駅メモ 鹿児島県九州鉄道旅①
大阪から鹿児島観光と合わせて、枕崎線に乗車します。
今回のコース
★1日目
大阪→蛍池→大阪空港→飛行機7:10→8:20鹿児島空港9:50→バス→11:35枕崎→休憩→枕崎13:18→14:16西大山14:18→14:35指宿→休憩→指宿16:40→17:43鹿児島中央→休憩→鹿児島中央
☆2日目
鹿児島観光→鹿児島中央→鹿児島空港→伊丹空港→大阪
今回は普通に鹿児島旅行。指宿と桜島を見に行きます。
前回の鉄道旅はこちら
大阪発駅メモ 京都市内攻略 ~京阪電車と阪急京都線~ - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
鹿児島 指宿枕崎線
指宿枕崎線も鹿児島から片道3時間の苦行路線になっています。青春18切符旅ならば、丸一日がかり。鹿児島から鉄道で枕崎に向かう場合、ほとんどが途中の山川駅で接続が途切れてしまうため辿り着けません。
午前中に枕崎まで接続するのは、鹿児島中央10:05発で枕崎の到着が13時前。同様に枕崎からUターンする列車が13:18発、16:03発しかないので、枕崎での時間が取れなくなってしまうか、長い時間を枕崎で過ごすことになってしまいます。
鹿児島空港〜鹿児島中央の空港バスが1400円かかるので、どうせならば1000円を追加して枕崎まで進める方が時間と費用の短縮ができます。枕崎から指宿経由で鹿児島中央までの電車代が1850円。伊丹空港からの出発であれば青春18切符時期でなくとも枕崎や桜島を観光できます。
枕崎線に乗車する場合、鹿児島空港から直接バスで枕崎まで行って、鉄道旅で指宿に立ち寄りながら帰ってくるのが一番楽で割安な気がします。
大阪〜鹿児島
いつもながらの早朝の大阪から。7:10発の伊丹空港発鹿児島行の飛行機に乗るため、朝五時台に出発して、蛍池から大阪モノレールに乗り換えて一駅先の大阪空港まで。早朝にも関わらず空港に行く人がたくさんいます。
伊丹空港のロビーから鹿児島まで約一時間。
朝9時に鹿児島空港に到着。開いていた店は土産物屋さんと喫茶店ぐらい。バスの発車時間まで土産物屋さんを物色して帰りに買う予定のものを決めておきます。
「鹿児島といえばやっぱり、芋焼酎」
さすがに重たいので帰り道に買うかネットショッピングで。
鹿児島空港で肥薩線の中福良駅が一番近い駅になります。次回の遠征に備えて肥薩線の赤点線部分をレーダーで取得。次回の鹿児島遠征では、廃路線の宮之城線と併せ黒点線部分をグルっと回ってしまおうと思います。
※追記
薩肥線の八代〜人吉〜吉松区間が大雨災害によって運休になり、2022年現在で復旧見込みはまだたっていません。
鹿児島空港〜枕崎
バスで枕崎に向かうのであれば、10時前の枕崎行きのバスに乗れるように関空発、伊丹発を選ぶと良いと思います。
鹿児島空港から枕崎までバスを使うならば、関空からでも大阪〜関西空港まで1210円、枕崎〜鹿児島中央区間で1850円の合計3060円なので青春18きっぷ一回分の値段とあまり変わりません。
鹿児島はあいにくの大雨。バスが遅れているようで空港前の足湯で時間潰し。
バスは鹿児島中央から加世田市を抜けて枕崎へ向かいます。バスの経路から鹿児島中央〜隼人駅までをチェックインした後は、鉄道のない国道22号線で加世田に向かいます。
中間地点の加世田停留所ではディーゼル列車のようなものが展示されています。
かつては路線があったのでしょうか?駅メモの廃線駅がアップデートで加わった場合、また来る必要が………。廃線イベントの新駅に行くのはかなり辛く、出来れば開催してほしくないイベントの一つです。
枕崎駅への到着時間が少し遅れたものの枕崎発の列車まで一時間近くあります。ちょうどお昼時ということもあって昼食休憩。
「枕崎といえばやっぱり、ぶえん鰹」
枕崎お魚センターに行きたかったのですが、雨でバスが遅れて充分な時間が取れなかったので、駅前にある 一福 というお店で昼食です。
この店の枕崎御膳ならば、ぶえん鰹の料理を一通り食することができるのでオススメ。何よりも駅前にあるのが鉄道旅主にとってありがたい限りです。
ぶえん鰹は高知県で食べる脂の乗った鰹とは違って赤身の鮪を食べているような、アッサリとした味わい。一味違う美味しさです。
食後は日本最南端の駅前で記念撮影。最北端には行ったことがあっても最南端には来たことがない人がほとんどだと思います。
南側の最果ての駅とあって写真を撮りまくりました。
枕崎から鹿児島中央駅に向けて、駅メモ電車旅を開始します。
枕崎線 電車旅
数少ない鹿児島中央行きの列車は一両編成かと思いきや、しっかりと二両編成。昼間の時間帯は乗客はおらずほぼ貸切。
