青春18切符 東北ローカル鉄道旅②-①
青春18切符を使って東北のローカル路線を旅します。今回で東北地方と北関東をコンプリートします。
✩1日目
仙台→山形→荒砥→今泉→坂町→新潟→新津→会津若松
★2日目
会津若松6:08→9:07只見9:30→10:41小出11:10→12:56水上13:14→14:07新前橋14:10→14:20高崎
高崎→横川→高崎→足利→小山
✩3日目
小山→宇都宮→宇都宮ライトレール→宇都宮→大宮→南浦和→越谷レイクタウン→→我孫子→成田→千葉→津田沼→新津田沼→→浅草→東京→横浜→休憩→横浜→新横浜
昨日の続きです。
駅メモ東北横断 山形県青春18きっぷ鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
山形から米坂線を経由して磐越西線に乗って会津若松に到着しました。
駅メモ会津攻略 只見線
会津地方は会津若松駅を中心に磐越西線、只見線、会津鉄道が十字に交わっています。そこで会津若松を通過する時の路線の組み合わせが攻略のポイントになります。
只見線に乗車する時は路線本数が少ないため一泊以上の工程を立てなければなりません。
ホテル相場の高い会津地方に宿泊せずに通り過ぎるには、
高崎(長岡)〜小出〜只見〜会津若松〜郡山に抜けることになるでしょう。
筆者のように東北地方と併せて攻略するならば新潟方面から入り会津若松で宿泊することになるはずです。
会津若松で宿泊するメリットとして、列車の入線前から並ぶことができるので只見線で座席確保が出来ます。
5時間を超える鉄道旅で景色が見えなかったり、立ちっぱなしは辛いもの。座って只見線を満喫するならば、小出か会津若松での宿泊は必須です。
結果的に休日パスを使った遠征で会津鉄道乗車の後、郡山に抜けて良かったように思いました。
駅メモ 会津若松〜只見
本日は会津若松からスタート。早朝の会津若松駅は只見線乗車の人が既に駅で待機しています。シーズンが終わる時期の平日でもクロスシート座席がそれぞれ埋まるぐらい。青春18きっぷシーズンの土日の只見線は山手線や環状線のような満員電車になるのだとか。全員が終点の小出駅まで乗るはずなので、最初に座れなければ座席確保はできません。
6時間の満員電車は苦痛でしかないので座席の確保は絶対。会津若松発の始発でなければ高崎まで辿り着けないので失敗は許されません。座る場所は進行方向の右側。
改札のない無人駅を通過していきます。もはや柵なんて、いらないんじゃないか。会津若松出発から約1時間後の会津柳津から渓谷車窓が始まります。
まだ薄暗い早朝では車窓もぼんやりと。
会津宮下駅で約10分のすれ違い待ち時間。すれ違い列車の車内は小出駅で一泊組であろう3組だけ。恐らく小出駅5:36発会津若松行が1番座れる列車です。
会津若松も同様に座るために宿泊しても朝5:30にチェックアウトしなければならないのが辛い所。座席確保という面でも只見線は難関路線です。
会津宮下からレーダーで会津川口まで届きますが、折返しするにも1時間以上の待ち時間が発生します。
人が少ない会津宮下駅周辺は名湯とか言われてそうな温泉エリア。途中下車すれば次の列車は数時間後なので只見線鉄道旅では温泉とか寄っている暇はありません。
会津宮下から先も渓谷美の車窓が続きます。綺麗な景色を見ながら温泉でほっこりするのも幸せな時間の過ごし方かもしれません。
只見線の車窓は、ダムが見えてきたり、
鉄橋を下から見上げたり。
山々が川に反射して映る車窓は都会で見ることはできません。
会津川口駅で15分の停車時間。路線復旧前はここから代行バスに乗換えていました。ある意味座席争いに負けた人には入れ替わるチャンスでもあったのですが、今では座席に荷物を残して駅前で記念撮影と軽いトイレ休憩。只見線では最初の座席確保が大事です。始発駅では発車時間と列車の入線時間が違うので注意して下さい。20分〜30分前には並んで必ず座席を確保するようにしましょう。
