旅名人の九州満喫きっぷ③
本日は旅名人きっぷ遠征の最終日。くま川鉄道に乗車した後、高速バスで人吉から鹿児島、宮崎に渡ります。
☆1日目
大阪→博多→西唐津→伊万里→平戸→佐世保→諫早
☆2日目
諫早→島原→休憩→島原港→熊本→熊本市電→熊本→人吉
★3日目
人吉6:15→7:18湯前7:25→8:18人吉IC→バス待ち→人吉IC10:37→12:20鹿児島中央13:10→14:44西都城15:08→16:12宮崎
★宮之城線コンプリート
人吉IC10:38→11:30鹿児島空港11:45→12:29鉄道博物館(宮之城)13:06→14:37鹿児島中央15:16→15:51隼人16:19→吉松経由→18:55都城19:04→20:05宮崎
前回の続きです。
駅メモ 島原フェリー 人吉遠征 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
昨日は島原からフェリーで熊本へ渡り、高速バスを使って人吉で一泊しました。
駅メモ 肥薩線鉄道旅
人吉ICから南に向かうバスは宮崎行きか鹿児島中央行きのどちらかで、途中の吉松行や小林行のバスはありません。
※産交バスサイトから画像引用
くま川鉄道の始発第一便で湯前を折返すと人吉ICに8:18に到着します。人吉ICから宮崎行きの高速バスは8:37発。代行バスが多少遅れたとしても間に合うと思います。人吉ICでの待ち時間の少ない宮崎行きのバスは廃線の宮之城線を取得できません。
また駅に一番近い、えびのICで途中下車して鉄道に乗り換えようにも約4kmを30分で歩かなければ吉松行き列車に間に合いません。
吉松行き9:25発の次の列車は14:19発。都城行きも13:27発なので、宮崎行きのバスに乗るならば宮崎駅を起点にして次の工程を考えるかそのまま宮崎で遠征を終えることになると思います。
人吉IC10:38発の鹿児島方面行きの高速バスならば、人吉で2時間の空き時間があったとしても鹿児島空港で宮之城に行くバスに接続するので廃線の宮之城線も取得できます。
もしもレーダー射程を+20に保てるのであれば、途中下車しなくても鹿児島中央へのバスから吉都線と宮之城線をレーダーでコンプリートできます。仮にレーダーが届かなったとしても鹿児島中央から吉都線経由でその日のうちに宮崎に辿り着けるはずです。
人吉のくま川鉄道に乗った後は鉄道から取得できない宮之城線も併せて取得できるように工程を組むのが理想です。
鉄道旅 くま川鉄道代行バス
本日は人吉駅からのスタート。大雨災害による人吉駅〜肥後西村駅の一部不通区間を代行バスで移動します。朝の6時過ぎの人吉駅前はまだまだ真っ暗。霧がかかった駅前には代行バスのライトだけが輝いています。
2022年12月現在の時刻表は平日の通学時間帯だけの運用で、夏休みや冬休み時期には代行バス設定がありません。くま川鉄道は地域の学生のための鉄道のようです。
※くま川鉄道HPより抜粋
もしも代行バスが運休日の時は、7:42発湯前行きの路線バスに乗れば人吉駅に10時過ぎには戻ってこれるはずです。旅名人きっぷ対象外のため往復運賃が別途約2000円。人吉まで来て、くま川鉄道を取得しないのは考えられません。
ガラガラの大型バスは駅メモの駅ノートでも話題で乗客は筆者と高校生が二人だけ。
代行バスは肥後西村駅から少し離れた駐車場に止まりますが、係の人が駅の方向に誘導してくれるので大丈夫。
駅に向かう鉄道好きの集団は、今から決戦にでもいくかのような風貌をしています。
肥後西村駅では代行バスの運転手さんが列車到着まで談笑中。列車が到着すると高校生達がゾロゾロと降りて来るので何台もの大型バスが必要なのが分かります。
発車時間まで、くま川鉄道を記念撮影。鉄道好きそうな二人組も同じように写真をパシャパシャと。彼らはアニメの聖地巡礼に来たのだそうな。
くま川鉄道はヘッドマークにもあるレイルロマネスクというアニメの聖地だそうで車内も豪華仕様。
鉄道好きの二人組は、昨日人吉ICを歩いていた人だったようで、
「同業のかたですか?昨日歩いていましたよね。やっぱりそうだと思いました。」
「私もそうだと思いました。」
昨晩のあの時間に人吉IC周辺を歩いているのは鉄道好きぐらいなものです。
彼らは声をかけてくれた後、豪華座席には目もくれず鉄道上級者の好む車両後部位置をしっかり確保しています。さすがです。
湯前行きの車内はほとんど乗客がおらず、豪華なロングシートに座って早朝の鉄道旅。日が昇る前の人吉周辺はまだまだ霧がかかっています。
おかどめ幸福駅は日本の鉄道で唯一幸福という名前がつく駅です。何かが幸福をもたらすかもしれませんが、外は寒そうなのでさすがに降りていられません。
陽が昇りはじめ霧も晴れてきました。おかどめ幸福駅の高台には幸福の鐘というのがあるのだそうな。
途中のあさぎり駅から人吉駅に帰る路線バスが出ています。レーダーで湯前までを取得して路線バスで帰るならば第3便を使っても10時には人吉に戻れるので、少しぐらいは朝ゆっくりできると思います。
