青春18切符 四国日帰り鉄道旅
今回は高松エリアの金比羅山の日帰り観光。併せて、四国バースデー切符の遠征時に取得できなかった高松エリアを青春18きっぷを使って四国をコンプリートしにいきます。
今回のコース(平日)
大阪6:51→7:56姫路8:01→9:29岡山9:32→9:54児島10:00→10:41琴平→休憩→琴電琴平→瓦町→池戸→高松築港17:05→フェリー→18:10宇野→岡山→姫路→大阪
※宇高航路廃止前の工程になります。廃止後に内容を一部修正しています。
大阪発 青春18切符 四国日帰り一人旅
今回の工程の高松〜宇野区間のフェリー航路は2019年12月15日で廃止になりました。
廃止前であれば、宇野からフェリーを使う場合接続があわず時間を消費してしまうため、帰りに高松からフェリーに乗って宇野線を乗車するのが理想的な工程でした。宇高航路が廃止になったため、現在では宇野線をシャトルランするしか方法がありません。
青春18切符で往復する場合、帰りの最終列車は20:10高松発になります。大阪を6:50に出れば、行き道で宇野線に乗車しても13:30には琴平に到着します。20時までの6時間半で香川県を回ると良いと思います。
思い返してみれば、フェリーを使ったとはいえ、なかなかハードな鉄道旅ではあります。
青春18切符 大阪〜四国
まずは早朝の大阪駅から出発して、新快速に乗って姫路まで。
朝の新快速は終点の姫路までずっと混んでいるので、座席確保のために少し早めに行って列に並んでいる方が無難かと思います。
姫路駅に到着しました。青春18きっぷの時期は姫路駅からの列車も相当混みあいます。12両の車両から6〜8両の車両に乗り換えるのでそれも仕方ないことです。
姫路駅で一本をズラした場合、到着時間に30分〜1時間の差が出てきます。
多くの人が乗り換えダッシュをしますので出遅れないように。岡山駅まで一時間近くかかるので、ここでも席を確保しておきたいところです。
相生駅からは赤穂線と山陽本線に分岐します。赤穂線は帰り道に乗車しても良いのですが(別記事で後述します。)、ルートビューンで全駅取得できますのでアイテムを使って、赤穂線をコンプリートするのが良いです。
岡山駅に到着前に岡電東山線を、岡山駅を出た後は岡電清輝橋線をレーダーでコンプリートしておきます。岡山県の私鉄は水島臨海鉄道と伊原鉄道を残すだけです。
岡山からマリンライナーに乗って四国に向かいます。マリンライナーは先頭車両が指定席になっていて別途料金がかかりますが、指定席ではなくとも普通に乗り換えれば、恐らく座れると思います。大阪からの青春18切符旅行者は岡山、倉敷までの日帰り旅行がほとんどです。
茶屋町に到着。宇野方面に向かうならば、ここで乗り換えます。宇野線はレーダーではコンプリートできません。
今回の遠征では帰り道でフェリーを使って宇野駅から大阪へ帰る予定にしているので四国に向かいます。
●追記
宇野〜高松のフェリーの宇高航路は、2019年12月15日で廃止になりました。
茶屋町駅から児島駅までに廃路線の下津井電鉄にチェックイン。トンネルの中は電波が入らないので、廃路線の駅にチェックインするためにはアイテムが必須になります。
一部の乗換アプリでは坂出まで行ってから、琴平に向かうルートが表示されます。どう考えても児島駅で琴平行きの列車に乗り換える方が早いです。たまにアプリが間違っているので注意してください。
児島駅をすぎれば瀬戸大橋を渡ります。こんなに立派な橋をかけたものだと感動しました。
途中の島々も渡って、
駅メモ開始以来二回目の四国突入。
そのまま進み、琴平駅に到着しました。
これから金毘羅山を散策します。
駅メモ 金比羅山観光
駅には観光客向けのタクシーとシャトルバス(有料)が止まっていました。金比羅山の中間地点の大門まで車で行けるようになっていますが、地図を見る限りでそんなに距離はありません。駅メモの地図機能に縮尺が表示されれば良いなと思うこの頃です。
金比羅山入口までは距離もなさそうなので、駅からまっすぐ鳥居を抜けて向かいます。この鳥居はドラクエウォークのお土産スポットです。
入口から正面に見える山の上の金毘羅神社を目指します。道沿いに並ぶ土産物屋さんを横目にひたすら登ります。
うどん県と呼ばれるだけあって、讃岐うどんが数多く並んでいました。
今では讃岐うどんも全国区になりまして、都会でもご当地メニューを提供してくれるお店は数多くあります。
