大阪発 駅メモ鉄道旅 北関東攻略③-②
仙台10:17→11:45原ノ町11:50→13:09いわき13:13→14:48郡山→休憩→
郡山15:55→17:38常陸大子→休憩→常陸大子18:50→代行バス→19:10上小川19:15→20:44水戸21:00→22:55上野22:03→23:10東京→夜行バス→大阪
前回の続きです。
東京発大阪行きの夜行バスに乗って帰るため、仙台から青春18きっぷを使って南下しています。常磐線、磐越東線を使って郡山駅まで来ました。ここからは、東京仙台間の未乗車路線の常磐線と水郡線に乗車します。
水郡線
水郡線は一日4〜5本。通常であれば片道約3時間半の路線となりますが、しばらく前の台風の影響で常陸大子〜上小川区間が不通となっています。代行バスの乗車区間ができたため接続待ちを含めて、今回は約5時間の水郡線旅となります。
郡山〜常陸大子
郡山駅の水郡線のホームは一番奥にある3番線。左右から伸びる矢印の看板は今までもチラホラ見たような。色々な路線を見ましたがどの駅もローカル路線は端に追いやられていて、決まってこの看板があるような気がします。
水郡線の車両は、磐越東線と同じキハ110系の2両編成のクロスシートです。色が違うだけで代わり映えのしない車内ですが、扉の上には沿線の観光名所の案内が貼られています。
沿線の袋田の滝と竜神大吊橋は有名な観光地で、なかでも竜神大吊橋はブリッジバンジーができる珍しいスポットです。
大子温泉のりんご風呂も入ってみたくなるような温泉です。
一日ゆっくりかけて沿線観光を楽しみたいのですが、大阪行きの夜行バスの時間がありますのでまっすぐ水戸駅に進みます。
都会の車窓は安積永盛までで、東北本線から別れた後は奥久慈エリアを進みます。
水戸駅までの山あいを走る水郡線はいつものように田園地帯の車窓が続きます。
郡山駅から1時間半で常陸大子駅に到着しました。
降りたのは大子温泉に行くであろう観光客が一組と数人の18キッパーぐらいでした。駅メモをしてなければ、さすがに来る機会はなさそうな駅です。
この常陸大子駅では代行バスでなくとも、30分ぐらいの待ち時間が発生します。
長時間の路線に乗車したままというのも辛いもので、ちょうどよいリフレッシュタイムになりますので駅周辺を散策するのが良いかと思います。
今回は代行バスの乗り換えで1時間半の待ち時間ができたのでここで少し早い晩御飯にします。
常陸大子駅〜水戸
常陸大子の駅前には、デイリーヤマザキと蕎麦屋があります。ユーチューブや他のブログでもよく取り上げられる駅なので、初めての駅にも関わらず、見たことがあるような気になってきます。
昼食から時間が空いていないものの、ここでの休憩の後は、接続待ち時間もなく東京まではひたすら乗り鉄旅になりますので、しっかりと晩御飯を食べます。
常陸大子駅のある奥久慈エリアは軍鶏が有名なエリアになのだそう。中でも弥満喜というお店は奥久慈軍鶏の親子丼で有名なお店です。
r.gnavi.co.jpこちらの店は、コース以外は予約ができないとのことでした。ここで食べれなければ、他にお店がある気配はありません。乗り換え時間も限られて、並んでいようものなら、晩御飯抜きが確定します。
どうしても名産品の軍鶏を食べたいと、前日に軍鶏すき焼きのコースを予約しました。
予約時に店員さんに乗り換え時間がないことを伝えるとすぐ食べれるように用意しておいてくれるとのことです。
店についた頃には、座席はほとんど埋まっています。予約しておいて良かった。
奥久慈エリアの軍鶏は品種改良が進み、柔らかい肉質の軍鶏に仕立てているとのこと。
肉の味が濃くて弾力のあるのが、軍鶏の特徴なのですが、鳥肉のように柔らかく味が濃くて美味しい。ムキムキすぎない引き締まったスポーツマンの肉質のような鳥肉です。
なかなか食べに来れない奥久慈の名産物はネットで注文することになると思います。肉の美味さを表現するにあたりまして、サムネイル画像はその通りなのですが、如何なものかと………
事前に作っておいてもらったおかげで、一時間という短い時間でも鍋料理を全て平らげることができました。
帰り道は再度商店街を戻ります。駅までの距離感がわかりますので無駄に焦ることもなく商店街の看板を眺める余裕もできました。
昔よく見た昭和感が漂うファミコンショップの看板。今の時代の中高生にファミコンは伝わるものなのか………。
そして何故か裏側は別の看板に………。
当時流行ったリバーシブルか………。
駅前まで歩いて約5分。郡山駅から同じ車両に乗っていた人は駅前で代行バスを待っています。
バスを待っていた他の鉄旅主は、駅近くで販売している軍鶏の駅弁を楽しみにしていたそうですが、今日は販売されていかなかったようで、デイリーヤマザキで食事を済ませたとのことでした。お盆時期でなければ開いていたかもしれません。
バスは二駅先の上小川駅に向かいます。
通り道にある袋田の滝は駅から遠く今回は行けそうにありません。普段であれば袋田駅からバスで210円で行くことができます。
といってもこの時間からは行くことはできないけれど。
道が混んで多少遅れたとしても焦ることなかれ、大抵の場合、列車は待っていてくれます。というより余裕を持って組んでいるはずです。上小川駅は代行バスでもなければ降りることはないような駅でした。
ある意味貴重な経験てす。
遠くから列車の光が狭ってきます。到着した列車は想定外の4両編成で、車内は見ての通り席を選びたい放題。
何か理由があるのでしょうが……。
4両…………いるか?
