東北一周鉄道旅 岩手県④
東日本北海道パスを使って東北地方の青ラインを周遊します。今回は一週間あるので観光を多めに工程を組みました。その気になれば4日間で回れるはずです。
今回のコース
☆1日目
仙台→小牛田→南気仙沼→休憩→南気仙沼→気仙沼→盛→気仙沼
☆2日目
気仙沼→一ノ関→休憩→平泉→盛岡
☆3日目
盛岡→宮古→休憩→宮古→久慈→本八戸
★4日目
本八戸8:45→八戸9:30→11:18盛岡11:54→13:29一ノ関15:51→小牛田17:12→18:08鳴子温泉18:10→19:13新庄19:15→20:12山形
☆5日目
山形→米沢→休憩→米沢→福島→休憩→福島→仙台
✩6日目
ドラクエウォーク 鳴子温泉
前回の鉄道旅
駅メモ 三陸鉄道攻略 岩手県鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
仙台空港から山田線、三陸鉄道を回って本八戸駅まで到着しました。
駅メモ IGRいわて銀河鉄道
八戸〜盛岡区間のIGRいわて銀河鉄道に絡むフリー切符がないため岩手県の遠征計画を立てるのに頭を抱えます。
そこでまず頭に浮かぶのが銀河鉄道も乗り放題区間に入る東日本北海道パス。八戸〜仙台(山形)まで約6時間の鉄道旅は、
・見える景色に変化はない。
・程々に混んでいる。
・ほとんどがロングシート
・隣に新幹線の線路が見える。
という面で青春18きっぷの鬼門と言われる静岡県よりも辛い気がします。しかも青森からならばもっと辛い遠征になります。唯一楽な点といえば列車にトイレがあるくらい。
青春18きっぷは必然的に八戸〜盛岡区間で追加料金を払わなければなりません。盛岡〜仙台(盛岡)区間は無理にでも新幹線に乗る理由を作ってワープする方がホテル代や遠征期間の面で逆に効率的です。
筆者はローカル路線切符に拘り、東日本パスを使いましたが、遠征中に赤新駅がないのが辛さに拍車をかけます。
今回の遠征のゴール地点は山形。寄り道なければ昨日までの時点で仙台や山形、盛岡まで進んでいるはずです。時間が余るならば次の遠征に備えて大回り路線の米沢や福島辺りまで足を進めてはいかがでしょうか。
東北地方の東西の路線は本数が少ない路線ばかりで時間を合わせるだけでも苦労します。例え重複になるかもしれないにしても、乗れる時に乗っておくことで、後々の遠征計画が楽になります。
岩手銀河鉄道 八戸〜盛岡
本日は本八戸駅からスタート。朝市を終えた人で混みあっています。今回の遠征は東北本線の八戸駅からが本番。
八戸駅から改札に向かう人達はみんな新幹線に。関西民にとって旅先に選ぶことが少ない東北地方は東京から新幹線で2時間もあれば到着します。気軽に各地に遠征ができる関東民が羨ましい限り。
八戸駅の周りに何もないことで有名。IGRいわて銀河鉄道と八戸線の接続は9時台を逃せば次は13時台。また、IGRいわて銀河鉄道の料金は3110円と結構な金額です。
乗り放題区間に対応していないフリー切符ならば東北新幹線に乗るようにして下さい。
八戸〜盛岡区間の新幹線料金は3800円なので在来線と700円しか変わりません。列車本数も1時間に一本で所要時間もたった30分。新幹線と値段がほとんど変わらないことはあまり知られていなかったりします。
東日本北海道パスならばIGRいわて銀河鉄道も乗り放題。八戸から盛岡まで2時間ロングシートの鉄道旅。
車窓は田園か自然溢れる風景。ユーチューブでも検索してみてもIGR銀河鉄道の解説動画はほとんどありません。
撮れ高がないんだろうな…………。
とか思ったり。
駅舎はどこも綺麗な駅ばかり。ゆっくり鉄道旅と言われずとも、必然とゆっくり。楽しいローカル路線旅なんて気分は束の間だけ。
乗降客がほとんどいない二戸駅は新幹線の停車駅。その割に駅周辺は何も無さそうな。バスで15分ほど行った先にある九戸城の最寄り駅だそうな。