ただ、都会で食べるご当地メニューは、プロの料理人と素人が同じ物を同じ材料で作っても味が違うように、何かもの足りない気がします。この場合は、さぬき風うどん とでも言うのでしょうか。
そんな中、自宅でも本場の味が楽しめるネットショッピングは、一食あたりでみればリーズナブルなのでオススメです。
ひたすら階段を登ると大門が見えてきます。大門までならタクシーやバスで来ることができます。実際に歩いて見ましたが、シャトルバスに乗っても良い気がします。
大門で振り返る景色はなかなか綺麗。この辺りまで来ると、12月にも関わらず、すでに汗だくです。
もう引き返して帰ろうか…………
という考えが頭を過りますが、ここで距離にして全体の半分ぐらい。
大門の先の広場にある何かのオブジェ。船の神様を祀っているそうな。
この少し上には、雰囲気のあるフレンチレストランがあります。オムライスが1800円と少し高いので昼食は見送り。このフレンチレストランで全体の三分の二ぐらいになります。
さらに登ると本堂のような建物があります。頂上まで来たと思いたくなりますが、ここではありません。
本堂はもう少し先の階段を登った所にあります。ここまでこれば頂上まであと一歩。
金比羅宮に到着。景色を見るとずいぶん登ったことが実感できます。駅から頂上まで休憩せずにのんびり歩いて、約一時間半を見ていれば充分と思います。
実は本堂より、さらに奥には裏金毘羅ルートと呼ばれる道の先に金毘羅宮があるようですが、鉄道旅ならばこの辺りが限界。下山して次に向かいます。
この山登りでは階段数は分かるものの、頂上までの距離がわからないことが辛いです。最後まで登ってから気がつきましたが、階段の何段目と頂上への距離は比例していません。
(ところどころにある何段目というのはあくまで階段の段数になります。)
今回のブログでは、筆者の感覚ではありますがだいたいの距離感を書いています。他にもネット等を使い、金比羅宮について色々下調べしておけば、山登りも少しは楽になるとは思います。
金比羅について、もっと詳しく正確に書いてあるサイトがありましたのでリンクを貼っておきます。
筆者も行く前に見ておけば良かった…。
駅メモ 琴平電鉄
下山する頃には昼前になったことで、飲食店が開きだしました。香川といえばやっぱり饂飩。たまたま呼び込みをしていた讃岐うどんの店に入ります。
ずいぶん昔から続いている店だそうで、かけうどんが300円という安さ。
普通の饂飩ですが、300円にしてはとても満足です。お腹を満たした後は琴電琴平に向かいます。駅から見える鳥居のふもとが駅舎になっていて、30分に一本程度の間隔で列車がでています。
琴電琴平線から高松方面に向かう前に、南側の阿波吉田方面に向けてレーダーを飛ばしておきます。徳島の阿波吉田からの分と合わせて土讃線をコンプリートできました。
琴電は何よりも縦揺れがすごいのなんのその。じっと座っていてるだけでも、揺れの度に、飛びはねるぐらいの勢いで揺れます。
駅ノートにも乗り物酔いすると言った記載を目にしますが、気持ち悪くなるのもわからなくありません。想像以上に激しく上下縦横に揺れるのでご注意を。
気分はこんな感じ。
駅メモをしている必ずといって良いほど睡魔との戦いが始まります。睡魔との戦いが始まると、どれだけ縦に横にと揺らされても寝落ちするまで戦いが終わることがありません。一度、睡魔に襲われれば最後。負けるまで続く戦いは、決して勝つことができません。襲われたその時はアイテムの準備をしましょう。ルートビューンはとても助かります。
何度も何度も睡魔に敗北しては、アイテムを使って、ようやく瓦町駅に到着しました。反対側のホームの長尾線に乗り換えて、残りの駅を取りに行きます。
時間短縮のため長尾線の池戸駅でレーダーを使用して終点の長尾駅まで取得します。ここで四国バースデー切符の旅と合わせて四国をコンプリートできました。
池戸駅前のヤマザキパンの売店は今日はおやすみ。5分もすれば折り返しの列車が来まのであまりウロウロできません。というよりウロウロするような場所もないと思います。
宇野行きのフェリーに乗るため高松築港へ向かいます。
高松散策 高松フェリー
高松築港駅に到着しました。まずはチケットをと船着き場に向かいましたが、高松汽船のフェリーのチケットは出航の45分前からでなければチケットは買えないようです。
