町通りに比べてリーズナブルにランチができるので、しっかりご飯を食べてから鶴岡八幡宮に向けて散策するのが理想的。
鎌倉といえば釜揚げシラスやお洒落なカフェが有名なので、御成通り ランチ で検索してみてください。
鎌倉はサツマイモが有名なのか、流行りなのか、サツマイモスイーツの店が多く並んでいます。素材の甘みをしっかり感じる焼き芋は冷たいお茶にピッタリ。
小町通りにあるインスタグラムで話題の老舗カレー屋さんは、店の前を通るだけで食欲をそそるカレーのいい匂いがします。この匂いに釣られて、お店はいつでも大行列。
r.gnavi.co.jp
キャラウェイの入口には
「ご飯の量が多くて怒るお客様が多いので、小のメニューもあります」
なんて貼り紙してあります。多いとはいえ、ここまで多いとは想定外。サービス満点のお店です。
1.5合近くあるご飯を見てこんな量食べれないと言っていたカップルの女性の方も
「お腹いっぱい、苦しい、でも美味しかった」
と言いながら完食していました。この一言にカレーの全ての感想が詰まっています。
ご当地老舗カレーのキャラウェイは値段、味、量、どれをとっても理想的なお店です。ただし、開店直後から行列ができるので鉄道旅の場合は時間に余裕を持ちましょう。
お腹の消化も兼ねて鶴岡八幡宮までブラブラ散歩。通り道には見た目が可愛らしいスィーツのお店や串焼きのようなテイクアウトグルメのお店が並んでいます。インスタグラムの流行りに合わせて、可愛らしい見た目の食べ物ばかり。
脇道にも可愛い雑貨店や飲食店が並んでいて学生グループやカップルが楽しそうに散策しています。
どんなお店や美味しそうな食べ物があっても先程のカレーでお腹いっぱい。キャラウェイでカレーを食べることで、下手にお金を使わなくても良いかもしれません。小町通りを歩き終えると鶴岡八幡宮はすぐ目の前。
「せっかく鎌倉来たし参拝でもしておくか」
って感じの観光客がたくさん。筆者もその内の一人。
急な階段を見て、
とりあえず参拝……の人はここでUターン。
小さな子供でも登っているので、ちょっと頑張って見てはいかがでしょう。
上から見る景色は…………。もう少し階段が長くてもいい気がしました。
駅に戻る八幡通りの並木道は春にもなれば桜の道になるのだとか。鎌倉散策は食べる、観る、歩くが揃っていてとても楽しい。鶴岡八幡宮から駅に向かうバスが定期的にありますが、せっかくなので食べ歩きやカレーで満腹になったお腹を消化しましょう。
参拝口の鳥居は鶴岡八幡宮が鳥居の先に見えるようにデザインされています。
鎌倉を回るならば、御成通りでランチをしてから八幡通りの並木道を歩いて八幡宮参拝。その後で、小町通りを散策しながら駅に戻るのが理想的なコースです。鎌倉を回るにあたり最低限4時間程度は必要です。
鎌倉を回り終えた後は駅の反対側に渡り、このまま江ノ電に乗り込みます。
江ノ電 鎌倉大仏 長谷駅散策
鎌倉の観光名所といえば真っ先に思い浮かぶのが鎌倉大仏。この大仏は鎌倉駅ではなく江ノ電の長谷駅が最寄り駅になっています。
鎌倉の観光名所を走る江ノ電は全国から人が訪れる人気の路線。10分に一本の間隔で走っているにも関わらず上り下り線どちらも全ての時間帯で常に満員電車状態。
混み合うのがちょっと………という方には同じ所を通るバスの方が良いかもしれません。電車に比べて時間はかかりますが便数もそれなりにあって一日券も安く販売されています。
長谷駅で大仏見学を終えた観光客と入れ替わり下車。江ノ電は常に満員御礼でガラガラになるとかはありえません。座るのは諦めた方が良いです。
長谷駅から鎌倉大仏まで徒歩約7分。通り道には和菓子やらなんやらと食べ歩きも小町通りに比べて少し落ち着いた様子。
長谷駅で下車した乗客は鎌倉大仏まで狭い歩道をこぞって歩いていきます。車も多く走っているので注意してください。
駅メモerの一人旅は基本的に早歩き。こんな時には一本小道にズレればこの通り。ほとんど人がいないので歩きやすい。
長谷駅で下車した集団から先行することで鎌倉大仏の料金所が混む前に入場できます。街歩きは帰り道にゆっくり歩いて見てはいかがでしょう。
鎌倉大仏の料金所手前でドラクエウォークのお土産クエストが解放できました。
有名な大仏を見て駅に戻ります。長谷駅では1時間〜1時間半位を見ておきましょう。次は湘南海岸を見ながらブラブラ散歩。
江ノ電 スラムダンク聖地
江ノ島海岸が見え始める七里ガ浜駅で途中下車して鎌倉高校前までの海岸線を歩くのが江ノ電観光のモデルコースだそうな。
砂浜では何かしらの動画を撮影している女の子。どこでも謎のジャンプ大会が行われています。
筆者が遠征する時は何故かいつも天気が悪い。湘南海岸は晴れていればとても綺麗なことでしょう。
江ノ島海岸の砂浜は柔らかいので歩くのに一苦労。歩きやすい道路で江ノ島を見ながら鎌倉高校まで。
海を見ながら冷たいビールで乾杯、なんてできるのは鉄道旅ならでは。夏場を想像するだけで気持ちよくなる湘南カフェが国道沿いに並んでいます。
歩道のすぐ近くを江ノ電が走ります。撮り鉄ではない人も写真をかまえてパシャリと一枚。どんな人もついつい電車の写真をとってしまうことも江ノ電の不思議な魅力。
