東北一周鉄道旅 岩手県③
東日本北海道パスを使って東北地方の青ラインを周遊します。今回は一週間あるので観光を多めに工程を組みました。その気になれば4日間で回れるはずです。
☆1日目
仙台→小牛田→南気仙沼→休憩→南気仙沼→気仙沼→盛→気仙沼
☆2日目
気仙沼→一ノ関→平泉→盛岡
★3日目(土曜日)
盛岡6:32→9:01宮古→休憩→宮古15:→久慈17:00→18:33本八戸
☆4日目(日曜日)
本八戸→八戸→盛岡→一ノ関→小牛田→鳴子温泉→新庄→山形
☆5日目
山形→米沢→休憩→米沢→福島→仙台
✩6日目
ドラクエウォーク鳴子温泉
前回の続きです。
東北鉄道旅 東北フリー切符 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
仙台から気仙沼を回って、山田線始発に乗車するために盛岡で宿泊しました。
駅メモ 岩手県
盛岡と宮古をつなぐ山田線は1日に4本しかないうえに、その半分は三陸鉄道と接続せず宮古で長い待ち時間が発生します。更にその先の三陸鉄道も久慈駅での八戸線との接続もよくありません。
岩手県が難所と呼ばれる理由は接続の悪さだけではなく、三陸鉄道や銀河鉄道の料金が高く青春18きっぷが使えないので、ついつい敬遠されてしまいます。
岩手県を極力安く済ませるならば、釜石で射程+18にして南北にレーダーを飛ばすぐらいでしょうか。
三陸地方はドラマのロケ地や新鮮な海産物と魅力のある地域です。同じ運賃をかけるならば一度の遠征でゆっくり回って観光も済ませたいものです。
今回の遠征工程は東北観光メインの鉄道旅。駅メモを進めるならば、1日目に仙台を出発して気仙沼で宿泊、2日目の宿泊地を盛岡又は八戸にして、3日目にまっすぐ仙台に戻れば1日短く岩手県をクリアできます。
東北鉄道旅 山田線
本日は早朝の盛岡駅からのスタート。6時台の山田線始発に乗れば八戸を回って当日中に仙台に辿り着きます。今回は東日本パスで東北観光を兼ねて目的地の八戸までの鉄道旅。
山田線は1日4本しかないので、予定している列車に乗り遅れると次の列車が3時間後だったりします。その時は高速バスの移動に頭を切替えて工程を組み直しましょう。
高速バスは所要時間も鉄道と変わらず本数も多いです。実際に東北のほとんどの人は宮古方面に行く時は高速バスを使うそうな。
山田線は東北お馴染みの薄緑の車両。乗車しているのは鉄道旅好きの中でも、さらにもの好きな鉄道旅主ばかり。というより山田線の始発に乗る人は鉄道強者で、ほぼ確定。
盛岡から上米内までは普通の郊外の街並みで列車の本数があります。ただ上米内まで本数があろうが、駅メモerにとってはレーダーが使えず意味がありません。
上米内駅を過ぎて峠に入れば野生動物でも出てきそうな風景。北海道の時のように警笛をピーピーと響かせて進みます。
山田線の道中では所々電波が入らず車内のほぼ全ての人が眠っています。どこからか眠気を誘う音楽でも聞こえるかのよう。
上米内から先の大志田駅と浅岸駅が廃駅になっているので忘れないように。
途中駅では乗降りする人はいません。元々、山田線は猿しか乗らないんじゃないかと言われながら作られた迷路線だそうな。
鉄道好=猿
というのも納得。山田線に乗っている顔ぶれが変わることはないので、盛岡からの乗車時には早めに行って座席を確保するようにして下さい。
そんな矢先に見える山田線に沿って走る道路は大雨でもない限りバスの遅延はなさそう。むしろバスの方が早く到着するんじゃないの、と思えるぐらい。
川内、箱石付近では射程を+18にして岩泉線に向けて飛ばします。ここで岩泉線を取得できなければバスを乗り継いで行かなければならず難関路線に変わります。
寝落ちしてしまうと再訪が確定するので、盛岡駅の出発から1時間20分後にアラームをセットしておきましょう。
岩泉線だけでなく鯖浦線や宮之城線といい駅メモ廃線は難所ばかり。
※参考記事
宮之城線攻略 鹿児島県廃線 九州鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
山を越えて建物が見え始めれば終点の宮古はもうすぐ。
宮古駅と釜石駅から南リアス線に向けてレーダーを飛ばして路線コンプリート。三陸鉄道の攻略では射程+18を取れる時に遠征しなければなりません。
射程が足りなかったとしても山田線始発に乗っていれば南リアス線に少し寄り道して戻った所で工程への影響は少ないと思います。時間の融通が効くように、多少のゆとりがある工程を組むようにして下さい。
