北海道周遊きっぷの旅⑤
釧路8:21→12:23札幌→休憩
札幌→さっぽろ→真駒内→大通→すすきの→さっぽろ→札幌→千歳空港→関西空港→大阪
※青春18きっぷの場合
釧路10:11→13:19帯広14:40→15:19新得
→16:52新夕張18:42→19:39南千歳19:45→札幌20:19
前回の続きです。
関西発駅メモ 道東遠征 網走根室編 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
本日は周遊パスの最終日になります。釧路から札幌まで戻り札幌軌道を回った後で、新千歳空港から関西まで戻ります。
北海道遠征最終日
北海道きっぷの残り2日分は無駄になりますが、休みが本日までなので関西に戻ります。あと一日あれば札沼線と富良野線、もう一日取れるならば日高本線あたりを攻めるのも良いでしょう。
今回の乗車区間の中にある新得から新夕張の区間は青春18きっぷの特例区間となりますので、特急券を買わずに乗車することができます。ただ、釧路方面から札幌へ向かう場合、特例区間部分で接続がうまくいかないので、特急での利用をオススメします。
釧路
札幌で回転寿司が食べたいと言うので少し早めに出発します。海鮮では釧路市内の和商市場の勝手丼が有名ではありますが、それはまた次の機会に。
ホテルの近くの幣舞橋です。昼間は思ったほど赤くはないようです。
釧路駅までメインの大通りを歩いて行きます。道が広いからなのか、少し寂しい町並みな感じがします。
釧路駅に到着。
釧路駅では何人かの鉄旅主が列車の電光板を見上げています。多くの人はどうやら網走方面に向かう模様。
筆者達は縦長の特急あおぞらで3回目の指定席を使用して札幌へ向かいます。こちらも繁忙期でなければ自由席でも良さそうです。
釧路から札幌まで4時間半の乗車となります。
根室本線 釧路〜札幌
釧路を出た特急は指定席、自由席ともに席を選びたい放題なぐらいに空いていました。
釧路駅で買ったお土産のバラ売りのお菓子を食べながら車窓を眺めます。
昔の特急車両には新幹線のように車内販売がありましたが、最近はめっきり見なくなりました。釧路駅にはセブンイレブンがありますので、軽い食べ物ぐらいは買っておきましょう。
釧路を出発すると海が見え始めます。本日もまたまた天気がよくない。道東エリアは天気が良くない日が多いといいますが、筆者が地方に関わらず遠征すれば毎回天気が悪い。
いい加減、スカッと晴れた絶景車窓を眺めたいものです。
青空の下に広がる海岸線………とはいきませんが、北海道の地形を感じる海岸線です。この付近にも廃駅がいくつがありますので忘れないように注意していきます。
帯広駅に近づくに連れて、景色は都市街に変わっていきます。
帯広は北海道の第三の都市だそう。
今回の工程であれば帯広で途中下車も出来ます。帯広といえば萬えい競馬が有名で、世界の中でも帯広にしかないそうな。
有名な豚丼も食べてみたい。見た目からしてかなりそそられます。
元々帯広散策は予定していませんでしたが、次回の北海道遠征で襟裳を経由して帯広までくるか、様似駅で苫小牧へ折返すか悩ましくなりました。
帯広を出た後は都市街を離れて、郊外の景色に変わり、畑が広がります。他地域では田園風景がザラですが、畑が広がるのは北海道ならではというところ。
新得駅は石勝線と根室本との分岐駅になります。富良野へ向かう根室本線も列車のダイヤが限られていますので、富良野駅へ訪れる場合はしっかりダイヤを確認しておいてください。新得駅の駅前は時間を潰せるか微妙なところです。
道央部分は次回の遠征で取得予定にしているので、富良野方面へレーダーを使用して、残りは富良野から取得します。忘れずに夕張線もレーダーで。
これから進む石勝線の新得から先の占冠から次の新夕張駅までは特急列車しか走っていません。そのため、青春18きっぷの特例区間になっていて追加料金無しで特急に乗ることができますが、列車の接続が悪く18きっぷでの移動はオススメしません。
新得から先は広がる大自然。
防雪屋根も雪国ならではの光景です。
新夕張を過ぎて、千歳エリアに抜ければ景色は急に都会になります。
新さっぽろ駅では都市開発が始まっていました。大自然から都会に移り変わっていく様がなかなか目新しい。
新さっぽろ駅を過ぎて並行する札幌地下鉄をレーダーで取得しながら、今回の遠征で二回目の札幌駅に到着しました。
札幌市内
札幌駅で昼食にします。最後の食事は同行者が予てから行きたいと言っていた有名な 回転寿司根室はなまる に行きました。こちらの店は人気店で昼時には行列ができますので、ゆとりのある工程を組んでおきましょう。
r.gnavi.co.jp海鮮といえばやっぱりお寿司です。最終日でようやく海鮮を堪能した気になりました。
根室はなまるでは、寿司職人のDJのようなMCが食欲を掻き立てます。
関西からきた一人旅のおばちゃんもテンションが上がっていてとても楽しそう。
聞いているだけでも楽しいのですが、よくよく聞いていれば、苦し紛れのようなものも…………。
メロンでメロメロメロメロ〜〜。
………お寿司屋さんも大変だ。
昼食後は駅メモの時間です、札幌地下鉄の南北線の終点駅の真駒内はJRからではどうあってもレーダー射程が届かないので、乗車しなければなりません。