普通列車に乗って数十分。遠くに見える新幹線の線路を見るたびに何故か辛くなります。料金がほとんど変わらないと知ってしまえばなおさら。そんな気分の中でも夏の日差しが眩しいこと。
盛岡に進むに連れてだんだんと辛くなって来ます。なんなら高速バスの方が楽だと思うくらい。
いわて沼宮内駅も新幹線の停車駅。トンネルばかりの東北新幹線でも、こうした駅のおかげでレーダーやルートビューンでコンプリートできます。
駅舎を見て楽しみます。というより楽しみはこれくらい。十和田線と接続する好摩駅でも乗り降りはなく乗客全員盛岡駅まで。
IGRいわて銀河鉄道は盛岡駅の0番線ホームに入線します。銀河鉄道専用の改札になるので18キッパーの人達は窓口で料金精算。
盛岡で40分近くの待ち時間が発生します。こんな時は待ち時間を利用して駅そばでも食べておきましょう。僅かな待ち時間で食べれる駅そばは駅メモerの御用達。東北の駅蕎麦はホームではなく改札を出て直ぐの所にあるはずです。
もしくは駅ビル散策もオススメです。駅の期間限定ショップには地域のB級グルメ店が入ってたりします。駅の商業施設のイベントスペースは要チェック。
軽く休憩して一ノ関行きの列車に乗ります。
岩手県のドラクエウォークのお土産クエストの小岩井農場、龍泉洞とともに往復で半日かかるので盛岡で宿泊しなければ取得困難。龍泉洞は三陸鉄道の岩泉小本か山田線の駅を通った時にバスで寄り道していなければ後々に後悔するので、ゲームを並行しているならば立ち寄れるように工程を組んで下さい。
東北本線 盛岡〜一ノ関
東北本線は2日目で観光しているので仙台までひたすらポチポチするだけ。一ノ関行きの列車も同じくロングシート。先端車両にもクロスシートはありません。
盛岡から先も変わらない田園地帯。
盛岡〜一ノ関区間は初遠征であったとしても結果的に2〜3回は通る路線なので居眠りしても大丈夫。
花巻空港駅で6分のすれ違い待ち。盛岡〜小牛田区間では新幹線の駅をレーダーで取得するのを忘れないように。
一ノ関駅近くの有名な松竹でソースカツ丼を食べるために列車を一本ズラして昼休憩。
薄味のソースが絶品で福井のヨーロッパ軒と張り合う美味しさ。また改めて来たいお店ができました。
食後はNEWDAYSの桃オーレ。名前の通りの味で美味しいので一度飲んでみては。酪王牛乳は東北地方ならでは。
昼休憩を終えて小牛田駅に向けて駅メモ再開。一ノ関から仙台方面に向かう列車は1時間に一本。結構多いと思った人はローカル路線旅の上級者。
今日の目的地は山形駅なので後4時間。遠征中日に12時間近くの鉄道旅は流石に疲れてきます。ここから先は赤新駅のエリア。気分も上がるはずです。
一ノ関〜盛岡区間は新幹線からでもレーダーでコンプリートできます。八戸からの新幹線代金は約6500円位ですが、一ノ関で下車するならば盛岡駅で新幹線を乗り換えが必要なので仙台や古川まで戻る方が良いです。
駅メモ 一ノ関〜小牛田 東北本線
一ノ関駅〜小牛田区間も変わらない紫ラインのロングシート車両。この形式の編成は先端車両にもクロスシートがありません。
初乗車の一ノ関〜小牛田区間も今までとなんら景色は変わりません。今日の車窓はひたすら田園地帯。
この区間では、くりこま高原駅を忘れないように東北新幹線に向けてレーダーを。
田園地帯を抜けて小牛田駅に到着。ようやく長い長い東北本線をコンプできました。ここで新庄に向けて方向転換。
小牛田〜仙台は未取得であったとしても何度か乗ることになるはずです。東北地方の遠征は本数の少ない東西の路線を優先に計画を立てましょう。
八戸駅から陸羽東線の古川駅まで新幹線代金が約8500円。八戸から在来線で約5時間かかる東北本線も盛岡で新幹線の乗り換えをしなければ約1時間で到着します。八戸駅から新幹線を使うならば古川駅で下車して新庄方面に進むのが理想です。