水郡線の車窓はこの時間にもなれば、真っ暗で唯一見えるのは駅付近のライトだけ。扉もボタン式になっていますので、とても静かなものです。
ディーゼル気動車のエンジン音と虫の鳴き声だけが音を発しています。
駅から誰も乗る気配はなく、精々虫が光につられて乗ってくるぐらいです。
電車に乗り込んでしまった虫たちは、列車から出ることも叶わず扉の開く頃には周りは水戸の大都会。
窓ガラスに張り付いているのは、出ようとしているのか、筆者達と同じように車窓を眺めているのか……。虫の気分はどんなものかと想像しながら、水戸駅まで真っ暗な線路を進みます。上小川から一時間で、ようやく街の気配がしてきました。
常磐線 水戸〜東京
水戸駅に到着しました。行き道で水戸駅前を見ていますので取り急ぎ常磐線ホームへ。一本逃すと下手すれば大阪へ帰ることができなくなります。
常磐線は先頭車両と後方車両に一部クロスシートが設置されています。クロスシートを目指して先頭車両へ向かいます。
水戸駅始発になりますので、車内はまだまだガラガラです。
水戸駅からは駅メモの時間になります。上野駅までひたすらポチポチして行きます。一部廃駅がありますので注意しましょう。
友部駅付近で水戸線に向けてレーダーを飛ばしておけば、今後の関東大回りが少し楽になるかもしれません。
関東鉄道常総線は乗車が必須となる路線になりますので水戸線のみを取得します。友部〜岩間の区間からレーダーを飛ばして大和駅まで取得できました。
土浦駅付近から、つくばエクスプレス路線に向けてレーダーを飛ばしていきます。残りは関東鉄道乗車時にコンプリートします。
行き道で通った我孫子までくると私鉄が網の目のように入り組んでいますので、レーダーを使うべき使わぬべきか悩ましくなります。今後の関東遠征計画も立っていないので、取りこぼした駅は、最後に大回りをしてまとめて取ることにして、先を進みます。
上野駅までこればもう一安心。後は多少路線が遅れようがどうとでも東京駅に戻ることができます。
丁度よく乗れそうな京浜東北線で東京まで。
夜行バス乗り場では、地方へ向かう夜行バスがひっきりなしに発車していきます。筆者達は0:10発の大阪行きの最終のバスを予約しています。
今回のように東京着がどう見込んでも23時過ぎになる場合は、列車の遅延も考えてなるだけ遅い時間のバスを予約しましょう。
東京〜大阪夜行バス
今回乗車する夜行バスは横浜で乗客を乗せた後、東名高速を使って大阪に戻ります。そのためバスは横浜まで消灯されないので、何も考えずに駅メモをただただひたすらポチポチします。
品川付近から横浜まで首都高一号羽田線を通りましたので東京モノレールをコンプリートすることができました。
横浜駅出発後は車内消灯。駅メモはほどほどに大阪まで休みます。本日はこれにて終了。
トップ画面
今回の遠征で北関東エリアはほぼ乗車することができました。今回乗車した水郡線の観光地は常陸大子エリアに集まっていて、周辺をブラブラしたくなるエリアです。
青春18きっぷの鉄旅で水郡線を楽しむのであれば、常陸大子周辺の旅館で一泊するような工程を組むと良いと思います。
バスやコミュニティバスなどを確認して、袋田の滝や竜神吊橋に行くのもよし、静かな旅館で一日のんびりするのもよし、近くの河原で山の自然を楽しむのもよし、と楽しみ方は、様々です。
そして、晩御飯には鳥料理に新鮮な地野菜料理。都会から離れてリフレッシュができそうな旅行プランを組めそうです。というよりも、観光や温泉目的であれば車で行く方が便利かな………。
♯88