盛岡出発から途中停車時間もないまま約3時間、流石に疲れたので宮古観光の前に駅前でリラックス。龍泉洞珈琲は水が良いのか苦みの中にキンとする喉越しで眠気もスッキリ。
このまま久慈行きの列車に乗れば21時前後には仙台まで戻れます。また浄土ヶ浜までバスで往復してDQWのクエスト開放しても、10:40発久慈行の列車に乗れるので、その日のうちに八戸経由で盛岡に戻れます。
比較的ホテル相場の安い盛岡で二連泊すれば費用も抑えれると思います。今回は観光要素多めの駅メモ旅。ドラクエウォークのお土産取得を兼ねて宮古周辺を散策します。
宮古駅前散策
ドラクエウォークのお土産スポットにもなっている浄土ヶ浜は宮古駅前からバスで15分。駅の対面にある宮古バス事務所で一日券が300円で販売されています。往復するだけでお得なので忘れずに。
宮古駅から浄土ヶ浜までバス乗車は必須。途中の道では津波の高さを示す案内板。所々で空き地が残り、当時を思い出します。
内地の方でも腰の高さまで津波が来たよう。膝の高さの津波であったとしても、立っていられないそうな。
浄土ヶ浜でドラクエウォークのお土産クエスト開放。電波が少し弱いので注意して下さい。ここですぐ折返すれば10:40発久慈行の列車に乗れるので一つ早い接続で進めます。
浄土ヶ浜とビジターセンターは歩いて15分位。バスの進行方向に沿ってビジターセンターから浄土ヶ浜に向けて進む方が回りやすいかなと思いました。
今日は観光旅。浄土ヶ浜のアクティビティといえば遊覧船とざっぱ舟。青の洞窟観光ができる、ざっぱ舟がオススメ。
受付で、かっぱえびせんを買って海に出れば楽しさ倍増。海猫が餌を狙って頭の上に止まったりと、てんやわんや。
船頭さんの浄土ヶ浜解説はそっちのけ。餌やりに夢中で振り返れば鳥の写真ばかり。
なんて言ってたっけな……………。
青の洞窟は神秘的な時間を過ごせるので人生のどこかで一回は見ておいた方が良いかも。
浄土ヶ浜で遊んで久慈行10:40の列車を逃しているので、次の接続列車は15:05発。宮古駅前に戻ってランチタイム。
宮古駅前での飲食店は蛇の目本店か多良福、駅前の立ち食い蕎麦屋の3つ。
宮古では瓶丼と呼ばれる海鮮丼と宮古ラーメンが大人気。その二つを抜いてタラフライが一番人気なんだとか。大きく分厚い白身魚が美味しさの秘訣。
宮古では浄土ヶ浜を回ってランチを食べても4時間もあれば時間が余って退屈します。そんな時は待ち時間が発生するのを分かった上で一本早い列車で先に進みましょう。街が変われば何か発見があるかもしれません。
三陸鉄道 鉄道旅
駅メモの三陸鉄道はリアス線と北リアス線の2つの路線で表示されますが、どちらも同じ駅なので普通にポチポチしていれば路線コンプリートできるはずです。
三陸鉄道の途中下車ができる片道フリー切符は久慈までの切符と料金が同じ。改札横の窓口で購入します。
一両列車に揺られて久慈方面へ。乗客は基本的に全員が終点の久慈まで行くので早めに座席を確保しましょう。海が見える進行方向の右側を目指します。
海岸車窓をと期待してみれば三陸鉄道の車窓はトンネルばかり。
トンネルを抜けると綺麗な車窓が………
とか思っていれば気温差で窓が曇って何も見えません。
岩泉小本駅で廃線の平泉線に向けてレーダーを飛ばしてコンプリート。岩泉小本駅では数名が下車したので座席が確保できていないのであればここが最後のチャンス。
岩泉小本駅で下車した人が向かうであろう龍泉洞は日本で二番目に大きな洞窟なのだそうな。龍泉洞は雨の時は閉鎖されるそうなので行く前には必ず確認を。
三陸鉄道からドラクエウォークのお土産スポットになっている龍泉洞に行くには
宮古13:54発→岩泉小本14:38発バス→龍泉洞15:04
帰りは最終龍泉洞17:26発バス→17:53岩泉小本駅18:58→22:00八戸
と接続します。
明日は早朝から舘鼻岸朝市見学予定のため、23時前にチェックインした翌朝4時にはホテルを出なければなりません。
流石にホテル代が勿体なさ過ぎるとなくなく断念。岩手県のお土産クエストは別の機会にでも盛岡からバスで改めて再訪します。
このまま八戸へ向けて鉄道旅。岩泉小本を過ぎた後は、ぶだい駅で2分のすれ違い待ち。みんな窓が曇って景色が見えないようで、窓を拭く人がチラホラと。
拭いたことで多少はマシになる気がします。この後は、三陸鉄道の有名な車窓の橋梁。
せっかく拭いてもトンネルを抜けたすぐは、見どころ車窓もこんな感じ。
後部から見る景色は綺麗なもので、座席の車窓もなんとかならないものか…………
トンネルが終わる頃には、おばあちゃんと鉄道旅をしている幼稚園ぐらいの子供が飽きたのか電車を降りると駄々をこねています。
