東北一周鉄道旅 岩手県⑤
東日本北海道パスを使って東北地方の青ラインを周遊します。今回は一週間あるので観光を多めに工程を組みました。その気になれば4日間で回れるはずです。
今回のコース
☆1日目
仙台→小牛田→南気仙沼→休憩→南気仙沼→気仙沼→盛→気仙沼
☆2日目
気仙沼→一ノ関→休憩→平泉→盛岡
☆3日目
盛岡→宮古→休憩→宮古→本八戸
☆4日目
本八戸→八戸→盛岡→一ノ関→小牛田→鳴子温泉→新庄→山形
★5日目
山形14:21→15:11米沢→休憩→米沢17:44→18:30福島→休憩→福島19:43→21:04仙台
✩6日目
ドラクエウォーク鳴子温泉
前回の鉄道旅
駅メモ 東北フリーパス鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
昨日は八戸から陸羽西線を使って山形に到着しました。
青春18きっぷ 仙台大回り
仙台周辺は北は新庄、南は福島、東は石巻、西は山形と200円で大回りすることができます。
これらを結ぶ路線は本数が少ないため1時間近くの接続待ちが発生することが多く、仙台駅を除いて改札内にコンビニや飲食店もありません。そのため、改札を出れない大回りで回るよりもフリー切符で回る方が楽なように思います。
それでも大回りをするならば北側と南側に分けてどちらかを回り、残り半分を回る時に山形や米沢から陸羽西線を使って新潟に抜ける工程を考えると楽かと思います。
東北の大回りのコツは、1日に一本ぐらいはあるはずの接続待ちの少ないダイヤを組む事です。とはいえ、せっかく東北まで来たのであれば、途中下車して観光しながら旅する方が良い気がします。
山形駅前
長期間の遠征ともなれば3〜4日目には疲れもピークに達します。長期間遠征では鉄道旅を楽しむために何処かで朝ゆっくりする日を作っておきましょう。本日は山形駅前でランチをしてから福島を経由して仙台まで。今回は東北大回り路線のグルメ旅。
山形に来た時のオススメ店は山形駅西口にあるイタリアンのアル・ケッチァーノ。シェフの奥野さんという方が作るオイル寿司が有名なのだそうな。
高級店に出てくるようなお寿司に、オレンジや柚子のオイルが塗られていて普段食べるお寿司に爽やかな香りが加わり一味違う美味しさ。ランチコースならばイタリアンのメニューも合わせて。
関西では見たことがない高級寿司もランチならばまだ割安。フルコースは2時間かかりますが、ゆっくり時間を取ってでも食べたいお店。人気店なので予約しておく方が無難。
時間を取れない場合はオイル寿司だけのランチやパスタランチもあるので1時間もあれば食べれるはずです。せっかくの地方遠征。たまには豪華な食事で自分にご褒美を。
ランチの後は駅メモを再開。
駅メモ 山形〜米沢
ランチを終えて仙台まで福島を経由して途中下車しながら大回り。本日は山形駅からのスタート。
米沢行きの列車はお馴染みの緑と赤ラインのクロスシート車両。同じ山形県内を走る米沢行きの列車は1時間に一本間隔で東北地方では多い方。
東北地方の県境の山越えをする列車は1日に3本〜5本なんてのも普通です。
田舎の田園地帯にそびえ立つタワーマンション。高層階からは雲海が見えるのだとか。
射程+18あれば羽前中山周辺から荒砥〜蚕桑駅までを取得できるので、残りを今泉駅からレーダーを飛ばしてフラワー鉄道を乗らずにコンプリートできます。
届かなければ山形からバスで荒砥へと向かうワープルートを使いましょう。赤湯からフラワー鉄道を往復するのと、山形からバスを使うのも料金はさほど変わりません。
バスで荒砥へ向かうならば、途中の赤湯〜米沢までの間に今泉方面に向けてレーダーを飛ばしておきます。米坂線の米沢〜今泉区間は乗車すると時間がかかるだけなのでレーダーで取得しておきましょう。
米沢まで田園風景。山形の空はとても綺麗。
米沢駅に到着しました。この後はドラクエウォークのお土産スポットの上杉神社へ。
米沢〜福島区間は本数があまりありません。駅メモだけならばこのまま福島へと進んで下さい。
米沢散策 ドラクエウォーク
米沢駅からドラクエウォークのお土産スポットの上杉神社まで徒歩25分位。
上杉神社まで循環バスが200円で出ています。右回りと左回りとあるので時間に合う方へ乗って下さい。
駅前の循環バスは米沢〜上杉神社を往復します。福島行きの列車は2〜3時間後なので、観光時間で調整して下さい。
上杉神社に到着。バス車内からはクエスト開放できなかったので鳥居まで続くまっすぐな道を歩いて神社まで。
入口の大きな銅像は上杉謙信ではなく謙信のお父さんだそうな。
お父さんをNHKの主役に………
なんてノボリがでていても、お父さんが題材とはいかがなものでしょう。
昔のゲームの戦国BASARAが流行った時は上杉神社は大人気。あまり強いキャラクターでは無かったような気がします。
博物館を見て神社の入口に。ローカルな駅の神社の割に参拝客は多く、ドラクエウォークで来るぐらいかと思っていましたが人気の神社のようてす。
米沢のキャラクターの かねたん はワンピースに出てくるチョッパーみたい。
神社を回るならば駅から2時間少し見ておけば充分かと思います。帰りの駅に向かうバスも右、左回りあるので米沢発福島行の列車の時間に合わせて駅に戻りましょう。列車を遅らせれば次は数時間後になります。
米沢駅にはNEWDAYSとお土産屋さんしかありません。とても美味しいと噂の駅弁の牛肉ど真ん中。せっかく米沢まで来たならばお店でしっかり食べたいものです。駅前の米沢牛のお店が開くのは早くて17時から。
