青春18切符 東北ローカル鉄道旅①
青春18切符を使って東北のローカル路線を旅します。今回で東北地方と北関東をコンプリートします。
★1日目
仙台→山形8:53→9:39荒砥10:23→10:55今泉11:10→13:20坂町→休憩→坂町14:27→15:35新潟15:47→16:08新津16:10→18:59会津若松
✩2日目
会津若松→只見→小出→水上→高崎→横川→高崎→足利→小山
✩3日目
小山→宇都宮→宇都宮ライトレール→宇都宮→大宮→南浦和→越谷レイクタウン→→我孫子→成田→千葉→津田沼→新津田沼→→浅草→東京→横浜→休憩→横浜→新横浜
前回の鉄道旅
【再訪】DQW東北宮城県お土産 青春18きっぷ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
東日本北海道パスで東北地方の東側をコンプリートしました。
駅メモ 山形攻略
山形県では赤湯〜米沢にかけて今泉方面の米坂線の駅にレーダーを飛ばすことが重要です。これによって山形駅からバスワープを使うことができるので、山形フラワー鉄道を往復しなくて済みます。。
また、射程+18を保てれば山形フラワー鉄道に乗らずにコンプリートできるので、山形〜赤湯〜今泉〜坂町へと鉄道だけで抜けることができます。東北地方の横断では今泉〜坂町の米坂線の代行バスの時間を中心に遠征計画をたてましょう。
新庄から日本海に抜ける陸羽西線は両端からレーダーで取得できるので今泉〜坂町区間のさえ乗れれば、東北地方の日本海側は楽に攻略できるはずです。
今回の遠征計画では只見線に乗車するため会津若松で一泊を予定しています。坂町から先は富山方面に抜ける計画も良いでしょう。
仙台〜山形
本日は会津若松に向けて早朝の仙台からスタート。以前に乗った仙山線をポチポチしながら山形まで。
仙台と山形を最短で結ぶ仙山線は最低でも2回は乗ることになるはずです。相変わらず傾斜がキツいこと。
※参考記事
山形発 青春18きっぷ鉄道旅 女川観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
愛子駅で列車のすれ違い。この駅は あいこ ではなく、 あやし と読みます。何気に難読地名駅。簡単そうな駅名が一番難しい。
愛子駅を過ぎた後は山形県に向けて温泉地帯を山越。仙山線は蔵王温泉は通りません。逆に蔵王温泉よりも仙山線周辺の温泉宿の方がゆっくりできそうな気がします。
トンネルを抜けると山形県。仙台から面白山高原駅にハイキングに来る人は少ないようで誰一人降りません。
車内から山の上に小さく見えるのがドラクエウォークのお土産スポットの山寺。電車内からスキルを使ってもクエストの開放ができません。山寺の入口付近でクエスト開放できるようなので改めて再訪します。
山寺を過ぎると山間風景から平地に景色が変わっていきます。
羽前千歳駅で列車待ち時間。山形まで後少しなのですが……………。せめて山形駅で待ち時間になるように組んでくれればいいものを。
景色にビルが見え始めると間もなく山形駅に到着。
本日の計画では山形からフラワー鉄道の荒砥駅までバスワープします。荒砥駅にはコンビニや売店、食堂はありません。山形駅で買い出しを済ませておきましょう。
駅メモ 山形〜荒砥 バスワープ
山形フラワー鉄道は奥羽本線から射程+18でレーダーを飛ばすか山形駅から荒砥駅へバスワープがオススメ。バス料金が1000円なので山形フラワー鉄道を下手に往復するよりも安く済みます。
荒砥駅まで誰が乗り降りするのか分からないバス停を通過していきます。というより市内を出た後のバス停は全て通過。
荒砥駅に到着。バスの終点の長井の道の駅まで行くと長井駅まで歩くことになるので寝過ごさないように。周辺の繁華街は長井駅になるので、あえて道の駅まで行って、約10分ほど歩いてみてもいいかもしれません。