●追記分
今回使用している宇高航路は2019年12月15日で廃止になりました。
※フェリーのリンクです。
フェリー乗り場までは無駄足になってしまいましたが、出港時間まで高松駅周辺の散策。
フェリー乗り場近くの高松城跡は日本庭園のようになっていて入場料が200円。
元々はこの場所にお城があったようです。
ひとしきり庭園内を回りましたが、出港時間まで一時間半ぐらいあります。
次はJR 高松駅へ。ニッコリスマイルの微笑ましい駅舎をしています。
地方の駅に行くとお土産専門店ではなく、セブンイレブンが土産物売り場を兼用しています。高松の名物といえば骨付鶏。ランチタイムならば800円ぐらいで定食が食べれるはずです。
香川のお雑煮は餅の中にあんこが入っていて独特のお雑煮になっています。怖いもの満たさで、高松に来たとき食べてみるのも良いかもしれません。
駅前のウィリーウィンキーは四国のローカルチェーン店のパン屋さん。四国バースデー切符の旅で何度も見かけました。
金毘羅神社では汗だくになったにも関わらず、12月の港町は海風が冷たくて寒いこと。あまり歩き回ることもできず、パンを食べながら時間を潰してフェリー乗り場へ。
高松駅近辺はきれいな港町でお店はあまりありません。繁華街は高松から少し離れた瓦町になりますので、瓦町や栗林公園で時間を潰す方がいい気がします。
フェリーの中はとても広く、乗客は20人ぐらいでしたので船内はくつろぎ放題。
船からの景色。四国を離れて本州へ。
船内が暖かかったので、いつの間にか眠ってしまい、気づいた頃には宇野港に到着していました。船内から瀬戸大橋が見えたかどうかは定かではありません。
駅メモ 宇野線
宇野フェリー乗り場から宇野駅まで歩いて15分ぐらいです。宇野線からフェリーに乗換するならば、乗船券を買う時間も考えて最低限30分は見ておきましょう。
船旅も飛行機と同じで、電車のように出発時刻ギリギリに駆け込むことができません。
●追記分
今回使用した宇高航路は2019年12月15日で廃止になりました。
宇野駅近くにある天然温泉に入る予定でしたが、高松港のあまりの寒さで疲れたため、このまま帰ることにしました。
早朝からの鉄道旅は、知らぬ間に疲れが蓄積されています。
宇野の温泉のリンクを貼っておきます。食事処がかなり魅力的に見えます。このあたりのB級グルメとして有名な温玉アナゴ飯を食べてみたかった。
宇野線の列車は、岡山でよく見る黄色列車。部活帰りの高校生が多く、席がきっちり埋まるぐらいの乗車率でした。宇野線は岡山県民の御用達の鉄道路線になっています。
寒いさなかポチポチしながら岡山南部をコンプリートできました。
岡山駅に到着。遠征当時は岡山駅近くのイオンモールに ご当地ちゃんぽん研究所 という店かありました。長崎や彦根、福井に熊本と色々な地域のちゃんぽんを扱っていましたが、閉店してしまいました。
今は彦根のちゃんぽん亭オカベに変わっています。もう一度行きたいお店でしたので残念てす。
ここまで、今回の目的である岡山南部と四国は埋めることができました。赤穂線はアイテムで埋めていますので、ポチポチすることも忘れて、列車の中で眠りにつきます。
姫路まで戻ることができれば、帰れなくなることは早々ありません。このまま、まっすぐ大阪へ帰ります。
本日はこれにて終了。
次の記事
大阪発 北陸遠征 青春18切符日帰り旅②九頭竜線とえちぜん鉄道 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#6.7
大阪から高松に行く場合、
・青春18切符……片道約4時間、2500円程度
・高速バス……片道約3時間半 4000円程度
・神戸発ジャンボフェリー深夜便……
片道約4時間半 約2500円程度
になっています。
夜行フェリーならば、深夜1時に神戸を出発して朝5時過ぎに高松に到着します。青春18切符での移動に比べると多少の追加料金が発生しますが、朝から香川県を回ることができるメリットがあります。
朝から香川県を回り、帰り道は青春18切符の鉄路で高松〜宇野〜岡山〜大阪へと帰る方法が、一番コスパ良く香川県を満喫する移動手段のような気がします。
ただし、深夜フェリーにせよ、青春18切符にせよ、体力勝負なのは変わりません。
それでもこれくらいの移動は、18切符で全国を旅する駅メモerならば余裕なはずです。
☆中国地方まとめ