時間が合わなければ駅弁を食べて福島の名物の餃子なんてグルメプランが王道かと思います。待ち時間があるならば駅の東口のマックスバリュとダイソーで買い出しでも。
スーパーならば地域のローカルパンやご当地限定ドリンクなんかが安く買えます。
大回りは安く回れるとはいえ閑散路線での長時間の大回りはオススメしません。観光と組み合わせて鉄道旅を楽しみたいものです。
奥羽本線電車旅 米沢〜福島
米沢〜福島区間は本数が少ないため、大回りならば時間調整に一番苦労する所。
おおよそ3時間に一本の間隔なので乗り遅れないように。米沢から先は関東でよく見る緑とオレンジのクロスシート車両。
山道を登り福島駅まで峠越。この線路は新幹線も走ります。山奥の線路を走る新幹線は、想像するだけでもギャップ溢れる映像。
ワンマン列車のようなローカル路線でも途中切符の確認があるります。大回り乗車ならば経路を説明すれば大丈夫。関西以外にも大回り乗車を楽しむ人は一定数いるので乗務員さんも分かるはずです。
路線の中間にある峠駅では力餅の売り子さんがいるそうな。電車の後方扉で立売しているので扉が開いた時に1000円を渡して購入できます。気軽にオヤツ感覚で開けてしまうと食べきれず困ってしまうそうな。電車好きの友達に買って帰ると絶対喜ばれるはず。
峠の力餅は木次線の亀嵩駅とは違い予約は不要。鉄道旅ではなさそうな若い方も買っていたので結構有名なようです。
線路が下り始めると遠くに福島の市街地が見えてきます。ローカル鉄道旅では街と街の移動をしているのを肌で感じます。何もない風景から徐々に街明かりが近づいてくる光景は、何か込み上げてくるものがあります。これはローカル鉄道旅ならでは。
福島駅に到着して、米沢から僅か8駅の1時間の鉄道旅が終わりました。
奥羽本線から福島での接続は二本のうち一本が40分待ち。福島駅で途中下車して晩御飯。
福島〜仙台
福島市はフルーツ以外にも、ふっくら膨らんだモチモチ餃子が有名。全国津々浦々にローカル餃子がありますが、福島餃子はそれほど有名になっておらず他地域では食べれないローカルフード。
油っこそうに思える見た目とは違い、あっさりした野菜多めの餃子は皮がモチモチして、無限に食べれます。筆者にとって数あるローカル餃子の中では一番の餃子でした。
駅から近いのは、餃子の照井、餃子会館、21時を過ぎれば閉店してしまうので、早めに行くようにしましょう。閉店時間が早いのは地方遠征の辛い所です。
インターネットのランキングでは餃子会館が1位なのだそう。どこの餃子も美味しいはずなので、どれでも好きな所へ。写真を見てふっくら膨れた餃子の写真が乗っている店がオススメです。
晩御飯を食べてお腹いっぱい。今回の旅を通して、気仙沼、盛岡、宮古、山形のローカルグルメを堪能することができました。今回の鉄道旅も終盤。
駅の隣には阿武隈急行線乗り場。こちらは乗らなくてもレーダーで全て取得できます。
電波塔裏の繁華街のパーラーでは福島のフルーツパフェを出しているお店があります。それにしてもフルーツパフェの値段が高いこと。値段に見合う美味しさがあるのかと思いますが流石にこの時間では閉店しています。
JRへ仙台への列車はクロスシート。八戸〜仙台までの東北本線はロングシートばかりでしたが、極稀に先頭後方車両にクロスシートが設置されています。
車両数の多いダイヤを選んで見てはいかがでしょう。クロスシートがある確率が高まるはずです。
随分時間が立ち辺りは真っ暗。阿武隈急行線は前回の遠征でレーダーを使ってコンプリート済。前回の遠征時も遅い時間だったので、福島〜仙台区間の車窓とは縁がありません。
※参考記事
東京仙台間 駅メモ鉄道旅 青春18きっぷ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
全国を回っている駅メモerの皆様も、こうした縁のない路線はあるはず。
もう一度乗るかと言われれば、
「…………。」
と返答に困ることでしょう。
白石城もドラクエウォークのお土産スポットに指定されています。車内から届く気配すらないのでまた別の機会に。
名取駅で常磐線と合流してからも仙台までが随分長く感じます。南仙台までこれば、仙台駅まで後少し。
仙台駅に到着。東日本北海道パスを使ったことで途中下車ができたので楽に回ることができました。
どれだけいっぱい食べたとしても、1時間も電車に乗っていれば不思議と小腹が空いてきます。夜食に仙台で人気の仙台っこラーメンを食べて本日はこれにて終了。
明日は大阪に戻るまでの時間でドラクエウォークのお土産旅。次回に続きます。
【再訪】DQW東北宮城県お土産 青春18きっぷ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
遠方の長期間遠征では何か不足の事態があった時のために1日余らせるようにしています。予定が組めるならば翌日に仙山線と米坂線を使って新潟県へ抜けて仕舞えば東北地方のコンプリートが見えてきます。
駅メモ攻略の後半はこちら
#172
今回の工程で大回りをしていれば、改札内にあるのはパンの自動販売機ぐらいで途中下車無しではかなり辛い旅になっていました。
関西の人にとっては東北地方は中々行く機会もありません。大回りできる区間とはいえ、東日本パスや青春18切符を使って途中下車旅してはいかがでしょうか。フリー切符の一日分の料金の価値はあると思います。
宮城や山形のドラクエウォークお土産クエストは銀山温泉やら蔵王温泉やらと鉄道では困難。別の機会にバス旅でもしてみて下さい