さっぽろ駅から南北線の真駒内行きの地下鉄へ。
南北線の対向列車のすれ違いの駅は澄川駅になります。タイミングを逃したので少し先の自衛隊前駅で降りました。
駅前の雰囲気は自衛隊の演習場っぽいです。普通に考えれば、演習場なんかは線路近くにはないと思いますので、あくまでも雰囲気だけですけれど。
雪が積もる北海道の地下鉄では地上部分も屋根があります。その路線はまるで近未来の高速道路のよう。
折返してすすきの駅。すすきので有名なブラックニッカの看板。ここで写真を取る人も多いはず。関西でいうところのグリコの看板です。
ここから札幌の路面電車で札幌市内を一周します。
札幌市電
今晩のフライトが19:30になりますので、もう少しだけ駅メモを。
札幌市電は市内を50分かけて一周します。運賃は一回200円になるのでレーダーを使用するよりも乗車してしまう方が早いです。
日本の夜景にも選ばれている藻岩山公園の夜景鑑賞ついでに乗車するのも良いでしょう。
大通り公園駅から遠回りに、一駅先のすすきの駅に戻ります。すすきの駅で車両を見て大通り駅まで歩きます。大通り駅はすすきの駅から目と鼻の先で、歩いた方が早く結果的にすすきの駅で見た同じ列車に乗ることができました。
すすきの駅から大通り駅まで200メートルほど歩いて、大通り駅から50分かけてすすきの駅に戻ります。ここで同行者が一言。
無駄な遠回りだね。
……返す言葉がありません。
市電で札幌中心部を少し離れれば、案外普通の町並みです。
当然といえば当然か……。
せっかくなら新型に乗りたかった。
藻岩山付近の本社前駅。
最終のカーブでは大きく車体を傾けて回ります。
再度すすきのに到着してブラックニッカの看板。
札幌市電からは関西では見ることがないチェーン店を見かけました。有名なローカルコンビニのセイコーマートは言わずもがな、
いろはにほへと
ビクトリアステーション
炎
の店舗は札幌だけではなく、稚内、旭川、網走、釧路などの都市でもよく見かけました。独自の商業圏が展開されています。
気分が高まっているのもあるのかどうか…はわかりませんが、関西にあるようなチェーン店でも流通経路が違うのでと北海道の店舗は美味しいと話を聞きます。
北海道ローカルチェーン店は、帰りの飛行機の時間がありますので次回遠征で行くことにして、今回は千歳空港へ戻ります。
千歳空港
札幌駅から千歳空港に到着しました。これで北海道遠征も間もなく終わりで、最後に空港内をゆっくり見て回ります。
空港内のアンテナショップでは、関西では見ない商品ばかりで、物産展でもこれだけの種類はありません。
北海道といえば有名な雪印パーラーのソフトクリーム。
と、牛乳のなにか。
下は牛乳で上がソフトクリームになっています。甘い牛乳がとても美味しかったとのことです。
あとはお土産を物色しながら空港をぶらぶら。
色々なお菓子がありますが、北海道フェアでもあまり見ることがないメロンチョコレートが一番オススメ。
ほのかにメロンの香りがするオレンジ色のチョコレートは、多分一度はたべたことがあるのでは?
空港内で一店舗だけが扱っていました。
他にも、フェアでみたことあるような定番アイテム。まぁ美味しいのよね。
店舗は19時頃には閉店作業に入りますので早めに買い物を済ませて、チェックインゲートを抜けていきます。
ここで注意が一つ。時間が遅かったからかもしれませんが、手荷物検査を終えた先にはコンビニのような売店はありません
手荷物検査のゲートを潜る前に手前の多くのレストラン街や売店、コンビニでしっかり食べておきましょう。
考えてみれば、手荷物検査の後は、関空や伊丹でも食事処をあまり見た気がしません………。そもそもないものなのか……。
お腹が空いたな。飛行機で関空まで我慢です。LCÇでは千歳空港も同様に滑走路まで少し歩きます。
関西へ向かう航路途中では、機内Wi-Fiのある飛行機であれば男鹿半島にチェックインできますので、ここでレーダーを使用しておけば秋田遠征は少し楽になると思います。
関空に到着しました。大阪駅まで行きも帰りもリムジンバスを使うならば往復きっぷを買うようにすると1割ぐらいは安くなります。
バスに乗って大阪駅へ戻ります。
本日はこれにて終了。次の鉄道旅はこちら。しばらくは関西近郊を観光します。
【再訪】京都市内観光宇治周辺 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
♯93
今回の遠征で北海道の約半分を取得することができました。
北海道きっぷを使用したのは6日のうち4日間ではありますが、元は取れたように思います
稚内〜旭川 8360円(5940円)
旭川〜網走 8030円(5610円)
網走〜根室 6270円
根室〜釧路 2860円
釧路〜札幌 9460円(7370円)
合計 32980円(28050円)
を12000円で回ることができ、元は取れたように思います。
本来の周遊きっぷの値段の24000円であったとしても元は取れるものの、長期の休暇をとって後2日間で道央エリアや襟裳近郊をしっかり回って次に繋げましょう。
長期遠征であればホテル代金等を考えても、青春18きっぷよりも特急フリーきっぷの方がお得に回れると思います。