霧が晴れて朝焼けが綺麗に見えてきました。
早朝から一時間くま川鉄道に揺られて湯前駅に到着しました。盲腸線の辛い所で乗って来た列車で人吉ICまで折返します。
湯前駅前散策
折り返し列車の発車までの僅か7分のために湯前まで来たと言っても良いぐらい。とりあえず急いであちこちをパシャパシャと。
2両編成の車両しか止まらない割に、編成の何倍もあるこのウッドデッキは何に使われるのでしょう。
帰りの電車に乗り遅れた場合でも湯前駅前を8:09、 8:48発の人吉駅行きの路線バスで、途中の五日町か医療センターで乗り換えれば10時前には人吉ICに到着できます。
また、湯前から先の旧日肥線の国道219号線を東に進んだ村所バス停には宮崎へ接続する路線バスがあります。湯前駅前9:58発の村営バスに乗れば、村所バス停で乗り換えて宮崎への接続が可能です。
こちらのバスルートは別の方がブログを書いてくれています。暫く前の記事なので乗車予定を立てる前に村営バスや宮崎交通の時刻表を検索してみてください。
このアーチの遥か先に宮崎へのワープルートがあります。
本日はこの後の工程をみても鉄道旅ではなくもはやバス旅…………。くま川鉄道は大雨による路線寸断のため鉄道では辿り着くことができないので仕方がありません。
湯前からの折り返しの列車は高校生で駄々混み。肥後西村駅では高校生達と共に何台もある大型の代行バスに乗り込んで行きます。バス車内は制服を来た高校生ばかりで、遠足や修学旅行に紛れ込んだ気分になりました。
代行バスはありがたいことに人吉IC近くのファミリーマート前に止まります。代行バスに乗らずに路線バスを使ったのであれば極力人吉ICに近いバス停で下車してください。
人吉IC 高速バス 人吉から鹿児島
人吉ICからの高速バスは吉松駅や霧島温泉に直接行くバスはありません。寸断された肥薩線を縦断するならば冒頭に記載の通り宮崎、又は鹿児島へ行くかのどちらかです。
鹿児島方面ならば高速バスから吉都線の小林駅までがレーダー届きます。廃線の宮之城線に関しては薩摩求名駅が取得できてさえすれば、高速バスからレーダーでコンプリートが可能です。射程が届かないにしても、鹿児島空港でバスを乗り換えて宮之城へ行く方法もあるので人吉ICから南下するのであれば鹿児島行きのバスが良いかと思います。
今回乗車予定の鹿児島行きの高速バスは10:38発なので2時間待ち。昨晩に人吉ICバス停から見たケンタッキーは10:00開店。昨日人吉駅までの道で見かけたモスバーガーも10:00開店。時間を潰す当てが外れました。
人吉ICの近くに人吉温泉憩いの社という貸切温泉施設も10:00から。
こんな時こそ落ち着いてスマホ検索………本当に午前中の人吉ICには、どこにも時間を潰す所はありません。
そんな中で代行バスを降りた目の前にあるファミリーマートにイートインスペースとコンセントがありました。人吉IC近くのコンビニは、まさに砂漠のど真ん中にあるオアシス。
このファミリーマートは近所の方が喫茶店代わりにも使っているようで、サンドイッチ片手に缶コーヒーで時間を潰します。2時間もいるので少しでも売上に貢献できればと、パンやらジュースやらホットスナック商品を食べて飲んで食べての繰り返し。
それにしてもファミリーマートにイートインスペースがあって良かった。店を出る時に思わずこちらから
「ありがとうございました」
と言ったぐらい。
店員さんたちも
「???」
とした表情。筆者が感じた有難みは伝わらないと思いますが、冷たい風の吹く人吉ICでどうしようかと思いました。
この後は高速バスで鹿児島県へ向かいます。
人吉IC10:38発の高速バスに乗るのであれば、代行バスが8:30頃に人吉駅に着くのでホテルをチェックアウトせずにしておいて、一旦ホテルに戻る方が良いかと思います。
人吉ICまで30分かけて歩くか、路線バスを乗り継ぐことになりますが、ファミリーマートで2時間過ごすよりかは、ホテルの部屋で1時間ゆっくりくつろぐ方が良いのではないでしょうか。
これで熊本県をコンプリートできました。長くなりましたので次回に続きます。
次の鉄道旅
宮之城線攻略 鹿児島県廃線 九州鉄道旅 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#155
駅メモを始めた当初は肥薩線を縦断する予定で遠征していたので、災害による肥薩線の運休によって人吉から高速バスで南下するしかありませんでした。
肥薩線の新八代〜人吉〜吉松区間が運休している中で九州遠征を行うのであれば人吉から新八代に戻り、阿蘇・大分方面へと進む過程で南阿蘇鉄道に乗る計画が良いと思います。8:52発新八代方面熊本行きのバスならば、人吉ICでの待ち時間もないので、気持ちも楽になるのではないでしょうか。
九州南部は鹿児島空港から宮之城線に進み、翌日に指宿枕崎線、えびの線を併せて鹿児島宮崎遠征と別遠征するほうが上手く回れることかと思います。