陸羽西線 小牛田〜新庄〜山形
陸羽東線の小牛田発のほとんどが古川か鳴子温泉止まりで新庄行きは2時間に一本あるかないかのローカル路線。
小牛田から紫ラインの列車から開放されて、クロスシートのローカル気動車に乗車。今までがロングシートだった分、ほっと一息。
新幹線と接続する古川駅で待ち時間。古川駅では改札を出て階段を降りた所にDAISOとNEWDAYSがあるので待ち時間のうちに急いで買い出しをしましょう。
駅の外には珍しい金のポスト。色々な地域の郵便ポストが楽しくなってきました。
鳴子温泉に向けて山越え。
鳴子温泉駅に到着。乗客のほとんどが下車しました。ドラクエウォークお土産スポットは12時前のバスに乗らなければ戻って来れないので一日がかり。この時間では間に合わないので別日で再訪します。
陸羽東線は新庄と鳴子温泉からレーダーで挟めばコンプリートできるので、ここで折返しすることも可能です。新庄行きの列車の接続が悪ければレーダーで取得を考えましょう。新庄まで乗り通したとしても結局は何処かの路線が重複乗車になります。
別ホームに止まっている新庄行きの列車も全く同じ形式のクロスシート車両。進行方向左に座ると綺麗な最上川が見えるはずです。
鳴子温泉周辺には温泉の名前がついた駅が続きます。ローカル路線はクロスシートが何より。
最上駅で対向列車とすれ違い。
最上と聞いて思い出すのは、有名な俳句
〜を、集めて〜最上川
そんな最上川はゲリラ豪雨でこの通り濁流。
陸羽東線は松尾芭蕉の奥の細道湯けむりラインの愛称で呼ばれています。筆者含む駅メモerも全国を旅することから令和の松尾芭蕉のよう。
松尾芭蕉も旅好きだったことでしょう。きっと歩いて旅をしながら、当時流行っていた俳句を書いてあちこちに置いてきたのかな〜、なんて。
山越えが終わると間もなく終点の新庄駅。ここでの乗り換え時間は2分。新庄駅は降りたとしても回りには何もないので、本日最後の山形行き列車に急いで乗り換えます。
新庄から山形まで普通列車でも新幹線と時間は変わりません。急いで乗り換えた列車もロングシート。
東北のドラクエウォークお土産クエストは奥羽本線からバスでしか行けないような難所ばかり。途中の大石田から銀山温泉に向かうバスも17時まで乗らなければ折り返しのバスがありません。
山形駅までひたすら田園地帯。真っ暗で見えなくても田園地帯が広がっているはず。
景色は真っ暗なうえに、雨が強まり窓からは何も見えません。新庄駅から約40分、本日の目的地の山形駅に到着しました。
山形の有名店といえば平田牧場の豚かつ、肉そば、辛味噌ラーメンが有名です。
肉そばを食べれるのは山形だけなような気がします。何か食べる時はローカルチェーン店がハズレがなくてオススメ。山形駅周辺には肉蕎麦屋さんが幾つもあるので好みな店を選んで下さい。
今日は早朝の朝市からの半日がかりの鉄道旅。東北地方の東側も山形〜福島だけになりました。今日はホテルでゆっくり休んで明日は昼過ぎからの出発予定。次回に続きます。
山形発 駅メモ遠征東北大回り - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#171
IGRいわて銀河鉄道を含む東北本線の攻略は駅メモ面でいえば追加料金を避けて東日本パスで乗車するよりも、あえて新幹線を使って八戸〜宮城県まで移動する方が良いです。遠征期間を短縮できます。
ロングシート車両続きの赤新駅がない長距離路線は断然新幹線がオススメ。東北本線の新幹線ワープは結果的にホテル代や時間の面で逆に効率的かと思います。
東北の遠征時は極力東西の路線を優先に回るように計画しましょう。奥羽本線や東北本線は最終的に残ったとしても新幹線でなんとかなります。
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