鎌倉高校前駅近くにある人気アニメのオープニングで使われた踏切は、スラムダンクファンの間でも大人気。
平成初期のアニメが令和になっても未だに人気が衰えないのは凄いことです。これだけ人気スポットにもなっていれば、どれだけ待機しても車や人がいない理想の写真を取るのは多分無理。
踏切を駆け抜ける電車を撮るチャンスは電車の間隔が10分に一本なので上りと下りを併せて合計12回。
踏切で絶えず車が止まり多くの人が写真を撮ろうと構えているので、アニメのような理想的な写真を撮るのはいくら待機したとしても恐らく無理かと思います。
ここにいる人達もみんな、
「他の人達が早く去ってくれないか、とか思っていることでしょう………。」
聖地の写真を撮るならば早朝が狙い目かと思います。
今日も相変わらずだなぁという顔をしながら駅に向かう地元の高校生の後をついて、鎌倉高校前駅から江ノ島に向かいます。
江ノ島
鎌倉高校前駅も多くの人が乗り降りします。電車も長谷駅と同様に観光を終えた人とこれから始める人が入れ替わるだけなので電車内は常に満員電車状態。次に向かう江ノ島まで歩いていくのは流石に遠いかな。
江ノ島駅のホームの先は撮り鉄の怒号が飛び交う写真スポットとして有名になりました。駅メモの駅ノートにも名スポットとして書き込みされています。熱中するほど写真を撮りたくなるのも江ノ電の魅力でしょうか。
駅を出れば海岸に向けて住宅街を抜けていきます。江ノ島で有名なたこせんべい屋さんは、江ノ島の中に行けば行くほど大行列になるので多少並んででも駅前で買っておくほうが良いです。
とはいえ、まだ鎌倉で食べたカレーでお腹いっぱい。鎌倉キャラウェイのカレーはそれだけ破壊力があります。
この砂洲を渡れば江ノ島。神秘的な雰囲気で神様が宿る島と呼ばれるのもなんとなく分からなくもありません。
島中央の山の上にある江ノ島神社はパワースポットで有名だそうな。苦労して階段を登り、お参りすることでご利益があるような気がしてきます。飲食店の観光地値段は仕方がありません。これもある意味ご利益です。
山登りが大変な方はエスカーという有料のエスカレーターがあるので一安心。一番上まで行くならば片道約350円位。下りのエスカレーターも同じくらいの値段がかかります。
頂上の庭園は17時以後にライトアップされます。江ノ島タワーの展望台はそれほど高さがあるわけではありませんが夜景が綺麗に見えそうな。天気が良けけば是非とも誰かと江ノ島タワーに登ってみて下さい。
素敵な人と見る綺麗な景色は思い出としていつまでも残ります。
無料のテラスは時間が遅く閉店していましたが軽くお酒を嗜めるお店がありましたので海風を浴びながらリゾート気分を味わうのも良さそうな。
江ノ島はグルっと回って入口まで戻れるようになっています。どちらから回ろうにも登る辛さはさほど変わりません。
晴れていれば青の洞窟や恋人岬に寄って戻るのが基本の散策コースになりますが、さすがに一人旅に恋人岬なんて寂しいだけ……。
江ノ島内は消防車が入れないとのことで全て禁煙。入口鳥居すぐの所にあるとびっちゃという店の横に唯一の休憩スペースがあるので、こちらでごゆっくり。
r.gnavi.co.jp江ノ島は暗くなり始めると閉店準備が始まりますので17時頃までには回り終えるように予定しておきましょう。
江ノ島の散策を終えて小田急の江ノ島駅に寄り道。駅前には江ノ島の人気のハンバーガー屋さんのクア・アイナ。観光地では、グルメサイトで人気店でも入る前には、
関西 店の名前
で一度検索するようにします。案外、関西にも出店されていたりします。
小田急江ノ島駅は竜宮城使用で写真映えする駅舎です。この先にある江ノ島水族館も回るならば丸一日は必要です。江ノ島観光はほどほどに一日券のある江ノ電に戻ります。
江ノ島から藤沢駅までも車内は常に満員。戸建ての並ぶ住宅街を抜けて江ノ電終点の藤沢駅に到着しました。
昼前に鎌倉についてから約6〜7時間でそれなりに江ノ電周辺を満喫できました。関東周遊の際は1時間に一本しか電車がないローカル線のように電車の時間を気にする必要がないので、自由に時間を作ることができると思います。
人気の鎌倉・江ノ島周辺では、あえてゆったりとした工程を組んでじっくり観光できると思います。江ノ島観光はこれにて終了。駅メモの鉄道旅に戻ります。
江ノ電周遊の後の次の駅メモ旅はこちら。
関東地方遠征 東京私鉄攻略 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#161
今までに駅メモを通じて色々な場所に訪れました。そのなかで共通する人気の観光地の要素といえば、食べ歩きができる、綺麗な景色、寺社仏閣のような有名なスポットが揃っている気がします。これらが全て揃う鎌倉・江ノ島エリアを見て回るには最低でも半日、じっくり見るならば一日半はほしい所です。
晴れていればなおのこと、江ノ島の旅行は、カップル達を盛り上げてくれるのは間違いありません。愛を深めるカップルには理想の場所です。
いつも一人旅の筆者でも江ノ島や鎌倉は誰かと来たいと思える場所でした。駅メモを片手に江ノ電周遊してみてはいかがでしょうか。関西のような遠方からでも遊びに行けば必ず満足できるはずです。