荒砥駅周辺にはコンビニのような売店はありません。駅のサービスで山形の旅行雑誌が置いてあるので時間潰しは出来そうです。
荒砥駅から山形方面へのバスは平日が17:45、土日は朝9時台が最終便になります。本数が少ないので時間調整の効く山形から乗る方が回りやすいと思います。
電車の発車時間まで缶コーヒーと山形駅で買った平田牧場のカツサンドで景色を見ながら山形を感じます。
荒砥駅から今泉に向けてローカル私鉄旅。仙台を朝早くに出発すれば昼頃には坂町に到着できるので半日で日本横断ができます。
山形フラワー鉄道
荒砥駅の切符は硬券と呼ばれる昔懐かしの切符。鉄道好きでなくとも記念に欲しくなりそうな。
電車内は直角の椅子のクロスシート車両で乗客は地元の高校生二人組と筆者だけ。綺麗な景色を見ながら電車の音だけが聞こえてくる静かな空間はローカル鉄道旅の幸せの時間。
何やらフラワー鉄道は100周年だそうな。駅につく度に流れる子供の声のアナウンスは英語も堪能なこと。乗っていて微笑ましくなります。
何もない田園地帯が広がる平面の景色は、冬場に来れば一面雪景色で綺麗なことでしょう。綺麗なことは分かっていても、電車が止まったりすることを考えれば、冬場の豪雪地帯への遠征は中々出来ないものです。
陽が昇っている時間が長い夏場は、遅い時間まで景色が楽しめるのが夏の鉄道旅の良いところ。
フラワー鉄道の中心駅の長井駅。大きな駅なのでコンビニなり何かしらあるかもしれません。山形からバスに乗るならば荒砥駅ではなく長井駅まで来た方が良いかもしれません。
田舎の絵になる風景。電化されているので、架線が邪魔に………。
ローカル鉄道は電線のないディーゼル車両の方がいいなとか、思ったり。
今泉駅に到着。米坂線の今泉〜坂町区間は大雨災害による不通区間になっています。駅前の代行バスに乗り換えて坂町まで。周辺駅がまだ未取得ならばレーダーを飛ばしておきましょう。
今泉駅自体に乗客がおらず坂町行きの代行バスもなおさら。いつまで代行バスがあるかも怪しい所なので早めに遠征するほうが良い気がします。
米坂線 今泉〜坂町
路線の接続駅は栄えていそうなものですが、今泉駅前は何もありません。
今泉駅前は旅館があっても駅近くにはコンビニやスーパーも無かったので素泊まりだと苦労するかもしれません。今泉発の駅メモ旅は諦めたほうが良さそうな。
終点の坂町まで約2時間。途中休憩があるとはいえ乗車前はトイレは必須。
代行バスでは極力、進行方向左に座りましょう。右側は対向車線道路です。列車が走っていた痕跡がありますが、この先走る予定が有るのかどうか………。
目の前に見える山の向こうは新潟県。
駅は立ち入り禁止になっています。そもそも乗客がいたかどうかは疑問が残る所。今日は鉄道旅ではなく朝からバス旅。
代行バスは数多くのトンネルを抜けて山の谷間を走ります。道中には道の駅や自動販売機すらありません。
途中まで歩いてレーダーを飛ばして戻ろう、なんて考えは無謀です。
小国駅でトイレ休憩。15分くらいしかないので周辺散策は諦めます。一緒に乗っていた18キッパーも一服休憩。
小国からならば射程+17で今泉駅まで届きます。途中レーダーによる折返しを考えるならば坂町から小国で折返す工程を立てるようにしましょう。
ただし、小国と今泉の双方からレーダーを使って不通区間をコンプリートするよりもバスに乗ってしまう方が楽なはずです。
小国駅周辺も温泉地帯のようで旅行帰りのご夫婦さんが新しくバスに乗り、改めて日本海に向けて進んで行きます。
大雨による地すべりの跡でしょうか。
坂町までの長時間の移動は流石に疲れます。運転手さんにも労いの言葉をかけたくなるくらい。普段の鉄道旅とは違って、坂町での約1時間の接続待ちが逆にありがたい。
山形〜荒砥区間を朝一のバスで移動したならば坂町に着く頃が丁度お昼時。接続待ち時間を使って駅前の食堂で昼ご飯休憩。