枕崎駅前のスーパーで買ったお菓子を食べながらクロスシートでゆっくり……………。と行きたいところですが、列車がとても揺れるのでドリンクはキャップが必須。窓際に缶コーヒーをおいていようものならば、手を離したスキに大惨事。激しい揺れのあまり体ごと持っていかれます。
枕崎線の車窓は、山→集落→山→集落と車窓が移り変わります。カタンカタンと揺れるローカル列車のクロスシートで景色を見ながら過ごす時間はローカル列車旅の醍醐味。多少激しく揺れようが苦にはなりません。
枕崎から約一時間。海が見えてくるに連れて本州最南端の駅の西大山駅に到着。
西大山駅で二分間の停車時間がありました。ワンマン列車の車掌さんも、
「どうぞ記念撮影を」
と言ってくれます。短い時間ですが列車の外に出て記念撮影。晴れていれば開聞岳が綺麗に見えるはずですが、ただただ雨なのが残念です。西大山駅の開運スポットの幸せの黄色いポストは駅ホームから小さく見えます。
鹿児島中央〜枕崎区間を直通する列車の中には停車時間がない列車もあるので時刻表確認してみてください。せっかく通る日本最南端のJR駅ならば、ちょっとぐらいは記念撮影したいもの。たかが2分といえどもありがたい停車時間です。
途中下車して、駅周辺を見て回りたいのですが次の列車は三時間後。さすがに2分ではホームの中を歩くのがせいいっぱいなので、写真を撮って駅を後にします。
駅前の道の駅のようなところで時間を潰していたのでしょうか、西大山駅から多く人が乗車してきました。
西大山駅で途中下車するならば、西大山駅から南へ歩いて15分くらいの徳光というバス停から路線バスが指宿に繋がっています。西大山駅への到着時間が14時16分なので、乗れそうなバスが15:10、15:55発。
このバスルートならば西大山駅散策もできるはず。時刻表が変わっていることもあるので最新の情報を確認ください。
※参考サイト
今回は雨で歩くのもままならないので、列車に戻ってそのまま指宿に向かいます。
指宿観光 駅メモ駅前散策
西大山駅から約15分ほどで指宿駅に到着。駅前には足湯や竜宮城を模したパネルがおいてあります。
「指宿といえばやっぱり、砂風呂」
砂風呂施設の砂楽では、砂風呂と大浴場が併設されています。こちらでは、タオルのレンタルもあるので、手ぶらでも楽しめるようになっています。
砂風呂施設の砂楽まで距離があるのでバスかタクシーでの移動が基本になります。今回はバスの時間が合わず駅前に止まっているタクシーで移動しました。
※参考サイト
指宿駅からタクシーで15分、料金が約1000円だったと思います。
湯浴みに着替えて砂風呂へ。砂の重みが気持ちよくて少し変わったサウナに入っている感じです。砂風呂に埋まっていれる時間は自分が我慢できるまで。熱さよりも鼻が痒くなる等、ふとした痒みを我慢する方が辛かったりします。
係のオジサンに言えば、顔を掻いてはくれるようですが、
それはそれで、なんだかな………。
埋まる前に念入りに下準備してから入ってください。
終わったらシャワーを浴びて温泉でサッパリ。帰りのバスの時間に合わせて出るようにしましょう。駅までのバス代は約200円。
指宿近辺の有名な観光スポットの竜宮神社や玉手箱温泉は指宿駅の反対側なので、西大山駅から路線バスを利用すれば立ち寄ることも可能かと思います。今回は西大山からの路線バスに乗れなかったので、機会があれば寄ってみたいと思います。
鹿児島中央駅をゴール地点にしているならば、路線バスを使っても時間には多少の余裕はあるはずです。
バスが来るまでのわずかな時間。砂楽から南へ50m先のマンションの手前の小道に、ポケモンと指宿市がコラボしているマンホールがあります。
砂楽からすぐの距離にありますので、ふらっと覗いてみてはいかがでしょうか。といっても普通のマンホールの蓋ですが………。
バスが来たところで指宿駅に戻り鹿児島中央駅へ向かいます。
指宿は観光地というよりは温泉街のようでした。駅前には時間を潰せそうな商業施設はないので電車の時間に遅れないように。
鹿児島電車 指宿〜鹿児島中央
鹿児島中央~指宿区間を走る観光列車たまてばこは、指定席券を追加しなければなりません。平日にも関わらず満席となっていましたので、快速なのはなに乗って行きます。
快速ナノハナはロングシート。普通列車と比べて所要時間が15分しか変わらないのでクロスシートの普通列車で向かうほうが楽かもしれません。
指宿〜鹿児島中央までも海岸線を走ります。晴れていれば車窓から桜島が見えるそうですが、あいにく曇りのため全く見えません。
途中、喜入という駅を通ります。この駅では車内アナウンスが変わっています。
喜びの入る駅、喜入~喜入~♪とのこと。
たまにある変わったアナウンスはJRの遊び心満載。
南鹿児島駅手前の谷山駅から鹿児島市電二系統と平行しますので、ひたすらポチポチ。ほとんどの駅はレーダーを使わずに取得できると思います。