「もう降りる!!」
降りようとした駅は秘境駅。
「もう少しだから頑張って。」
久慈駅近くから海岸線を走るようになり、曇りが取れた頃には終点まで残り5駅。
奇跡の一本松のような光景も。立派な防波堤ができましたが、今はだだっ広い空き地に松が一本。不思議な光景です。
最後の山道を抜けて久慈駅に到着。これで三陸鉄道をコンプリートできました。
久慈から八戸線への接続が悪く多くの列車で1時間の接続待ちが発生します。待ちきれず一本早い列車に乗ったので待ち時間が2時間。これが三陸地方攻略の辛い所。久慈駅周辺をブラブラしてみます。
久慈駅前散策
接続が上手くない列車に乗ったので久慈駅で2時間待ち。宮古で過ごすのも変わりがなく久慈周辺を散策。
駅前デパートは、もうすぐ取り壊されるそうな。久慈の町は道の至る所にシャッターアート。久慈の街興しの一環だそうな。
道の駅とかに来たらついつい買ってしまう。想像通りの味です。
道の駅まで歩いて散策しましたが、久慈駅で待ち時間が発生したならば大人しく駅横の図書館にカフェでアイスコーヒーでも飲みながら休憩するのがオススメです。
待合室で時間を潰す人達も退屈そうな。みんな八戸線の電車待ち。
30分近く待合室で時間を潰して、八戸に進みます。NEWDAYSでもあれば良いのになとか思ったり。今にして思えば龍泉洞に寄っておけば良かったな。
八戸線 久慈〜八戸
久慈駅からようやくJRのフリー切符が使えるようになります。
東北地方では昔懐かしいハイシーが販売されていました。今となっては変換すらされなくなってます。
八戸線は海岸線近くを走り、むしろこちらの方が三陸鉄道と言ってもいいくらい。
東北は日が暮れるのも早く、気づけばあたりは真っ暗。こうなれば車窓の楽しみはありません。ひたすら駅メモをポチポチと。
遠くに見えるお堂は撫島弁財天。八戸のパワースポットで海鳥が近くに見えるのだとか。
泊まるならば繁華街がある本八戸がオススメ。本八戸駅は何年か前に来たまま変わっていません。
※参考記事
北海道東日本パス青春18きっぷ 下北半島鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
駅前のキッチン飛鳥は変わらずご夫婦さんがされています。こちらはオススメの洋食屋さん。料理の上手なマスターが作るハンバーグとカツは絶品。ソースがなお美味い。
本八戸の繁華街は国道沿いなので、歩いて15分くらい。朝市に早くから行くならばタクシーや臨時バスが出る繁華街の方がオススメ。朝市に行くのが日の出後でも良いならば、駅近くのホテルがよいでしょう。今日は明日の朝市に備えて今日は早めに就寝。
舘鼻岸壁朝市
東北八戸の毎週日曜日に開催される舘鼻朝市。朝市が開催される日には八戸駅から臨時列車が出ます。
八戸中心街のホテルならばバスで行く方が楽です。臨時列車と到着時間はさほど変わりません。
前回訪れた八戸の朝市は何度も行きたくなります。むしろ近くに住みたくなるくらい。
※参考記事
東日本パス青春18きっぷ 青森観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
本八戸駅から盛岡行きのIGR銀河鉄道に乗るには、9時を逃すと次は13時までありません。朝の列車に間に合いそうにない場合は深夜にタクシーを呼んでもらいましょう。本八戸繁華街から約2000円です。
午前4時過ぎには七割方の店が開いています。この時間でも人気の手羽先は既に売り切れ。
名物のウニやアワビ、いちご汁もこの通り。
日が昇る頃には閉店準備が始まりますので、買いたいものがあればお早めに。
帰りはバスで200円。朝市では2〜3時間もあれば一通りの店を回って大満足。帰りの列車時間に合わせてバスで帰りましょう。
ホテルに戻って準備した後は仙台に向けて、東北本線鉄道旅。次回に続きます。
駅メモ 東北フリーパス鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#170
八戸周辺は日曜日に朝市が開催されることもあって土曜日のホテル相場は高くなっています。
翌日に盛岡方面に普通列車に行くとして9時前の列車を逃せば次は13時の列車まで接続しません。
13時の列車で仙台まで辿り着くことは可能ですが本八戸で時間を潰すのも一苦労。
八戸の朝市はオススメ。タクシーや臨時列車等を駆使するなり、早朝からチェックアウトしてから向かうなり、上手く予定を組んで訪れてもらいたいです。
駅メモ攻略後半の遠征目次はこちら