おじさんが好きそうな街の食堂は、不思議とくつろげる安心感があります。料理の値段も安くコスパ抜群のお店です。
新潟〜会津若松
坂町から羽越本線に乗って新潟まで。羽越本線の列車はクロスシートなので東北地方の長距離路線の中では楽な方。
坂町から新潟へ行かずに途中で乗り換えても新津駅への到着時間は変わりません。乗り換えアプリで接続を調べなから新潟まで。
地方の路線での乗り換え検索で接続待ちが発生する時には乗換時間を急ぎに設定してみましょう。接続時間が1〜2分の乗継が出て来ることがあります。この場合、元々の接続便ではないので電車が遅れても待ってくれないので注意して下さい。
新潟駅から新津駅までロングシート。新津駅での乗り換えに備えて列車中程の扉前に陣取り。乗り換え損ねると2時間待ち。
新津駅での乗り換えは2分しかないので扉が開くと同時に階段を駆け上がり一番奥のホームまでダッシュ。2分の接続時間があれば、全力で走ることで乗り換えできます。予め、駅の構内図と階段の位置ぐらいは調べておきましょう。
電車が数分遅れることは当たり前。元々、急ぎの乗換設定で出てくるものは本来の接続便ではないので、
「乗れればラッキー。」
ぐらいに捉えた方が良いです。
急いで乗り換ることができて一安心。磐越西線で会津若松まで2時間半の鉄道旅。前回は遠征初日に大雨で磐越西線が運休になったので進路変更しなければならず苦労しました。
※参考記事
青春18切符新潟大回り 日本海鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
磐越西線 新津〜会津若松
磐越西線は会津若松行きの他に途中駅の馬下止の列車が設定されています。新津で乗換えが間に合わなかったからといって、
「少しでも先に行こう」
なんて馬下駅まで来ても時間を潰せそうな所や馬下発の後続列車はありません。新津駅で会津若松行き列車に乗れなかった時は大人しく新津駅で会津若松行きの直通列車を待っていて下さい。
新津発の磐越西線は四両編成で乗客は高校生ばかり。ギリギリの乗り換えなのでクロスシートは既に誰かが座っています。
磐越西線では
「高校生だからそんなに遠くまで行かないだろう」
なんて、思っているならばそれは大きな勘違い。馬下手前の五泉駅で一部の高校生が下車したぐらいで、ほとんどが喜多方駅近くの山都駅まで乗っています。
駅看板は昔の書体の驛。駅よりも驛の方が格好いいな。
終点の会津若松はまだまだ先。音楽でも聞きながらゆっくり鉄道旅。
馬下を過ぎても新津駅から乗車している高校生は車内に残っています。流石に県境をすぎればとか思っていましたが、車内は変わらず新津駅からの高校生ばかり。
磐越西線は森と水のロマン溢れる路線というキャッチコピーがついています。馬下駅を出た後は阿賀野川に沿って会津方面へ。
進行方向右側に座れば雄大な自然を感じるはずです。川の上流にある雄大な自然は見る価値あり。北上線に並ぶ壮大な川は観光列車の豪華なシートで寛いで眺めていたいぐらい。磐越西線にはSLばんえつ号という観光列車が走っているので時間が合えば乗ってみて下さい。
クロスシート車両で川の上流へ進み、津川駅で10分間の停車時間。津川駅を過ぎた頃から高校生達は次々と下車していき車内が空いてきます。学校まで片道2時間。毎日座れるとは限らず通学するのも大変。
改めて阿賀野川の景色が続きます。以前は、この辺りの橋が大雨で流されて暫く運休になったそうな。復旧されて何よりです。
川の畔の車窓は終わる頃には段々と日が沈み始めます。
徳沢駅で対向列車とすれ違い。只見線を回ってきたのか、こっちを見ているあの人も多分駅メモer。
周辺も暗くなって来ました。山あい路線や海岸路線は日が落ちると全くもって真っ暗。真っ暗の中で、電車の移動音だけが聞こえる空間は不思議な感じ。