会津川口からレーダーを飛ばせば会津蒲生駅まで届きますが、路線復旧した現在では多少頑張ってでも乗り通す方が早いです。
会津川口駅の売店は輸送費が加算されて多少割高でも仕方がありません。お菓子や飲料ぐいしかなくても、売店があるだけでもありがたい限り。
会津若松のNEWDAYSも早朝では開いていないので前日に買い出しを済ませておきましょう。おにぎりやサンドイッチ、賞味期限が間に合えば駅弁なんかかオススメです。
駅の売店で買ったオヤツ片手にクロスシートでの鉄道旅を満喫。
変わらず川に沿って………。この辺から車窓にも飽きてくる頃。
段々とダムとか、自然とか、どうでもよくなっています。駅メモをただただポチポチ。
そんな景色に飽き始めた頃に只見駅で25分の停車時間。皆が電車から出て記念撮影。それにしてもホームから改札まで遠いな………。
ようやく辿り着いたみたいな感じで写真を撮っていますが、その写真を鉄道好き以外の人に見せた所で、
「どこ?」
とか言われるのは間違いありません。
只見駅前散策
待ち時間を利用してトイレに行ったり、駅で写真を撮ったりとウロウロ。
只見駅からレーダーを飛ばせば会津川口駅まで届きます。折返して只見線をレーダーで取得する計画もありますが、帰りの列車があるかどうかは別問題。
只見駅から会津田島駅までバスワープができるようです。小出駅から来て只見駅で折返しするぐらいならばレーダーを使いながらバスワープをすることで会津周辺をコンプリートできる気がします。実際に試したわけではないので自己責任で。
会津若松から長時間座っていれば、おしりも限界。短い時間の中、高齢の方も早歩きで駅前散策。駅メモの駅ノートの書き込みを見ると荷物を置いたまま乗り遅れた人もいた模様。発車時間には注意して下さい。
只見駅周辺を散策して思ったことは、サンドイッチやらテイクアウトの食べ物が置いてある店があればいいなと。
左側の緑の屋根も売店では昼から荏胡麻油を使った焼きそばが販売されるようです。只見周辺では、じょうねん というエゴマ油が特産品のよう。体にとても良いそうな。
さすがに早朝の鉄道旅ではグルメに期待できません。只見線に乗る時は会津若松駅で事前に食べるものを用意しておきましょう。
発車時間になると、車掌さんが全員の切符をチェックしてから小出駅に向けて出発。
只見線の人気の秘訣は景色がどうのこうのよりも絶妙な停車時間がある所。ローカル路線の電車旅でもここまで駅前散策ができる路線はありません。ただ移動するのではなく途中下車して、その土地の空気を感じることができるのは旅の醍醐味です。
インターネットや乗り換えナビを見るだけでは分からない魅力が只見線にはあります。
只見線 只見〜小出
只見駅から小出駅まで残り1時間。只見線の鉄道旅も残り少し。変わらず只見川に沿って進みます。
只見の後は廃駅の田子倉、次の大白川の後に廃駅の柿の木駅があるので忘れないように。田子倉はトンネルで圏外になるのでレーダーが必須です。
上流にもなれば川の幅も狭くなってきて峠越も終盤。
あの山の向こうは昨日乗った磐越西線。只見線の長い鉄道旅はもうすぐ終わり。
小出駅での只見線の停車位置はこの辺り。小出から乗るに並ぶ位置の参考になればと思います。
遠征計画によって小出駅でのレーダーの使用箇所が変わります。筆者の遠征工程では未取得の長岡方面にレーダーを飛ばして上越線をコンプリート。
越後地方では長岡からレーダーを飛ばすことが攻略のポイントになります。新潟県や飯山線が未取得ならば小出から長岡方面に抜けて新潟に進みましょう。南側は十日町から北越急行で飯山線に抜ける時にレーダーを使うことでコンプリートできます。
小出駅から只見方面へ進む列車はほとんどありません。レーダーよりも乗り通すことを考えて計画を組みましょう。
小出駅で暫くの待ち時間を使って駅で記念撮影。他の乗客も同じようにパシャパシャと。
ただ、この写真を人に見せた所で
「どこ?」
とか言われるだけです。
駅メモ 小出〜高崎