鹿児島中央駅に到着。鹿児島県の中でも一番大きな駅で多くの人が行き交っています。
改札口を出たところには鹿児島物産展並の広いお土産屋さん。
「鹿児島といえば、やっぱりさつま芋」
さつま芋を使ったきんつばがオススメです。四種類のきんつばが入っていて、それぞれ違う種類のさつまいもが使われています。筆者は、紫いものきんつば が一番美味しいと思いました。
18時から市内電車に乗りつぶした後に、駅メモを進めるにしても、宮崎や熊本には辿り着けないので鹿児島で一泊が確定します。そのため翌日に熊本や宮崎の方に足を進めることになります。
※追記分
2022年現在、肥薩線が大雨災害により運休になっています。熊本〜鹿児島〜宮崎〜大分区間は特急を使えるフリー切符で一周することになると思いますので、鹿児島〜吉松〜小林〜宮崎を回りえびの線に進めると、今後の九州遠征が楽になるような気がします。
※参考記事
今回の筆者の旅の目的地は桜島観光なので、駅メモはここで終了。駅前を散策します。
鹿児島中央駅散策
鹿児島市電も鹿児島市バスもわりと遅い時間まで走っていることから、駅から離れたホテルを予約しても特に急ぐ必要はありません。
鹿児島中央駅の西口には、多くの居酒屋やビジネスホテルが並んでいます。
「鹿児島といえばやっぱり、黒豚。」
とんかつも良いのですが、今回はしゃぶしゃぶを食べに、西口すぐの 吾愛人 という店に行きました。
吾愛人は鹿児島市内にもいくつか店舗があるローカル店で冷凍処理をしていない新鮮な豚肉を使用しています。店に入った後、回りを見渡したところ、気づけばいつの間にか満員になるくらいの人気店。予約しておくほうが良いと思います。
この店のしゃぶしゃぶには、並、上、特上、とありまして、それぞれで使っている豚肉の部位が違っています。せっかくの旅行なので、頼むのはもちろん特上。
ポン酢やゴマタレには浸けず鍋の出汁を潜らせて食べます。
豚肉は肉の味を噛みしめれるような厚さに切られています。どの部位も新鮮な豚肉で、口の中で脂が出汁の旨味と合わさりお腹の限界まで箸が進むのは間違いありません。
他にも、きびなご、鹿児島おでん、さつまあげ等の郷土料理もありました。この店で一通りの鹿児島料理が食べれます。
新鮮だったということもありますが、非常に美味しい豚肉で鹿児島に来た時にはもう一度寄りたいお店です。
お腹いっぱいでも次はデザート。
「鹿児島スイーツいえば、やっぱりシロクマアイス」
鹿児島中央駅アミュプラザの地下街にも店舗があります。
鹿児島と聞いて思い浮かぶシロクマアイスはシロクマという店があるのではなくて、天文館むじゃきという店のかき氷です。練乳を凍らせたようなかき氷はまろやかな食感。
他の店でも似たような商品があっても良いのですが、よくスーパーなどで見かける 南国しろくまアイス とはまた別物。天文館むじゃきのシロクマは歯触りが全然違い、鹿児島に訪れた際には必ず食べたい一品です。
かなり遅い時間になりましたので、鹿児島中央駅を後にホテルへ向かいます。鹿児島市電はホテルの場所によっては、あえて鹿児島市電に乗らずともチェックインとレーダーで全て取れるかもしれません。
今回泊まったベストウエスタンホテルは、駅から離れていますが部屋から桜島が見えて旅行にはオススメ。
明日は、目の前に見える桜島と鹿児島市内観光と併せて鹿児島市電をコンプリートします。本日はこれにて終了。次回へ続きます。
関西発 九州電車旅 鹿児島桜島観光 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
#39
※追記
2022年現在、八代〜人吉〜吉松区間の運休期間の復旧見込みは未定なので、開通を待つのと、線路復旧前では九州の遠征計画自体が変わってきます。
有効期間が2日しかない特急が使えるフリー切符では九州を一周するので精一杯。丸一日かかる特急がない枕崎線に進むよりも九州一周に時間を使う方が効果的。南北を結ぶ宮崎〜大分区間は特急を使わなければ宗太郎峠を越えることができません。
※参考記事
まだ九州に未踏なのであれば、人吉を境に北と南に分けて考えます。緑線部分は九州一周で取得することになるので、九州南部は宮崎と鹿児島が必然的にスタート又はゴール地点になります。
枕崎線遠征では、大阪〜関西空港の運賃を考えれば、鹿児島空港からバスで枕崎まで行ったとしても、青春18きっぷを使った方が少しは安くなるはずです。
翌日に鹿児島〜吉松〜小林〜宮崎へ移動して宮崎空港からその日の夕方のフライトで大阪に帰るような工程が理想的。鹿児島〜宮崎区間で使用した18切符を関空〜大阪区間でも使えるのがポイントです。
二泊三日の予定が組めるならば、鹿児島市内で二泊して鹿児島市内や桜島観光をした翌日に駅メモを再開すれば、観光を含めて青春18切符で南九州を満喫できるはずです。