山都駅から会津若松地方の高校生が乗車して次の喜多方駅で下車していきました。地方といえども通学時間はこれぐらいなものかと思います。新津〜津川を往復するよりも、津川から山都や会津若松に行く方が短いはずです。新津の高校がそれだけ人気の学校なのでしょうか。そんな遠くの高校まで通う彼らも長い通学時間が楽しかったなとか思う日がきっと来ることでしょう。
とか考えている間に会津若松に到着。
※参考記事
青春18切符新潟大回り 日本海鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
只見線に乗って高崎まで行くためには小出行きの始発に乗らなければならず、会津若松で宿泊しなければなりません。地方の飲食店は早い時間には閉まってしまいます。駅のNEWDAYSも21時までなので、ホテルにチェックインする前に晩御飯を済ませたいものです。会津若松で食事をするならば、駅前のホテル内の飲食店かスーパー銭湯の食事処。
会津若松名物のソースカツ丼は豚かつソースとキャベツ。普通にトンカツをご飯の上に乗せました。みたいな感じ。
ホテルで晩酌用に東北限定のビール。漢字四文字の名前だけで高級そうな味がしそう。
会津若松駅の近くはビジネスホテルの他に居酒屋が数軒とスーパー銭湯があるぐらい。どれも夜遅くまで営業しているわけではないので先に食べてからホテルにチェックインするなりして下さい。
到着が遅くなった時は駅から少し歩いた所にセブンイレブンがあります。旅先でのコンビニ飯は勿体ない気もしますが全国を回っていると駅近くやホテル近くにコンビニがあるだけありがたく思えてきます。
会津若松散策
ドラクエウォークのお土産スポットになっている鶴ヶ城は会津若松駅から徒歩30分。レンタサイクルは日が落ちた後の貸出はしていないとのことです。日中ならば循環バスが使えますが歩いて鶴ヶ城まで。
会津若松駅からメインの国道に出ればチラチラ居酒屋チェーン店が見えます。
商店街は既に閉店。会津の夜は人が歩いておらず静まり帰っています。
電波塔周辺で鶴ヶ城まで約半分。
鶴ヶ城近くには観光物産店が並んでいますが、さすがにラーメン屋さんも開いておらず夜の城観光はオススメしません。
入口周辺でクエスト開放。結局、東側の入口からでは鶴ヶ城は見えません。彦根城もそうですが、お城観光は昼間に来たいものです。
会津若松周辺にあるお土産スポットの大内宿は丸一日かかります。立ち寄りするならば会津若松で二泊して1日目に鶴ヶ城と大内宿を一緒に回って、2日目に只見線に乗るのがオススメ。会津若松から大内宿までの周遊バス切符が2200円で販売されています。
鶴ヶ城までわざわざ歩きましたが、駅から片道30分近くはかかります。日中の間にバスを使うほうが良いかと思います。
汗だくになった体をスーパー銭湯で流して、明日の只見線乗車に備えます。
次回に続きます。
会津若松発只見線 駅メモ遠征 青春18きっぷ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#174
会津若松から只見線に乗るにあたり6時発の行き列車に乗らなければ当日中に高崎にたどり着けません。会津若松から小出方面への只見線乗車時は会津若松で一泊が絶対になります。辺りを見ると駅前で野宿をする人チラホラといるくらい。
会津若松のホテル相場は高いので、夜22時頃に到着して朝6時前にチェックアウトともなれば宿泊代を抑えたくなる気持ちも分かります。野宿をするにしても、せっかく絶景路線としても有名な只見線に乗るならば寝落ちしないようにして下さい。
比較的只見線に乗車しやすい高崎方面から乗り継げば新潟や郡山方面まで辿り着くことができます。ただ、青春18きっぷ時期の只見線は混み合うことは必至。大阪の御堂筋線のような満員電車になるそう。ローカル鉄道旅を楽しむのであれば朝が早くても会津若松から乗るのがオススメです。
駅メモ攻略の後半はこちら