只見線に乗車した後は上越線への列車の待ち時間を使って小出駅で観光するのはいかがでしょう。上越線は上りも下りも1時間に一本あるので小出まで来れば何なりとなるはず。
駅前にはお蕎麦屋さんと小さな売店がありました。高崎方面に行く場合、途中の水上駅と越後湯沢駅で接続待ち時間があります。越後湯沢に到着する頃が、昼ご飯の時間になるはずです。
小出駅を出発するとすぐの浦佐駅で只見線に乗っていた乗客達が新幹線に乗り換え。普通列車に残るのは18キッパーが数名だけ。ローカル路線旅はまだまだ続きます。
以前の上越線の旅は雪景色でしたが、季節が違うだけで車窓は大違い。夏場の上越線は緑溢れる日本の山の風景。
※参考記事
上越線鉄道旅 青春18きっぷ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
越後湯沢駅では30分近くの待ち時間が発生します。改札をでた所にはお土産屋さんが並んでいます。ゆっくり食事をする時間はなくても、立ち食い蕎麦を食べたり、売店を回るぐらいならばできるはずです。
上越線で新幹線でワープを使うならば浦佐で乗り換えるよりも越後湯沢で乗り換える方が節約することができると思います。
越後湯沢を出た後は関東方面に向けて改めて山越え。下り路線のトンネルとは違い、線路高度をどんどん上げて行きます。
上越線は以前に乗車していますがドラクエウォークのお土産スポットの土合駅は関東へ向う上り路線しかお土産クエストを開放することができません。
ドラクエウォーカーか駅メモerが駅で記念撮影しています。停車時間がないので扉が開いた時にパシャリと一枚。
この写真を人に見せた所で
「どこ?」
とか言われます。
土合駅の下り路線では地下ホームになるため電波が入らず、上り路線でしかお土産クエストの開放ができません。お土産を取得できて気分は陽気に。
青春18切符時期に上越線で新潟方面へ向う場合、水上駅での座席確保のための熾烈な徒競走が繰り広げられます。別ホー厶へ行く階段は一番後ろから2つ目のドアと覚えておきましょう。スタートダッシュが肝心です。
関東へ向かう場合は2両から4両に増えるので走る必要はありません。接続待ち時間を使ってのんびり駅前散策を楽しめます。
水上駅前の生ドラ焼きは絶品。駅のホームまで売りに来てほしいな。有名になるだけあります。
水上駅から関東に向けて再度山越え。上越線もなかなか大変です。
高崎行きの列車はロングシート。ローカル路線はクロスシートであってほしい。雪景色であれば気分も違うのでしょうけど
上越線の車窓は冬場に見る雪景色とは大違い。四季によって変わる車窓を味わうのは鉄道旅ならでは。同じ路線でも雰囲気が変わるので再訪しても鉄道旅を楽しめるはずです。
前橋で乗り換えて高崎に到着。ここまで来れば列車の時間を気にする必要はありません。1日に数本しかないローカル路線の鉄道旅はここで終了。関東エリアの未取得のエリアを自由に回りましょう。
高崎で一旦昼休憩。高崎名物といえば登利平の鶏飯。駅ビルには地域グルメの飲食店が一通り揃っているのでオススメです。観光地値段になっていないのも良いところ。
r.gnavi.co.jp高崎グルメを食べた後は残りの高崎〜横川を走る信越本線を往復して北関東コンプリート予定。長くなりましたので次回に続きます。
駅メモ攻略 北関東コンプリート - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#175
今回の遠征で東北地方をコンプリートできました。
東北地方のコンプリートするには北海道へ青函トンネル移動を含めて一週間の遠征2回とプラスαの遠征が必要なように思います。
どうしても長期間になるので逆に宿泊費等を考えれば新幹線や特急を使った方が安上がりになるかもしれません。
年配の方であれば、JR東日本の大人の休日クラブで特急や新幹線が乗り放題になる期間限定切符が発売されていたりするのでチェックしてみてはいかがでしょう。
駅メモ攻略遠征の後半目次はこちら